第7回セキュリティ・フォーラムレポート


第一部資料 「IDSの仕組みと効果的な利用について」(PDF:2.2MB)
第二部資料 「ハニーポット、逆探知の技術と実例-脅威の管理-」(PDF:0.9MB)


 インターネット協会(IAjapan)セキュリティ研究部会では、恒例となったセキュリティフォーラムの第7回目のフォーラムを、2001年9月20日午後1時30分よりIAjapanの会議室にて開催しました。

 今回は、この夏猛威をふるっているワームを不正アクセス検知製品の立場から、その効果や問題点を取り上げました。
日々進化するワームやブロードバンド時代の不正アクセス対策にいかに対応するのか、、、。

 第一部は、「IDSの仕組みと効果的な利用について」と題して、インターネットセキュリティシステムズ株式会社の高橋正和氏にお話しいただきました。IDSメーカーの同氏から、最新のNimdaの状況を報告いただいた上で、IDSがなぜ必要なのかという基本的な問題から今後の課題まで幅広くわかりやすくご説明いただきました。また、実践的な設計の考え方・利用方法などの説明もあり参加者の技術的欲求を満たしてくれるものでした。

 第二部は、「ハニーポット、逆探知の技術と実例-脅威の管理-」と題して、日新電機株式会社の中野哲也氏からお話を伺いました。最近問題になっているワームや不正アクセスの手口を紹介いただき、過去の傾向から今後のセキュリティ対策の問題点を説明していただきました。後半は、アノーマリと いう検知技術やハニーポットの技術など最新の技術をデモを交えて紹介していただきました。

 今回のフォーラムの直前に「Nimda」が出現し、IDSに対する期待や関心度は非常に高かったと思われます。実際、たくさんの質問をいただき最前線では深刻な課題となっていることを実感しました。また、聴講者からは、「非常に参考になった」という声が多く寄せられ、主催者としても時宜を得たト ピックに対して質の高い情報提供ができたものと喜んでいます。

 次回(第8回)は、11月15日の開催を予定しています。内容が固まり次第ご案内しますのでご期待ください。



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