第8回セキュリティ・フォーラム レポート

 インターネット協会(IAjapan)セキュリティ研究部会では、昨年の10月5日に、第1回セキュリティフォーラムを開催して以来、継続的にセキュリティフォーラムを開催してきました。約1年間続けてきて訳ですが、継続こそ力なりとは言え、なかなか継続することは難しいものです。

 今回のテーマは悩んだ末に、かぜの季節ということでウィルス、そして、前回と似たテーマになりましたが、IDSとなり、2001年11月15(木)午後1時30分よりIAjapanの会議室にて第8回セキュリティフォーラムが開催されました。



トレンドマイクロ(株) 高橋 大洋 氏

 第1部は、「インターネットコンテンツセキュリティ:プロバイダにおけるサービスの現状」といことで、トレンドマイクロ(株)の高橋大洋氏にお話しを頂きました。
 ウィルス対策ソフトでおなじみの同社ですが、多様化するウィルスに対応するコンセプトとして、狭義のウィルス対応から、範囲を広げたコンテンツセキュリティへのコンセプトを最初に話されました。そして、次にメインのテーマである、プロバイダがサービスとして用意するコンテンツセキュリティの話しをわかり易く説明して頂きました。NIMDAなどの代表される最近のウィルスは、感染速度が速く、これを防ぐためには、ISPとの協調が重要との認識を新たにしました。

資料 『インターネットコンテンツセキュリティ:プロバイダにおけるサービスの現状』(PDF:596KB)

高橋氏


池田氏

(株)ディアイティ 池田 秀司 氏

 第2部は、「IDSと囮のサーバを利用したネットワークの脅威管理」と題して(株)ディアイティの池田秀司氏にお話しをして頂きました。
 前回の第7回セキュリティフォーラムでも同様のお話しがありましたが、今回も、行動パターンを看視するアノマリー手法という検知技術やハニーポットの技術など最新の技術を紹介して頂きました。そして、実際にこれらの技術を使用した製品のデモも行われ、なかなか興味深いものとなりました。

資料 『IDSと囮のサーバを利用したネットワークの脅威管理』(PDF:1,154KB)


 次回(第9回)は、来年1月17日の開催を予定しています。内容が固まり次第ご案内しますのでご期待ください。また、次回に限らず、来年も色々なテーマを取り上げた企画を考えておりますのでご期待下さい。



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