1.情報セキュリティの意識

「全般的に情報セキュリティはあなたの部門(会社)の中でよく理解されていますか?」の問いに対して、「はい」46%、「いいえ」39%、「分からない」 15%でした(グラフ5)。これは2000年2月の調査では、「はい」41%、「いいえ」45%、「分からない」 14%ですので前回よりも少し理解されたと言えます。





 

「あなたの部門(会社)で、現在セキュリティの最重要課題/関心事は何ですか?」の問いでは、インターネット/ネットワーク・セキュリティが38%、そしてアクセス制御/個人認証が26%、コンテンツ・セキュリティが9%となり、前回(2月実施)に続き技術的な知識に関心が集まっている結果となりました(グラフ7)。全体的に見てアクセス制御/個人認証が4%上昇した以外、前回から大きな大きな動きは無く、以前として暗号、災害復旧/メディア防御、管理/教育、コンサルティングへの関心の低さを表しています。



「あなたの部門(会社)で、情報セキュリティ達成への大きな障害を一つだけお答え下さい。」の問いでは、前回に続き社員教育不足やエンドユーザの認識の無さが 23%で一番の障害となっています。それに続く形で予算の制約19%、上層部の不理解16%、優秀なセキュリティ人材がいない14%と続く結果となりました(グラフ8)。一般社員の教育不足や上司の不理解など、セキュリティ知識の低い社員の人的障害が大きいことが表されています。



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