「あなたがセキュリティ問題に出くわした時に最初は誰に相談しますか？」の問いに対して、「身近なよく知っていそうな人」と回答した人が57％で最も多く、次に「誰にも頼らずHELPなどを読み解決する」と回答した人が16％、「インターネット」と回答した人が15％、「メーカー・ショップ」と回答した人が8％でした（グラフ3-4-1：セキュリティの相談相手）。

　自宅ではインターネットからの情報で解決する人が比較的に多く、学校では「自分でHELPなどで解決する」と「インターネットからの情報で解決する」がほぼ同数あり、会社では「身近な人に相談する」人が多いことが特徴的です。つまり、自宅では情報を外部に求め、学校では自分で調べ、会社では人だよりということが言えます。いずれの環境であっても、「メーカー・ショップ」と回答した人が意外に少ない結果になりました。これは、電話によるサポートについて質や対応に限界があること、現在のセキュリティ問題が1ヵ所のメーカーやショップでは解決できない複合的な問題が多いこと、そして多数のメーカーやショップがセキュリティ問題の情報や解決案についてWebサイトを利用して提供しているからだと考えられます。

　また、その他の回答として、「社内のセキュリティ担当部門」、「社内のネットワーク管理者」、「CERT／JPCERT／IPAなどの公的機関」などの回答がありました。