「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

③親子ルール作り部門

silver優秀 『ネトゲ脳にならない我が家の秘策』  大阪府 ひみパパ

我が家の長男はゲームが好きで、去年の誕生日に、マインクラフトというネットのゲームが欲しいと言われました。パソコンのゲームを与えることで、視力の低下、勉強しなくなり、おバカになるとPTAの講演会で大学教授から聞きました。最近巷でもネトゲ脳というネットやゲーム依存で、失感情症や無気力状態に陥ると言われています。それも気になりました。

家内に相談すると、一日のゲーム時間を約束させることにし、長男が守るなら、良いだろうという判断をしました。

マインクラフトは、私の子どもの頃に流行っていたゲームセンターのゲームとは比べ物にならないくらい高度なゲームでした。それを長男は自由自在に操るので、秘訣を訊くと、「ユーチューブで、動画をキャプチャーしているのを見て、自然と覚えた。」とのことでした。
私の想像を遥かに超える創造的でファンタジックなゲームらしく、友達と共有して一緒に楽しむこともできるようです。

基本的に我が家のパソコンは一台で、私も仕事で使用することもあります。ですから長男がゲームをしていても、直ぐに変わって欲しいことがあります。それを押し付けた約束は、なかなか守れるものではなかったようです。もっと長男に考えさせて、自分からルールを作るように待つべきでした。私が仕事で「ちょっと使うから代わって」と言うと、「ちょっと待って」と言いつつ、なかなか代わってくれません。一時間の約束も何処へという感じでした。

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そこで、家内がお手玉をすると、ゲームやネットで疲れた脳を復活させることができることを知人の医学博士から聞き、それを提案しました。
一時間ゲームをすると、お手玉をしなければ、次にゲームが出来ないということを約束させたのです。長男はやはり初め嫌がっていましたが、ゲームをしたいということが最優先となり、しぶしぶお手玉をするようになりました。ところが、お手玉が意外に楽しかったようで、今では三つのお手玉でジャグリングまでできるようになりました。

何故お手玉をすると脳に良いのかというのは、医学博士の中原和彦先生が、国内はもちろんのこと世界心身医学会に発表しているのだそうです。お手玉を行うことで前頭葉の血流量が増加する傾向を示し、楽しめ、しかも脳を整える効果もあり、心身のセルフコントロールや健康増進に効果が期待されるそうです。私も初めは、お手玉は女性がする遊びだと勝手に決めつけていましたが、万病に効果があることを知り、今では人にもお勧めしております。

我が家のインターネットルールは、ネトゲ脳になる前にお手玉をするということで、家族で楽しんで取り組むことができるようになりました。
これからも、家族で良く話し合い、程よい加減でインターネットライフを楽しみたいと思います。

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