「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

②トラブル克服部門

silver優秀 相手の気持ちって分かってる?  東京都 ナッカー

「わあ~」
私はとてもうれしかった。なぜならお父さんとお母さんが、私に子供携帯をプレゼントしてくれたからだ。
「やった~」すぐに電池を入れて使ってみた。「わ~。こんなの初めて!!前からずっと子供携帯が欲しかったんだー」

その日から、私はたくさんのメールや電話をいろんな人にした。
塾に行く時に、「今日、テスト頑張るね」とか「今日、楽しかったよ」などと楽しく送っていた。相手も喜んでいると思っていた。
次の日も、その次の日も…。
楽しく喜んでメールを送っていた。

でも、ある日お母さんに気づかされた。
「あのね、あなたは子供携帯を使って大事にしているって思っていると思うよ。でも、たくさんのメールを送らないで欲しいわ。その相手も少し困っていると思うよ。」
私はドキッとした。
相手も喜んでメールを送ったりしているとずっと思っていた。だが、お母さんの言葉は一生忘れない言葉だった。なぜなら私の心を変えたからだ。
相手も楽しくメールをしているはずなのにどうして困っているの?私はその時少し考えてしまった。
(そうなんだ)私は気づいた。
「今日からは、メールの数や送る時間を気をつけよう」そう決めた。塾に行く時は、なるべくメールを送らないようにした。緊急の時はもちろん沢山送るけど…。

「あなた最近あんまりメールを送ってこないじゃない」お母さんが言った。
心の中では、だってお母さんが私にあの言葉を言ったからでしょ、と思っていた。お母さんは、「もう少しメールを送ってもいいわよ」と言った。
「え!!だってお母さんダメって言ったじゃん。」その時とてもびっくりした。
「そんな送らなかったら相手も最近全然メールがこないな~って心配しちゃうじゃない」
「分かった。これからはメールを送りすぎず、送らなさすぎないように気をつけるね。」

この経験をしてメールのことなどたくさんのことが分かった。お母さんの言葉は、私の心を変え、この言葉を言わせた。

「メールは送りすぎず、送らなさすぎないように」

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