フィルタリング方式のいろいろ

●ホワイトリスト方式
教育に役立つサイトや子供にとって安全そして、無害なサイトを選定し、そのサイト以外のアクセスができないようにする方法です。
また、子供向けブラウザを使い、メールやチャットなどの通信機能も保護者の許可した相手としか出来ないサービスなどもあります。
小さな子供や、インターネットをはじめたばかりの子供には最適な方法ですが、偶然に貴重な資料やデータが見つかることや、同じ趣味の人と意見交換などが出来、思わぬ交流が始まるインターネットならではの発見や楽しみがが失われてしまいまうのも確かであります。


●ブラックリスト方式
あらかじめ登録されている有害サイトのアドレスや、有害なキーワードを遮断する方式です。
例えば、『アダルトサイト』などと言うキーワードで検索しても、それ以上の表示ができないような仕組みです。
また、先に述べました『アイドル』などは有害用語ではありませんが、検索をするとポルノサイトが多数リストアップされてしまいます。
有害サイトのリストにない、一般的なアイドルのサイトは表示されますが、リストにあるポルノサイトは表示を遮断します。
>しかし、インターネットのサイトは、日々更新され、出来たばかりのサイトには対応できません。また収集されたアドレスがいつまでも有効とは限らないので、リストの更新には多大な時間と手間がかかります。


●全文検索方式
ページを表示する前に、その内容をチェックし有害な情報と判断した場合、表示を遮断する方法です。
この方式ですと、未知の有害サイトにも対応できますが、キーワードによる検索のため、有害な内容でも画像だけのページなどは遮断しきれない場合があります。


●レイティング方式
一定基準で数段階に格付け(レイティング)し、特定の情報がどの段階に属するかというラベル付けをして、設定した段階に達すると、表示を遮断する方式です。
情報発信者が格付けする『セルフレイティング』と、第3者が格付けする『サードパーティーレイティング』があります。


もっと詳しくフィルタリングシステムについてお知りになりたい方は
財団法人インターネット協会「レイティング、フィルタリング情報」ページをご覧下さい。


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