Subject: [HOTLINENEWS 107]
インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン54号(2009年11月号)
 Wed, 25 Nov 2009 22:09:18 +0900


このところネット事件が少なくなったね、という声を多く聞くようになりました。
なんのなんの、事件水面下の相談は減ってません。大事になる前に予防と対策を
しなければ、と感じております。それでは、今月も情報をお送りします。


▼ホットラインに寄せられた相談件数
http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html
2009年10月 58件

・ワンクリック請求の相談は落ち着く
・懸賞で5,000万当選したとメールが届き、無視していたが、
 あなただけにという言葉に乗せられ、ポイントを購入し100万円使い込んでしまった。
・あるメーカーの化粧品をオークションに出品したら、そのメーカーの社員が落札した
 他のオークションでも同様のことがおき会社経費の落札と思われるが、公平性に問題はないのか。
・オークションで儲ける手法をお教えるといったメールによる通信教育に申し込んだが、
 一向に儲けが出る気配がありません。30万円の初期投資を返してほしい。
・SNSサイトにて、頭にきた相手(未成年)に、酷い事を言ってしまい、
 お詫びをしているが、名誉毀損で告訴すると言われた。
・「会員登録したら、服を1点プレゼント」というネットショップに、
 無料の会員登録をしたところ(その際、クレジットカード番号も入力)
 メルマガ購読料として毎月980円引き落としになることが数か月後に判明しました。
 解約依頼したところ、違約金6か月分+手続きが完了するまでの間の費用を支払えと言われた。
・海外に在住していて、オンラインゲームを楽しんでいました。
 契約しているオンラインゲーム運営会社が、ハッキングなどで被害を被ったようです。
 それ以来、海外からの不適切なアクセスを取り締まるために、といって自分もアクセスできなくなりました、
 このような行為は、不当ではないでしょうか。


▼最近よくある相談

2009年10月中旬頃、 連続して同サイトのネットショップに関する相談がありました。
利用規約の確認と個人情報の安易な登録には、くれぐれもご注意下さい。

NEW!
2009年11月16日更新:事例を追加しました
http://www.iajapan.org/hotline/consult/frequent.html

『会員登録したら、服を1点プレゼント』に引かれて、規約等の確認もせず、 無料の登
録ししまいました。(その際、クレジットカード番号記載も必須)ところが、後日・・
月額980円の会員費請求があり、クレジットで引き落とされる事となりました。慌てて
規約を読みますと、月額980円を最低6ケ月間は解約できませんとありました。約束の
メルマガも届きませんし、解約メールを送っても返事はないし、事務所しレンタルオフ
ィスの様でした。こちらのショップでは服を売っている風にみせかけていますが、商品
の写真が並んでいるだけで代金もサイズも表示がなく実態のないサイトと思われます。

解約の申し立てをしましたが、違約金6か月分+先方の手続きが完了するまでの間の費
用を支払えとのこと。
以上のことは、ショップの「特定商取引法に基づく表記」にも該当がない。
クレジットカード会社でも、銀行でも、止めようがないとのこと。
慌てて規約を読みますと、月額980円を最低6ケ月間は解約できません。
6ケ月をすぎると解約手続きできます・・みたいな事が書いてありました。
(現在は規約を訂正されて、3ケ月になっています。)

消費者センターに電話をしたら、『カードと銀行を止めて下さい』と言われたので、
言われた通りにしましたが、
カード会社は『会費の様な定額請求は、カードや銀行を解約しても請求は続きます。
引き落としされないので、ご自宅に振込用紙が送られます』と言われました。
警察署に相談しましたが、弁護士を紹介されました。

ちなみに、洋服1点プレゼントの洋服は登録後3週間程してから、ゴミの様なものが届き
ました。これは、自業自得と思っていますし、規約通り払えば事が収まるのなら払って
終わりにしたいのですが、解約メールを送っても返事はないし、事務所しレンタルオフ
ィスの様でした。いつまで続くか分からないカード支払いの会費を止めたいのですが、
どうしたらいいですか?
また、こちらのショップでは服を売っている風にみせかけていますが、約束のメルマガ
も届きませんし、服の写真は並んでいますが、代金もサイズも表示がなく。。
購入は一切出来なくなっています。
2chや色々な掲示板でも悪徳だと書かれておりまして、どうしたらいいかわかりません。


▼相談より:経営者の悩み

(相談 2009年9月 34歳 男性)
旅館経営者です。営業利益が約2分の1にまで減少しております。当館の名前や画像を無
断で使用し、偽りの事を書いたりして、お客様に誤解を与えるようなことを書いてます。
たとえば、日帰り入浴の事については、料金は750円と書いてありますが、現在は、特
定の会員様限定で1000円の料金とさせて戴いております。削除して戴くようプロバイ
ダ及び本人にメールにおいて、削除要請を3回ほどしましたが、何ら返答がありません。
http://www.geocities.jp/■■■■がそのHPです。
■■旅館とグーグルにおいて検索しましたところ、トップにきています。
御客様にも誤解を与え、遠くからお越しになって入浴できないというのは、気の毒な気
がいたします。色々な方々にご迷惑をかけておりながら、何ら対処もしないというのは、
甚だ疑問です。

(回答 抜粋)
今回のご相談に関して、サイトの削除に関しては
管理者とyahooに引き続き依頼し続けられるのがよいかと思われます。
Yahoo!ジオシティーズガイドライン
http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/guidelines/geocities.html
Yahoo!ジオシティーズの違反サイトに関するご連絡 - 情報提供フォーム
http://ms.yahoo.co.jp/bin/geocities-ms/feedform

サイトの作成者については、内容(料金の変更など)の訂正を
依頼されるのもよいかもしれません。

尚、Google 検索結果にコンテンツが表示されないようにする
には下記ページに書かれている「ウェブページ削除リクエスト」
という方法があります。
http://www.google.co.jp/support/webmasters/bin/topic.py?hl=jp&topic=8459


▼相談より:悪徳業者の疑い

(相談 2009年10月)
オークションで儲ける手法をお教えします、といったメールによる通信教育に申し込み
ました。実際、受講をしてみると、一月5万円など軽い、といったうたい文句とは裏腹
に、ぜんぜん儲かる気配がありません。仕入先なども一切公開してもらえず、自分で考
えてくださいといったスタンスです。妻と子供2人もちの月給17万円の私が、銀行か
ら借金して捻出した費用30万円を返してもらいたいです。

(相談 2009年11月)
○○○会社が在宅ワークの求人をしていて、悪徳業者なのかどうか判断に困っています。
プランでは報酬から上限499200円を一括か分割で支払うとなっていて、 それは派遣会
社に報酬の4割を払うのよりはましだというのですが、同じ会社 名の在宅のところで輝
く女性の表彰を受けているところもあり、同じ○○○という会社ですが、同系列かは
わかりません。実際に人気ランキングでは 1番に各づけされていて、スキルチェックや
サポートのトレーニング期間もあ り、いい様な気もするのですが。だましも多い世の中
で、実際どうしようと 思っています。

(回答の抜粋と参考サイト)
今回のご相談に関してですが、
同様の事例がございますので下記サイトをご一読ください。
情報商材による詐欺(ECネットワクークより)
http://www.ecnetwork.jp/sagi/trouble07.html
在宅ワーク詐欺(ECネットワクークより)
http://www.ecnetwork.jp/sagi/sagi09.html
(以下略)

▼相談より:ウェブ拍手

こういう相談者には熱心に返事したくなります。

(相談 2009年11月 高校生女子)
私はサイトをやっていて、そこで安易にも文通相手を募集しました。一人の女の子が
ウェブ拍手(*)をくれ、私はそこに載っていたその子のメールアドレスにメールし、
住所を交換しました。一週間ほど前に手紙を送り、その時に「手紙を送りました」と
メールしましたが、返事は来ませんでした。心配になって今朝「手紙が届いたらメー
ルをください」とメールしたら、メールアドレスが変更されていました。
まだ何もトラブルは発生していませんが、不安で仕方ありません。私の軽率さが齎し
た結果だということは重々承知しています。解決策を教えて下さ い。

*web拍手(ウェブはくしゅ)とは、ウェブサイトの管理者に対して匿名で応援の意
 を示すために開発されたスクリプト、またはサービスの名称。ウェブサイト管理者
 がこれを設置すると、ウェブサイト上にボタンが表示される。

(回答)
今回のご相談関してですが、相手とのやりとりなどをまずは証拠保全してください。
(メールの保存、あなたの運営サイトへの書込みなど)そして、今後は、安易な個人
情報のやりとりには呉々もご注意下さい。また、下記ページもご一読ください。
http://www.iajapan.org/hotline/mobile/child/

今の段階では、トラブルになるかどうかわかりかねますが、個人情報を交換している
こともあり、あなたは未成年ですので、親権者(保護者)に事態の報告やご相談され
るとよいでしょう。
また、相手の住所を検索サイトなどで一度ご確認にられるのもよいかもしれません。

心配なようでしたら、下記のような相談窓口へご連絡されるとよいでしょう。
NPO法人チャイルドライン支援センター
「18歳までの子ども専用電話 チャイルドライン」
http://www.childline.or.jp/
0120-99-7777 月〜土 16時〜19時

(回答の返事)
今朝メールを送らせて頂きました高校生の女です。
迅速な回答、解決策や相談窓口を教えてくださり、本当にありがとうございます。
助かりました。早速活用致します。


▼相談より:モバゲイタウン

(相談 2009年11月 40才女性)
無料ゲームサイトのモバゲータウンに登録した際、空メールを送信したら登録完了
と言うことで送信したら、その後、登録していないのに出会い系サイトに自動に登
録されてしまって今、4件のサイトから迷惑メールがきて困っています。

(参考)
これは、モバゲ「ー」タウンではなくて、モバゲ「イ」タウンです。
デザインは酷似していますが、URLアドレスが微妙に違っていて、検索ワードを
1文字違っただけで、別のサイトにアクセスしてしまった例です。
ゲーム、占い、懸賞、プロフ作成 など、楽しそうなサイトにこのような悪巧みが
仕掛けられている事例の相談が多くなっています。


▼ネット事件簿(2件)

・2009年11月18日
児童ポルノ容疑で2人逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091118/crm0911182249037-n1.htm

インターネット上に女子中高生のわいせつな画像を流したとして、岩手県警北上署など
は18日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで、金沢市会社員容疑者(40)ら男2人を逮捕した。
逮捕容疑は、昨年9月6日ごろから同10月16日ごろにかけて、容疑者が開設した携
帯電話用のインターネット掲示板に、女子中高生のわいせつ画像数十枚を掲載、不特定
多数の人が無料で閲覧できるようにした疑い。
北上署によると、2人とも「インターネットサイトで見つけた画像をコピーして張り付
けていた」と供述、容疑を認めているという。掲示板サイトを見た人が通報し発覚した。

・2009年11月23日
携帯サイトで知り合った中学生を買春 容疑の県立病院医長逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091123/crm0911231252004-n1.htm

新潟東署は23日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、新潟県立病院の皮膚科医長、容疑者(35)逮捕した。
同署の調べによると、容疑者は7月下旬と8月上旬の2回にわたり、新潟市の自
宅マンションで、携帯電話のゲームサイトで知り合った新潟市の女子中学生=当時
(14)=に、それぞれ現金数万円を渡してわいせつな行為をした疑いが持たれてい
る。新潟病院は「事実だとすれば誠に遺憾」と話している。


▼警視庁からのお知らせ(2件)

1)警視庁「STOP!児童ポルノ・情報ホットライン」を開設しました。
2009年11月19日
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anket/child_porno.htm

児童ポルノに関する事件情報を求めています。児童ポルノに関する事件情報をお持ちの
方は、『STOP!児童ポルノ・情報ホットライン』または、『児童ポルノ情報提供メー
ル』まで情報をお寄せください。(匿名での通報も可能です。)
また、裸の写真を撮られてしまったなど、実際に児童ポルノ被害に遭われた方からの電
話もお待ちしています。(秘密は必ず守られますので、安心して電話してください。)
*なお、緊急を要する場合は、110番通報をお願いします。

STOP!児童ポルノ・情報ホットライン
0570-024-110(24時間受付)

2)ハイテク犯罪対策シンポジウムの動画を公開しました。
2009年10月19日 第10回ハイテク犯罪対策シンポジウム
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku3.htm
動画ライブラリー
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anzen/movie/movie.htm#haiteku

警視庁と東京都青少年治安対策本部、東京都教育委員会が連携し、青少年がネット上の
ルールやマナーなどの情報コミュニケーション技術を正しく学ぶことにより、ハイテク
犯罪から青少年を守り、ハイテク犯罪の防止及び青少年の健全育成を目的として開催。

開会挨拶	10分34秒		
・公開授業 32分02秒
「インターネットを安全に活用するためのルールとマナー」をテーマに
「ブログ・不正請求」「プロフ、個人情報の重要性」について学習
・講演	39分27秒		
・シンポジウム 49分07秒		
「子供が被害者にも加害者にもならないために」をテーマに専門分野の
研究者による講演と教員、東京都職員、警察の代表者によるシンポジウムを実施
・講評	14分18秒


▼参考記事:暮らしに役立つ 法律豆知識

よくある相談なのですが、法テラスが法的に回答をするとこうなります。明確ですね。

2009年11月24日
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/091124/its0911240825000-n1.htm

【暮らしに役立つ 法律豆知識】ネットに悪口、やめさせる方法は?
(法律情報提供 法テラス)

Q インターネットの掲示板に根も葉もないうわさや悪口が書き込まれ、困っています。
相手は誰か分かりませんが、やめさせる方法はありますか。

A まず、書き込みの内容はもちろんですが、掲示板の名称やホームページアドレス、
日時などをできるだけ詳しく記録し、証拠を残しておくことが重要です。そのうえで、
プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報
の開示に関する法律)に基づき、掲示板の管理者やプロバイダーに対して、掲示内容の
削除や書き込みをした人の発信者情報の開示を請求するとよいでしょう。
プロバイダ責任制限法では、その書き込みによって他人の権利が侵害されていると信じ
ることに相当な理由があった場合や、違法情報の削除の申し出があったことを発信者に
連絡して7日以内に反論がない場合、掲示板の管理者やプロバイダーは、発信者に対す
る賠償責任を負わずに書き込みを削除することができるとされています。
また、一定の条件を満たせば、プロバイダ責任制限法に基づき発信者情報の開示を受け
ることができるので、その書き込みにより自分の名誉が侵害されたとして、書き込み人
に対し、以後の書き込み行為の差し止めや損害賠償を請求することも考えられます。
さらに、具体的な事実をできる限り明らかにし、名誉棄損の罪などで告訴することも考
えられます
なお、書き込みの内容が公共の利害に関する事項であって、それが真実であると証明さ
場合、書き込みをした人の法的責任が免除されることもあります。
(法律情報提供 法テラス)

▼参考投稿サイト:毎日jp 勝間和代のクロストーク

2009年10月4日
ネット上でも実名で表現を
http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2009/10/post-27.html

インターネットはここ数年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、
ツイッター、動画投稿サイト「ユーチューブ」など、さまざまなツールの出現により、
単なるメールとウェブ閲覧の手段から、人と人とが直接つながるメディアへと発展して
きました。
一方、ネット内ではまだ、匿名やニックネームが中心で、実名での表記はまれです。
その結果、健全な助け合いが本来、ネットメディアの望ましい姿であるにもかかわらず、
一部には、過激な中傷があとを絶ちません。「炎上」という形で多数の人から非難され
た結果、閉鎖するブログもあります。
しかし、ネットがメディアとしての信頼性を高め、既存のメディアと肩を並べる存在に
なるには、表現者が自分の名前を開示し、責任の所在を明らかにすることが不可欠だと
私は考えています。匿名コミュニケーションのままでは、いつまでもネットは周辺メデ
ィアの位置にとどまるでしょう。
もちろん、ネット上のすべての表現について実名を開示する必要はありません。しかし、
少なくとも人とのつながりを目的とした利用においては、できる限り実名を明らかにす
るのが好ましいと考えます。
一方、実名にすると気軽なコミュニケーションが阻害され、あるいは、個人情報の漏洩
(ろうえい)につながるのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、クロストー
クも開始以来1年間、実名主義を貫いてきましたが、活発で的を射た討論が続いていま
す。さらに、実名であることにより、複数のトピックにわたって投稿くださっている方
の考えを追うこともできます。今のところ、問題は生じていません。
もちろん、他人の名前をかたる人物が現れたり、名簿が売買されたりするリスクはゼロ
にはなりません。さらに、企業に勤務をしている方の場合には、社内情報の漏洩や、立
場上まずい発言をしてしまうなどの問題も起こり得ます。しかし、これらはすべて、ネ
ット外の実社会(オフライン)でも同じことです。他人の名前をかたることや、会社の
守秘義務に反することは、どのような場であれ認められないのです。
ネット上で実名主義をとるにあたって、プライバシーをどう守っていくかは、今後の課
題です。しかし、自分の名前を開示して、発言に責任を持つことは、相手とのかかわり
を深め、理解を求めるための必要条件と考えます。
ットを過激な陰口の場にしないためにも、思い切って、実名主義を進めてみませんか。
それによって、コミュニケーションが円滑になるほか、ビジネス面での利用の際の信頼
性も高まると確信しています。
ネットでの実名の薦めについて、みなさんのご意見を毎日jpまでお寄せください。
勝間和代(経済評論家)

その後、コメントが147件ありまして、上記サイトにてベストアンサーの投稿から
ご覧になれます。


▼モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)からのお知らせ

・第20回認定サイト
エレメンタルナイツオンライン
認定サイトURL :
http://i.winlight.biz/
http://dd1.winlight.biz/
http://rpgk.net/

雀ナビ四人麻雀オンライン
認定サイトURL :
http://imode.jannavi.com/
http://www.jannavi.com/
http://v.jannavi.com/
http://w.jannavi.com/                                 

2009年11月13日現在 37サイト


▼インプレス「10代のネット利用を追う」シリーズ

人気の高橋暁子さんの記事です。

2009年11月19日 受験コミュニティ「uchico」が中高生に人気なわけ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/teens/20091119_330009.html
 サミーネットワークスが運営する中高生向け無料学習サイト「uchico(うちこ)」
が会員数55万人を突破し、お悩み相談サイト「こころ部」とともに、「モバイルプロ
ジェクト・アワード2009」で優秀賞を受賞した。「中高生は勉強しない」「携帯電話
=遊び」というイメージを覆すこのサイトは、なぜ中高生にウケているのだろうか。
同社新規企画本部エデュテイメントチームシニアプロデューサーの紙本亜矢美氏に話
を聞いた。
(続く)


▼地域の取り組み

・保護者向けパンフレット「ケータイは、子どものオモチャじゃありません。」
http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=2340008
愛知県のプロジェクトで学生が作成した情報モラルパンフレット
保護者向けの資料のため,子どもの安全を守るために必要なこと全般について触れました。
そのため,公衆電話の場所の確認といった内容が入っています。とても良い作りです。

・NPO法人「イーランチ」(静岡県焼津市)
10月から、ネットパトロールを静岡市の城南静岡高校で試験導入しました。
http://www.npoelunch.jp/
産経新聞記事より
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091022/edc0910220802000-n1.htm


▼小中学生を対象に「Google」ロゴデザインコンテスト、日本初開催

 グーグルは、全国の小中学生を対象に「Google」ロゴのデザインコンテスト
「Doodle 4 Google」を日本で開催する。「私の好きな日本」をテーマに、自分の住
む町や地域の特色をあしらったロゴを募集する。グランプリ作品は、実際にグーグル
のトップページで表示する。応募締め切りは12月22日。

Doodle 4 Google
http://www.google.co.jp/intl/ja/doodle4google/


▼小学生向け「メール検定」

http://special.kids.yahoo.co.jp/xmas2009/mail/index.html

尾花紀子氏(ネット教育アナリスト)より
クリスマスから年末年始で、メールのやり取りも多くなる時期。
この機会に、メールの見方・扱い方・考え方・マナー等を身につけて欲しいということで、
『Yahoo!きっず』クリスマス特集の1コンテンツです。

<ホップ>メールのキホン:わかるかどうか、さあ確認だ!
<ステップ>メールの魔法:キミに“なぞ”が解けるかな?
<ジャンプ>メールのテクニック:こんな風に使えたらカッコいい!
「ステップを追いながら」
「具体的にメールの内容を考えさせる」
をコンセプトに、メールの読解力と考えるクセの育成をしようとオリジナルで作らせてい
ただいたとのことです。
また、特集期間を終わってもオフィシャル検定として残しておくことになっています。


▼gooリサーチ結果  第7回「小学生のインターネット利用に関する調査結果」

2009年11月12日 ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/detail/1355/
〜小学生のインターネット利用は、6年生で約9割、
保護者の「情報モラル」の理解は2割弱にとどまる〜

インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」 を共同で提供するNTTレゾ
ナント株式会社と株式会社三菱総合研究所は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、
小学生のインターネット利用に関するアンケートを実施しました。有効回答数は7,657
名でした。※設問設計、及び分析については「キッズgoo」担当にて実施しています。
<総括>
・小学生のインターネットの利用は一般化し、6年生では約9割が利用。また、家族が
きっかけとなってインターネットを利用した小学生は約5.5割となった。・小学生のい
る家庭においてフィルタリングサービスの利用は2年連続で増加。小学生がいる家庭の
25%はフィルタリングサービスを利用しており、着実に普及が進んでいることが伺える。
・小学校の指導要領で義務化された「情報モラル」教育。保護者の「情報モラル」の理
解は2割弱にとどまる。
・小学生への「情報モラル」教育は、「主に親が教える」と考えている保護者が半数を
超えるものの、「主に学校で教える」と回答は28%と昨年より倍増し、学校での情報
モラル教育に期待している保護者が増えていることが伺える。
(以下続く)


▼ネットスター 第10回「家庭でのインターネット利用実態調査」

2009年11月25日 ニュースリリース
http://www.netstar-inc.com/press/press091125.html

同調査は、家庭でのネット利用動向や利用者意識を把握するために、保護者や子ども
自身を対象として、ネットスターが2004年から継続的に実施しているものです。
今回は、小学校中学年から高校生の子どもを持つ保護者を対象に、本年9月下旬にウ
ェブアンケート方式で行ない、計824名からの回答を得ました。調査結果の主なポ
イントとしては、以下の三点が挙げられます。

(1)保護者が深刻と感じる子どものネット利用トラブルは、「性的被害」が40%
   超で、「いじめ」22%に大差
(2)子どもを守るためには「フィルタリングが有効」7割超、フィルタリングでの
   個別サイトのリスク評価にも期待大
(3)事業者への期待は「アダルト・出会い系の広告・リンク非掲載」「利用者の身
   元確認」など
 
コミュニティサイトの利用を契機として発生している子どものネット利用問題につい
ては、安心ネットづくり促進協議会による検討報告書が本年10月にまとまっており、
ここでも「悪意のある大人が青少年にコンタクトできない仕組み」の重要性が指摘さ
れています。またネットスターではこうした状況に合わせ、本年8月より提供中の、
家庭利用に特化したフィルタリング用URLリストの中で、個別コミュニケーション
サイトの利用リスク評価を実現しています。
(その他続く)


▼「ケータイ白書2010」発刊

2009年11月25日 ニュースリリース
http://www.impressrd.jp/news/091125/kwp2010

インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手掛
ける株式会社インプレスR&D監修のもと、最新のモバイル利用動向を詳細に解説する
書籍 『ケータイ白書2010』を、12月3日に発刊いたします。
(抜粋)
個人利用動向注目の調査結果
・スマートフォン利用者が昨年の2.6%から4.0%へ増加
・auとドコモの満足度が向上、ソフトバンクは低下
・GREEが躍進、SNSの利用率では2位、ブックマーク率では3位に
・動画投稿サイトの利用率が17.6%まで上昇、10代の利用率が高い
・データカードの利用率は微減、うちWiMAXへの乗り換え意向は35.8%

ケータイ白書2010に掲載しきれなかった調査結果を「ケータイ利用者動向調査2010」
としてまとめ、詳細なデータの販売を予定しています。


▼日本通信販売協会「インターネット通販の利用実態調査の結果」を公表

2009年11月18日 ニュースリリース(PDF)
http://www.jadma.org/pdf/press/press_091118.pdf
女性のヘビーユーザー(週3回以上)が急増!
「インターネット通販利用者実態調査2009」の結果発表

通信販売業の業界団体である(社)日本通信販売協会は、インターネット通販利用者実
態調査を行い、11月18日その概要がまとまりましたのでご報告いたします。
本調査は、急速に拡大するインターネット通販の利用者像について把握することを目的
にしています。アンケート構成は、08年に実施したインタビュー調査およびアンケート調
査の結果を踏まえ、利用に関する基本的な質問項目を継続的に設定しています。また、イ
ンターネット通販利用者が他の媒体、他の通販をどのように利用・認識しているのかにつ
いても質問事項に加えました。
今回はその中の一部をご紹介いたします。詳細につきましては12月中旬にレポートを刊
行する予定でございます。

<サマリー>
09年の調査は08年に比べ女性のヘビーユーザー(週3回以上利用)が増加しているこ
とがわかった。女性も家庭や仕事場等でパソコンを利用する環境が増えていることがその
背景にあると思われる。特に20代の女性のインターネット通販利用が急増しており、調査
結果にも影響している。
通販サイトの利用については、「楽天市場」の利用経験が依然として高く、他を圧倒して
いる。インターネット通販の登竜門としてのポジショニングに変化はない。
今回の調査からインターネット通販以外に他の通販を利用しているかを尋ねたが、カタ
ログ通販で22.4%、テレビ通販に至っては5.9%と、インターネット通販との併用利用割合
は低い。インターネット通販のみを利用するユーザーが多い中、20代女性ユーザーはイン
ターネット通販から通販を経験することが多くなっている。
(以下続く)


▼国や業界団体の動きをニュースから

2009.10.05(INTERNET Wacth)
JASRACやACCSなど、雑誌出版社に違法サイト情報の掲載自粛を要請
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091005_319661.html

2009.10.13(ITmedia News)
GREE、未成年の課金サービス利用を制限 テレビCM見直しも
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/13/news109.html

2009.10.15(MSN Sankei News)
悪質アダルト系SNSをなくせ! 警視庁が事業者と連携し対策へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091015/crm0910152006026-n1.htm

2009.10.16(asahi.com)
ネットのログ3カ月保存、接続業者に要請 警視庁
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200910160243.html

2009.10.19(YOMIURI ONLINE)
情報通信法案、見送りへ…総務省
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091019-OYT8T00400.htm

2009.10.19(asahi.com)
出会い系サイト運営2社に改善命令 迷惑メール大量送信
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200910190333.html

2009.10.22(INTERNET Wacth)
「日本ドメイン名事業者協会」発足、GMOら国内15社が連携
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091022_323684.html

2009.10.31(MSN Sankei News)
HPアドレス、アルファベット以外もOK 日本語、ハングル、アラビア語も
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091031/erp0910312002007-n1.htm

▼調査結果・統計・データ	

2009.10.05(YOMIURI ONLINE)
高校生「風呂で携帯」半数
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091005-OYT8T00676.htm

2009.10.06(MSN Sankei News)
被害者の35%「事前に怪しい連絡」 振り込め詐欺、警察庁調査
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091006/crm0910062303028-n1.htm

2009.10.08(asahi.com)
携帯のフィルタリング 中学生の利用、半数超える
http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY200910070152.html

2009.10.17(asahi.com)
ネットカフェの本人確認、都内は4割どまり 警視庁調査
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200910170199.html

2009.10.22(INTERNET Wacth)
個人情報の相談は4年間で4万7670件、2006年から減少傾向
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091022_323534.html


▼その他の最新ニュース
一覧
http://www.iajapan.org/hotline/inews/inews.html

2009.10.01(MSN Sankei News)
8歳児への暴行を携帯で動画撮影 逮捕の15歳
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091001/crm0910011338018-n1.htm

2009.10.01(MSN Sankei News)
「もう1回やらせなければ写真をネットに流す」 女子中生脅した男子高生逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091001/crm0910011212012-n1.htm

2009.10.05(INTERNET Wacth)
任天堂らがマジコン業者に4億円の損害賠償訴訟、通報窓口も開設
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091005_319712.html

2009.10.07(INTERNET Wacth)
Hotmailに加えてGmailやYahoo!も、アカウント流出被害が拡大
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091007_320058.htm

2009.10.08(asahi.com)
簡保契約者の個人情報が流出、ウィニーで1万3574人
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200910080544.html

2009.10.09(YOMIURI ONLINE)
ネットゲームのアイテム盗難が多発
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20091009-OYT8T00663.htm

2009.10.10(YOMIURI ONLINE)
「無料で遊べる」携帯ゲーム高額請求相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091013-OYT8T00139.htm

2009.10.14(MSN Sankei News)
ウィニー普及が海賊版DVDを後押し? 隙間突く「かばん屋」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091014/crm0910141459015-n1.htm

2009.10.26(MSN Sankei News)
ネット出店「ドロップシッピング」商取引で悪質勧誘、初の集団提訴
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091026/crm0910261206009-n1.htm

2009.10.27(NIKKEI IT+PLUS)
ケンコーコム、第1・2類大衆薬を海外経由で通通
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AT1D2603T%2026102009


▼編集後記

今日、インターネット協会に高校2年男子が訪れました。
私の母校の生徒だと知ったのですが、母校というだけで愛着がわきました。

卒業研究のテーマ「高校生とネットを介した第三者」のためのインタビューが目的で、
何を求めて高校生が見ず知らずの人々と関わりを持とうとするのかや、それに付随した
危険性、学校側としてできる対処などを研究するとのことで、なんと頼もしい!
「インターネット協会に就職しませんか」と、口が滑ってお話してしまいました。




以上