Subject: [HOTLINENEWS 108]
インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン55号(2010年1月号)
 Tue, 5 Jan 2010 14:51:31 +0900


新年あけましておめでとうございます。

昨年はネット関係の問題は結構ありました。ネットがある以上は何かしら問題は
起きてしまうのですが、今年は深刻な問題が起こらないことを願っています。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
今回は12〜1月合併号としたため、超長文となりますことをご容赦ください。


▼ホットラインに寄せられた相談件数

http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html
2009年11月 66件
2009年12月 67件

(11月)
・ワンクリック請求の相談は落ち着くが、未青年者からの相談割合が増える
・ドコモiMenuにある無料ゲームサイトに登録したら、出会い系にも自動登録された
・数年前まで付き合っていた彼が、その当時に撮影した顔写真、名前、職場などを、
 ある投稿サイトに載せているのがわかりました。彼が掲載した証拠はありませんが、
 内容から彼が濃厚であることはわかります。精神的苦痛を与えられていますがどう
 したらいいでしょうか。
・数年前ブログで特定の企業に対して過大な表現で批判をしたり、ソースが信頼でき
 ない不正確な情報を流してしまった事があり、お詫び文を添え閉鎖したいと考えて
 いるのですが、まだ他に責任を持って対処するべき事はあるでしょうか?
・サイト上で知り合った方とやりとりをしているうちに、好意を持ちいつか会おうと
 いう事になったのですが、私は色々話すうちに冷めてしまい別れました。その後し
 つこくメールや電話があり拒否設定をすると逆上した彼はコミュニティーサイトで
 私の個人情報を公開しました。怒りを感じていますが、裁判などできるでしょうか。
・高校生同士の「公然わいせつを盗撮」していると思われ るものは児童ポルノには該
 当しないのでしょうか。自分が高校生でなんとか削除をできないかと思っています。
・オンラインゲームサイトに何者かが不正ログインし、そのゲーム内の通貨が突如消
 失してしまいました。数日後、HP上にて総アタックの被害を受けたという発表が
 され、不正ログイ ンをされたIDにはパスワード変更ページに強制移動させるという
 処置がとられました。が、同時にHP上で、被害IDへの救済はなく、(必要ならば)
 公的機関へ通報しなければ、なんら対応はしないと明言しています。こちらが被害
 を受けたことを知りながら、なんら対応策を講じてくれません。

(12月)
・ワンクリウェアの被害相談が増加。
・住所をメールで送るつもりが、宛先を間違えてブログに投稿してしまいました。
 ブログの記事は消しましたが本名(フルネーム )・郵便番号・住所を晒してしまった
 のでとても心配です。
・IPアドレスを特定され掲示板にそのIPとホスト名を書かれました、これは警察に通
 報すべきでしょうか。
・VISA cardから英語のメールが来ました、どのように扱えばよいですか?
(フィッシング詐欺と思われます)。
・優良競馬サイトで、4,5千円の情報を購入、クレジットカード決算したら、請求額
 が25,000円となっていたので問い合わせるも話しにならない
・オンライゲームで私のフレンドリーがパスクラされたのですが、犯人は反省しても
 いない様子です。
・不具合を報告したユーザーやサポートを求めたユーザをアカウント停止にしている
 ゲーム運営会社がある。


▼最近よくある相談

2009年12月16日公表(国民生活センター)
「無料」のはずが高額請求、子どもに多いオンラインゲームのトラブル
(インターネットをめぐる消費者トラブル #2)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091216_2.html

携帯電話やパソコンを利用して遊ぶオンラインゲームに関する相談は、全国の消費
生活センター等に2009年度は、654件寄せられている。このうち約4割(273件)
が、「無料」をうたったオンラインゲームの相談である。
無料オンラインゲームに関する相談では契約者の年齢が20歳未満の相談が110件
あり、うち小学生が51件と半数近くを占める。

相談事例からみる問題点
* テレビや雑誌等の広告では「無料」ばかりが強調され、有料コンテンツが含まれて
 いることを消費者が十分に認識できるように表示されていない。
* 「無料」とうたったゲームサイトにアクセスしたとたん、高額な請求をされる。
* ゲームで知り合った人に個人情報を教えてしまうと、身に覚えのない請求や勧誘の
 メールが届くこともある。

消費者へのアドバイス
* 無料とうたっているオンラインゲームでも、ゲームやアバターで使うアイテムが
 有料である場合も多く、また、利用に際しては通信費がかかるので注意すること。
* サイト等で知り合った人から「無料でゲームができる」などと教えられても安易
 にアクセスしないこと。
* ゲームサイトで知り合った人などに不用意に個人情報を教えないこと。
* トラブルにあった場合は、消費生活センターに相談すること。

以下続く。報告書本文(PDF)も掲載されていて具体的な事例が紹介されています。

参考記事:2009年12月17日  読売新聞
タダなのに高額請求
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091217-OYT8T00381.htm


▼相談より:自分のあやまち

反省や後悔の気持ち、わかります。
瞬時に発覚する場合と、数年たってから発覚する場合もあります。

(相談 2009年11月 18歳高校生女性)
私は中学三年からブログを開設していますが、今年中に閉鎖を予定しています。数年
前そのブログで特定の企業に対して過大な表現で批判をしてしまったことや、ソース
が信頼できない不正確な情報を流してしまった事があり、今の私の意見に一致しませ
ん。そこで、「記事の中で過大な表現がありました」という旨のお詫び文を添えてブ
ログを閉鎖したいと考えているのですが、まだ他に責任を持って対処するべき事はあ
るでしょうか?

(相談 2009年11月 30歳女性)
5年ほど前に付き合っていた彼が、その当時に撮影した私生活、顔写真、一部名前、
職場などを、ある投稿サイトに載せているのがわかりました。その彼が掲載した証拠
はありませんが、内容から彼が濃厚であることはわかります。最近では職場に私宛に
知らない男の人から電話がかかってくるほどになりました。削除願いを出しましたが
、削除してもらえません。かなり精神的苦痛を与えられています。警察にも電話して
お願いしましたが、うまくいかない状況です。削除するための他にいい方法がありま
すでしょうか?また、記事のキャッシュやコピー、リンクがなるべく残らないように
過去の記事を消してから閉鎖のお知らせの記事をブログに載せることは適切ですか。

(相談 2009年12月)
友達に住所を教えて欲しいとメールを貰ったので教えたつもりが宛先を間違えてブロ
グに投稿してしまいました。
次の日に気が付いて慌ててブログの記事は消しましたが本名(フルネーム)・郵便番号
・住所を晒してしまったのでとても心配です。何かに悪用されてしまうのではないか
と思うと怖いです。今更どうしようもありませんが、せめて私にできることはありま
せんか?これからはこのようなミスをしないよう気をつけます。とても反省していま
す。何か犯罪に巻き込まれてしまったら(身に覚えの無い請求など)どうすれば良いで
すか?また本名・郵便番号・住所が分かってしまった場合どのような事件に巻き込ま
れる可能性がありますか

▼ネット事件簿(7件)

逮捕者の面々を見ますと悲しくなってきます。

・2009年11月30日
「Share」使って映画違法配信、10都道府県で一斉摘発
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091130_332458.html
 ファイル共有ソフト「Share(シェア)」を使い、人気映画を著作権者に無断でダ
ウンロードできるようにしたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室や警視庁ハイテク
犯罪対策総合センターなどは30日午前、著作権法違反容疑で、京都府の男をは
じめ、10都道府県の約10人の逮捕状を取り、関係先の一斉捜査をはじめた。同日中に
も逮捕する。捜査関係者によると、容疑者同士につながりはなく、個別の犯行に伴う
一斉摘発は異例という。
 捜査関係者によると、男らは人気の邦画や洋画などを著作権者に無断でシェア上で
公開し、不特定多数がダウンロードできる状態にした疑いがもたれている。男らに
よって違法配信された映画は、数十本にのぼるとみられている。

・2009年12月4日
文科省職員、ウィニー通じて業務情報流出
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200912040483.html
文部科学省の男性職員が、ファイル交換ソフト「ウィニー」を入れていた自宅パソコ
ンから、インターネット上に省内の資料を流出させていたことが4日分かった。流出
情報には、他の職員の携帯電話番号も2件含まれており、同省は11月13日付で、
この職員を文書で厳重注意した。
 文科省情報化推進室によると、流出したのは2005〜07年の生涯学習関連の中
央教育審議会の配布資料など。職員は08年1月、情報を持ち出す際、省内の手続き
をせずに業務情報を自宅に持ち帰っていたという。

・2009年12月5日
ホームページで中傷容疑、千葉の男逮捕 大阪地検特捜部
http://www.asahi.com/digital/internet/OSK200912050001.html
インターネットのホームページに知人を中傷する書き込みをしたとして、大阪地検特
捜部は4日、無職容疑者(49)を名誉棄損の疑いで逮捕した。
黙秘しているという。 特捜部の調べによると、容疑者は昨年1月〜今年10月、自身
のホームページで、30代の知人男性の顔写真を公開したうえで、複数の女性に性的
暴行を加えたとする書き込みを6回繰り返し、名誉を傷つけた疑いがある。男性が特
捜部に告訴していた。
 男性によると、名指しで「性犯罪者」と書かれ、職場や住所も掲載された結果、自
営業の仕事は減り、外出もままならなくなったという。接続業者に削除を求めたが、
「判断が難しい」と言われたとし、「ひどい書き込みでも自力では削除できず、ネッ
トの怖さを感じた」と話した。

・2009年12月8日
小学生ポルノサイト摘発、5人逮捕…神奈川県警
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20091208-OYT8T00455.htm
小学生専門の児童ポルノサイトを開設したとして、神奈川県警少年捜査課は7日、
島根県大田市会社員の容疑者(27)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反
(公然陳列)などの容疑で逮捕した。このサイトに画像を投稿したとして、大阪市の容疑者(31)を同日、
同じ容疑で逮捕した。同課は画像を投稿したとして、すでに3人を逮捕しており、
さらに約20人に対して強制捜査に乗り出す方針。
捜査関係者によると、容疑者は1月30日頃、インターネット上に小学生専門の掲示
板を開設し、3月10日までに10歳前後の女児の裸の画像2枚を掲載し、不特定多
数に見せた疑い。容疑者は3月10〜12日に女児の裸の画像1枚を掲載した疑い。
容疑者は掲示板に「ダウンロードするだけの(画像の)くれくれはだめですよ。
たくさん添付してお友達になりましょう」などと書き込み、投稿者を募っていた。
調べに対し、「画像が欲しかった。投稿して自慢したかった」と供述しているという。
また、容疑者の携帯電話からは約1000枚の児童ポルノ画像が見つかっているという。
小学生専門の児童ポルノサイトは少なく、閉鎖までの1か月余りに約66万件のアク
セスがあり、投稿画像は数万枚に上るという。

・2009年12月16日
児童ポルノ:娘の裸を撮影・販売 母ら12人逮捕
http://mainichi.jp/select/today/news/20091216k0000e040077000c.html
 過去最多のペースで増え続ける児童ポルノ事件で、実母ら保護者が子の裸の画像な
どを撮影・販売して摘発されるケースが目立ち始めた。インターネットの下着販売サ
イトを介して知り合った男らに依頼されて、撮影をOKすることが多く、今年、母親
らが少なくとも12人逮捕された。画像がいったんネット上に流出すれば、回収する
のは事実上不可能で、警察庁は関係省庁と連携し、被害防止対策を進める。
 11月12日。仙台地裁の法廷に、裁判官の説諭が響いた。
 「母親として身をていしてでも守らなければならない子供に、性的虐待と同一視で
きる行為をした。しかも、動機が金を得るためなど言語道断。今後は愛情を注いで養
育してください」
 懲役1年、執行猶予3年の判決=確定=を受けたのは、兵庫県に住むパート職員の
母親(23)。堺市の無職女(20)に「1枚1000円以上で買い取る」と誘われ、
郵送してきたデジタルカメラで2歳の娘の裸などの静止画や動画を撮影し、メールで
送信した。捜査関係者によると、母親は総額で約10万円を受け取り、女は画像を児
童ポルノ愛好家らに売っていたという。
 警察幹部によると、こうした事件は09年に目立ち始め、実母が最も多く9人、実父
2人、義姉1人が逮捕された。買い取り側で摘発されたのは、児童ポルノ愛好家の男が
多く、下着販売サイトを通じて出品者側の実母らと知り合い、娘らを自宅まで出向かせ
て撮影しているケースが大半だ。
 一方、娘のポルノ画像を撮影したフラッシュメモリーをオークションサイトに出品し
た夫婦もいる。名古屋市の建設作業員(33)と妻(28)は5月、小学1年の娘(7)
の下着姿を撮影し、メモリー2本を出品。落札者に計1万5000円で郵送・販売した
として愛知県警などに逮捕された。夫婦は「簡単に金もうけができた」と容疑を認め
「2月から9月までに約90万円の売り上げがあった」と供述したという。
 警察庁によると、08年の児童ポルノ事件の検挙件数は676件、検挙人数412人、
被害児童数338人。09年は過去最多だった08年を上回るとみられ、政府は犯罪対
策閣僚会議の中に児童ポルノ排除対策ワーキングチームを近く発足させ、取り組みを強
化する。

・2010年1月3日
中3女子生徒にわいせつ行為 容疑の自衛官逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100103/crm1001031418003-n1.htm
 盛岡西署は3日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、陸上自衛隊岩手駐屯地に
所属する陸士長、容疑者(28)を逮捕。同署によると、容
疑を認めている。
 逮捕容疑は昨年10月4日、同県のホテルで、携帯サイトで知り合った中学
3年の女子生徒(14)が18歳未満と知りながら、現金を渡してわいせつな行為を
した疑い。

・2010年1月4日
被害者100人!女子中高生のわいせつ画像撮影で教諭を再逮捕へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100104/crm1001042337025-n1.htm
インターネットのゲームサイトで知り合った女子中高生のわいせつ画像をホテルで撮
影した疑いが強まったとして、兵庫県警少年育成課と明石署が、児童買春・児童ポル
ノ法違反(製造)容疑で岡山県の中学教諭被告(49)=脅迫罪などで
起訴=の逮捕状を取ったことが4日、捜査関係者への取材でわかった。
容疑が固まれば、5日にも再逮捕する。
 被告は「100人ぐらいの女子中高生のわいせつ画像を撮影したり、メールで送信
させたりした」と供述していることも判明。女子中高生に卒業アルバムの顔写真をメ
ールで送信して男子高校生になりすましていたという。教え子や自身の子供の卒業ア
ルバムを悪用していたとみられる。
 捜査関係者によると、被告は昨年11月29日、岡山県のホテル内で、岡
山市内の中学3年の女子生徒(15)のわいせつな画像を、携帯電話のカメラで撮影
した疑いが持たれている。
 兵庫県警は昨年12月、ネットゲームで知り合った同県明石市の女子高校生(16)
にわいせつな画像を撮影させてメールで送信させ、「(わいせつ画像とともに)ネット
上に名前と学校名を載せる」と脅したとして、脅迫容疑で被告を逮捕していた。
 その後、所持していた携帯電話を調べたところ、13〜16歳の女子中高生約30人
のわいせつ画像が保存されているのを発見。被告を追及したところ、約100人の女子
中高生に対して同様の犯行を重ねたことを自供したという。
 少年育成課などによると、被告は、卒業アルバムから男子生徒の写真を携帯電話のカ
メラで取り込み、17歳の高校生になりすまして「僕と付き合おう」などと書いたメー
ルを岡山市内の女子中学生に送信。待ち合わせ場所に来た際には男子生徒の父親を装っ
て「息子はホテルで休んでいる」などと偽り、部屋に連れ込んでいたという。
 被告は平成20年ごろから同様の手口で犯行を重ねていたとみられ、少年育成課など
は再逮捕して余罪の裏付けを進める


▼ホットラインセンター情報

統計情報
http://www.internethotline.jp/statistics/
8月 11,999 件
9月 12,438 件

2009年12月16日
「平成21年度ホットライン運用ガイドライン検討協議会」第1回を開催しました
http://www.iajapan.org/press/20091217-press.html


▼ 2010年1月より著作権法改正で無許可ダウンロード違法になりました

著作権法の一部を改正する法律が,第171回通常国会において,平成21年6月12日に
成立しました。(公布日:平成21年6月19日)本法律は,一部の内容を除いて,平成
22年1月1日に施行が予定されています。

平成21年通常国会 著作権法改正について(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/21_houkaisei.html

(著作権法の一部を改正する法律の概要のポンチ絵より抜粋)
法改正によって、違法な著作物の流通を抑止し、正規ビジネスの成長と権利者への
適切な利益還元を促進。
権利者が安心して著作物を提供でき、利益を確保で きる環境を確保するため、次の
措置を講じる。
○インターネット販売等で海賊版と承知の上で行う 販売の申出は権利侵害とする
(罰則あり)
○違法なインターネット配信による音楽・映像を違法と 知りながら複製することを
 私的使用目的でも権利侵害 とする(罰則なし)

参考サイト:産経新聞社
2009年12月31日 違法「着うた」入手禁止に 改正著作権法が元日に施行
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091231/trl0912311654001-n1.htm
2010年1月4日 守れ!ネット著作権 法改正で無許可ダウンロード違法に」
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100104/its1001040749000-n1.htm


▼日本音楽事業者協会からのお知らせ

アーティスト諸権利の啓蒙を目的とした検定サイト開設のご案内

アーティストの権利(著作権・著作隣接権・肖像権等)について、一般の幅広い世
代に正しい知識を身に付けてもらうとともに、コンテンツの違法利用撲滅を目的と
した啓蒙活動の一環として、検定を開設しました。ぜひご覧ください。
※平成22年1月1日より、個人的に鑑賞する目的であっても、違法配信と知りながら
映像・音楽をダウンロードすることは違法(著作権侵害)となります。著作権を侵害し
ていると思われる配信サイトは、利用しないようご注意ください。 
<検定概要>
名   称:「音楽ファンのための安心利用検定」
内   容 :検定を使った著作権・著作隣接権をはじめとしたアーティストの諸権利
    ならびにコンテンツの違法利用撲滅の周知・啓蒙
サイト:・PC : http://www.jame.or.jp/kentei/
    ・モバイル : http://kentei.cc/m/kentei/541074/
期   間:平成22年1月1日〜3月31日


▼警察庁からのお知らせ

2009年12月1日 警察庁広報資料(PDF)
http://www.npa.go.jp/cyber/warning/h21/091130_1.pdf

ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反事件の一斉取締について
著作権者に無断で、音楽、映画、アニメ、ゲームなどの著作物をファイル共有ソフト
利用者が自由にダウンロードできる状態にする行為は、著作権法違反になります。
インターネットは、適法・適正に利用しましょう。
※ 著作権法第23条第1項(公衆送信権侵害)
著作者は、その著作物について公衆送信(自動公衆送信の場合にあっては、送信可能
化を含む。)を行う権利を専有する。
(10年以下の懲役、1,000万円以下の罰金(併科))


▼警視庁「インターネットカフェ等の対策」に関する意見募集の結果について」

2009年12月25日公表
「インターネットカフェ等を利用した犯罪等の防止対策の在り方に関する報告書[PDF]」も掲載。
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/in_cafe/in_cafe.htm

インターネットカフェ利用者への本人確認の義務づけを柱とした条例案について、警
視庁は25日、意見公募の結果を発表した。「おおむね賛同を得られた」(同庁幹部)
として、2月の東京都議会定例会に条例案を提出する方針。
11月28日〜12月11日、同庁ホームページで条例の骨子案を公表し、256人
が計362件の意見を寄せた。本人確認義務について181件の意見があり、約4割
が必要だ(71件)と答え、個人情報の保護の徹底を求めるもの(49件)やネット
カフェに寝泊まりする人たちが利用しにくくなることを懸念するもの(40件)が続いた。

参考記事:朝日新聞
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200912260008.html


▼IPA「セキュリティ対策の不備による被害を防ぐため、最新バージョンの製品を使用しましょう」

2009年11月30日ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2009/200911_myjvn_vc.html

近年、不特定多数を狙って多様化するウイルスに加えて、特定の企業や組織の社員に
向けて関係者や別の社員を装ってウイルス添付メールを送信する攻撃(標的型攻撃)、
有名な企業や組織のウェブサイトを改ざんして、そのページを閲覧するためのウェブ
ブラウザや動画再生ソフトなどのセキュリティ上の弱点(脆弱性(ぜいじゃくせい))を
狙った攻撃など、攻撃手法の多様化が進んでいます(*1)。これらの攻撃の多くは古いバ
ージョンのソフトウェア製品の脆弱性を悪用しています。
このような攻撃に対しては、ソフトウェア製品のバージョンアップを実施することが
有効ですが、「2009年度 情報セキュリティの脅威に対する意識調査」によると「手
間がかかる」が24.2%、「更新方法が分からない」が42.5%(*2)となっており、バー
ジョンアップがあまり行われていない実態が明らかになっています。
そこで、IPAでは、簡単な操作でPCにインストールされているソフトウェア製品が最新
のバージョンであるかを確認することができるツール「MyJVN(*3)バージョンチェッカ」
を開発、公開しました。
MyJVNバージョンチェッカ
http://jvndb.jvn.jp/apis/myjvn/#VCCHECK


▼注意「VISAをかたるフィッシング」

「VISAカードの安全確認」として、偽サイトに誘導しようとするフィッシングメール
が出回っています。

2009年12月 8日 フィッシング対策協議会
http://www.antiphishing.jp/database/database1021.html

メールの件名:
Verified by Visa Secure Notification
(ホットラインに寄せられた相談実例より)
Dear VISA card holder,
A recent review of your transaction history determined that your card was used
 at an ATM located in Canada, but for security reasons the requested transaction
 was refused.Please carefully review electronic report for your VISA card at:
http://-*******
VISA Cards Support


▼モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)からのお知らせ

2009年12月16日
2009年度上半期 認定サイトの運用管理体制状況に関するご報告
http://www.ema.or.jp/press/2009/1216_01.html
【要旨】
2009年9月30日時点の認定サイトは36サイト、認定サイト全体の総会員数は
約6,927万人、1日当たり*2の総投稿数は約3,812万件でした。
認定サイト全体では1,128名のサイトパトロール最高責任者・主任者・担当者が運用
管理に従事し、ユーザー投稿に対して1日当たり*2 43,773 件の対応(ペナルティの
適用、不適切投稿の削除、注意・警告)を行いました。
認定サイトに設置されている啓発・教育プログラムコンテンツ*3の総閲覧数は約203
万回でした。認定サイトに設置されている通報窓口を通し、ユーザーからEMAに寄せ
られた情報は2,385件でした。
(以下続く)

・第21回認定サイト
ケータイ☆スタイルワゴン
http://swgn.jp/
・第22回認定サイト
ジュジュ
http://joojoo.jp/
SCHOOL OF LOCK!
http://www.tfm.co.jp/lock/
ハピブロ
http://happy-blog.jp/
  
<サイト表現運用管理体制認定制度>
【NTTdocomo】コミックi青少年OKトップ
http://k.comic-i.jp/
【au、SoftBank】コミックシーモア青少年OKトップ
http://k.cmoa.jp/

2009年12月15日現在 40サイト

▼「mixi同級生」提供開始

2009年11月26日 ニュースリリース
http://mixi.co.jp/press/2009/1126/2262

株式会社ミクシィは、SNS『mixi』において、同級生や母校の友人をみつけやすくす
る「mixi同級生」の提供を開始しました。
「mixi同級生」とは、同級生・先輩・後輩など、学校つながりの友人を『mixi』上で
みつけやすくする新機能です。「mixi同級生」により、学校つながりの友人をみつけ
ることが今まで以上に簡単にできるようになります。『mixi』上で同級生とのつなが
りが復活したり、その友人と「mixiアプリ」などを通じた新しいコミュニケーション
が可能となります。

mixi同級生
https://mixi.jp/search_school.pl


▼グリー、16歳未満のソフトバンクユーザーは「利用額上限1万円」

2009年12月11日 ニュースリリース
http://www.gree.co.jp/news/press/2009/1211.html

グリー株式会社は、グリーが運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス
(SNS)GREEにて、有料課金サービスの利用者保護に向けた取り組みを強化するこ
とをお知らせいたします。
当社では、従来から有料課金サービスの利用者に配慮したサイト運営に尽力して参り
ましたが、有料課金サービスの利用が増加していることから、主に未成年ユーザーの
保護を目的として、月間での課金利用金額の上限を一部変更いたします。
ソフトバンクモバイルの携帯電話より利用する未成年ユーザーについては、親権者の
同意がないまま高額の有料課金サービスを利用することを防ぐため、月間での課金利
用金額の上限を3万円としております。これに加えて、16歳未満のユーザーについて
は同上限を1万円とし、今後の状況を見て継続的に対応を検討してまいります。
なお、本件が当社の今期業績に与える影響は軽微なものと見込んでおります。


▼通信業界4団体、広告表示や事故対応ガイドラインへの意見募集

電気通信サービスにおける利用者利益の確保・向上に向けた取り組みの推進について
http://www.telesa.or.jp/consortium/serviceinprove/20091218_1_press.html
「電気通信サービスの広告表示に関する自主基準及びガイドライン(案)」の一部
改訂に係る意見募集
http://www.telesa.or.jp/consortium/serviceinprove/20091218_2_press.html

 電気通信事業者協会(TCA)、テレコムサービス協会(テレサ協)、日本インター
ネットプロバイダー協会(JAIPA)、日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)の4団体は、
広告表示や障害発生時のガイドライン(案)をまとめ、意見募集などを開始した。
4団体で構成される電気通信サービス向上推進協議会は、2009年12月18日〜2010年
1月15日にかけて、「電気通信サービスの広告表示に関する自主基準およびガイドラ
イン(案)」を策定、意見募集を開始した。ガイドライン案では、総合カタログなど
の広告表示において配慮する事項を強調、消費者視点に立ったわかりやすい広告表示
の留意点などが付け加えられた。
 同時に、「電気通信サービスにおける事故および障害発生時の周知・情報提供の方
法等に関するガイドライン(案)」の意見募集も実施される。事業者の通信網に障害
が発生した場合のユーザーや、報道機関への統一的な周知・情報提供などがまとめら
れている。
 このほか、電気通信サービス向上推進協議会では、総務省の「電気通信サービスの
利用者懇談会」の提言や、同省・情報通信審議会の答申などを受けた検討結果の一部
を公表した。
 まず広告関連では、外部有識者で構成される「広告表示アドバイザリー委員会」の
下に「広告表示検討部会」を設置し、広告表示に関する検証を実施。これまでに3回
開催され、300件以上の広告を検証。その結果、ガイドラインに照らし合わせて問題
がある広告は指摘されなかったことを明らかにした。
 ただし、問題があるとまでは判断できないが、改善が求められると指摘された約20
件の広告については、事業者に自主的な対応を要請したという。
 さらに、消費生活センターの連携強化策も明らかにされた。新たに「苦情・相談検
討ワーキンググループ」が置かれ、消費生活センターと事業者のホットラインが整備
された。上記4団体で統一的な連絡先リストを作成し、全国の消費生活センターに周
知したほか、同センターの相談員への情報提供や説明会なども実施しているという。
参考記事:インプレス
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091218_336911.html


▼日弁連コンピュータ委員会シンポジウム2010
「情報漏えい時の対応」のご案内

案内ページ
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100129.html

日時2010年1月29日(金)13:00〜17:30(開場12:30)
場所 弁護士会館2階 クレオBC
参加費等 参加費無料・事前申込不要

情報漏えい防止のための対策については、ここ数年でかなりの程度充実が図られてき
ました。しかしながら、一度情報が流出してしまった場合に、どのような点に留意し
てかかる流出事件の対応をすべきであるのかという点については、まだ検討が十分で
はないものと考えられます。
今回のシンポジウムは、流出対応にあたった企業の対応責任者及び当該事件の法的対
応を行った弁護士の体験を中心に、証拠取得の実務と法的な問題点、メディア対応の
ポイントを含めて、情報漏えい時の対応について総合的に検討します。


▼東京都教育委員会「学校非公式サイト等の監視結果」について

2009年11月26日 ニュースリリース
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr091126s.htm

東京都教育委員会は、2009年6月18日から、都内公立学校全校を対象に学校非公式
サイト等の監視を委託により開始しましたが、10月31日までの監視結果をまとめまし
た。
1 学校非公式サイト等の監視
(1)目的
 学校非公式サイト(いわゆる学校裏サイト)等を監視し、不適切な書き込みがあっ
た場合には、緊急性・危険性のレベルに応じた対応を行って、児童・生徒の健全育成
に資するものです。
(2)対象
 都内公立学校全校 2,200校。
(3)方法
 次の方法により、毎日監視を実施しています。
 ア 巡回監視:都内公立学校全校を対象に実施
 イ 定点監視:不適切な書き込みの多いサイトを毎日監視
(4)対応
 ア 不適切な書き込みについては、その緊急性・危険性のレベルを高・中・低の3
   段階に分けて対応します。
 * レベル高のものについては、警察への110番通報を行うとともに、当該の都立学
  校や区市町村教育委員会への緊急連絡を行って、児童・生徒、保護者へ迅速に対
  応できるようにします。
 * レベル中のものについても、学校が早急に指導を必要とするものは、その都度直
  ちに学校や区市町村教育委員会に情報提供を行い、その後、指導の経過について
  報告を受けています。
 * レベル低のものについても、生徒指導に役立てられるよう、毎月、当該の学校及
  び区市町村教育委員会に情報提供を行っています。
 * いずれのレベルについても、不適切な書き込みの削除要請をサイトの運営者等に
  対して行い、その後、削除の履行確認及び新たな不適切な書き込みの有無の確認
  等を継続的に行っています。
 イ 監視結果については、毎月、都教育委員会のホームページに掲載し、都民に対
   する啓発を行っています。
2 今後の対応
 都内公立学校全校において、情報モラル教育の推進を図るため、公表した結果に基
づいた児童・生徒向けの指導資料等を作成・配布し、啓発指導を行います。
≪別紙≫
学校非公式サイト等の監視結果について(平成21年6月〜10月)(PDF:449KB)




▼ニフティ、中学生向け情報モラル教材「上手なメールの使い方」

2009年11月26日 ニュースリリース
http://www.nifty.co.jp/cs/newsrelease/detail/091124003755/1.htm

ニフティは、社会貢献活動の一環として、中学生が上手なメールコミュニケーション
を習得することを支援する情報モラル教育用Web教材「心をつなぐネット・コミュニ
ケーション講座〜上手なメールの使い方〜」基礎講座の提供を開始した。

基礎講座の流れ
1)子どもたちに24問の質問に回答してもらい、自分の「メールやりすぎ度」を確認
 してもらう
2)回答結果は担当教師が使っている画面でリアルタイム集計
3)担当教師はその結果を見ながら授業を進行
 ・メールのトラブル事例を、イラストを見ながら学習
 ・メールを上手に使うための3つのステップを学習

今後は応用教材として、「心をつなぐネット・コミュニケーション講座〜上手なメー
ルの使い方〜」実践講座を、2010年3月を目処に提供を予定しています。実践講座は
自分が陥りやすいメールの落とし穴に気付かせるとともに、より良い人間関係を築く
ためのネット・コミュニケーションの方法を実践的にトレーニングできる教材として
提供する予定です。
近年、子どもたちは、短い文章でメールをやりとりする傾向が多く、メールのやり取
りを通じ誤解が生じやすいこと、また、自分の気持ちを言語で表現する力が未熟であ
ることなどによるトラブルが多く発生していると当社では認識しています。当社は提
供する情報モラル教育用教材の利用を通じて、インターネットを利用した上手なコミ
ュニケーション能力の向上に貢献していきたいと考えています。今後も利用者の方の
声を反映しながらさまざまな活動をおこなっていきます。



▼特集ニュース(2つの記事より:親子のずれ)

2009年12月7日 毎日新聞
子供のネット利用:犯罪被害多いのはSNS、ゲームサイト 保護者認識とずれ
http://mainichi.jp/life/edu/news/20091207mog00m100023000c.html
子供のインターネット利用について、小3から高校生の子供を持つ親が、ブログや匿
名掲示板より、学校裏サイトや出会い系サイトでトラブルが起きやすいと考えている
ことが、フィルタリングやURLデータベース化事業をしている「ネットスター」の
調査で分かった。また、出会い系サイト以外のサイトで、多くの児童が犯罪被害にあ
っていることはほとんど知られていなかった。
(続く)

2009年12月25日 産経新聞
非出会い系サイトでも児童・生徒の犯罪被害急増
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091225/sty0912250727000-n1.htm
ゲームやプロフ(自己紹介サイト)などインターネットの一般サイト、いわゆる非出
会い系サイトで児童や生徒が巻き込まれる犯罪が急増している。ゲームを楽しんでい
ると親が安心していたら子供は見知らぬ相手と対戦後におしゃべりし、誘い出されて
被害に遭ったケースも。親子で携帯電話を持つルールを見直してみたい。
(続く)


▼お役立ち本

『本当に怖い「ケータイ依存」から我が子を救う「親と子のルール」』
http://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail.php3?isbn=978-4-07-268760-4
著者 藤川大祐
主婦の友社
発売日 2009/10/30
小6の24.7%、中2の45.9%、高2の95.5%が所有している携帯電話
(データは文部科学省)。携帯電話をめぐるトラブルが、連日のように指摘されてい
ますが、高校生のほとんどが使っているという現実を踏まえれば、昨今浮上してきた、
携帯電話を一律に禁止するという方法が、あまり有効とはいえないことがわかります。
「子どもの携帯電話をどうするか。これは、子どものいる家庭であれば、必ず向き合
わなければならない重要な問題となっています」。本書の冒頭で、こう指摘するのが、
著者の“子どもとケータイ”に関する論評の第一人者である藤川大祐氏。藤川氏が、
教育方法の研究者として、各省庁はもちろん、サイト運営事業者など多くの関係者か
ら“子どものケータイ利用”の現状をヒアリングして得た、最新のケータイトラブル
を列挙。家庭での解決策を“親と子のルール”として、提示します。

▼お役立ち本

企業のメール担当者は必読『迷惑メールハンドブック』
http://www.dekyo.or.jp/soudan/anti_spam/report.html#hb

参考記事:日経BP社
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091102/193051
迷惑メールを体系的に学ぶ教科書「迷惑メール対策ハンドブック2009」が登場した。
124ページもの大作だが、PDF版を無料ダウンロードできる。
企業のメール管理者や、営業メールを大量に送信する担当者は一読の価値がある。
迷惑メールの受信を防衛するためと、法やガイドラインに違反しない広告メールを送
信するための両面で活用できる。迷惑メール対策推進協議会がハンドブックを発行。
迷惑メール対策推進協議会は、2009年10月9日、「迷惑メール対策ハンドブック
2009(以下ハンドブック)」を公開した。
迷惑メールの定義、歴史、現状と対策などを124ページにまとめた資料である。
紙版の配布は終了したが、PDF版はサイトから無料でダウンロードできる。
(中略)協議会は発表文で、「一般の方が参考にできるような総合的な資料は、我が
国ではこれまで存在しませんでした」と書いている。ごく入門的な書籍はあるが、中
レベル以上の内容で、迷惑メールの全体像を紹介する日本語のものを筆者もほかに見
たことがない。


▼【日本の議論】ネット上は匿名?実名? 勝間和代氏vsひろゆき氏の“議論”

2009年12月6日
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/091206/its0912061801000-n1.htm

経済評論家・勝間和代氏(左)、ひろゆき氏(右) 「匿名だと無責任なことがい
くらでもできる」「実名だとリスクが大きすぎる」。不定期に盛り上がるネットの
“匿名実名論議”。ここ最近でも10月初め、経済評論家の勝間和代氏(40)が毎
日新聞のサイト上で実名使用を呼びかけたところ、「匿名派」とされる2ちゃんねる
初代管理人のひろゆき氏(33)や、以前から匿名実名論議について見解を述べてき
た匿名派アルファブロガー(世論に影響を与えるブログ執筆者)、小飼弾氏(40)
と実名派の弁護士、小倉秀夫氏(41)も各自のブログで意見を表明した。またして
も熱い戦いが繰り広げられたが、結局、結論は出たのだろうか。(続く)


▼「Yahoo! JAPAN」が利用規約を改定、ガイドラインを整理・統合 

Yahoo! JAPAN利用規約
http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/terms/

ヤフーは、12月1日付で利用規約の改定を行ったと発表した。従来の利用規約とガイ
ドラインを整理・統合し、「Yahoo! JAPAN利用規約」として改めた。
Yahoo! JAPANでは、サービスが増えるにつれ、それまでの利用規約やガイドライン
でカバーできない部分を補完するために、新たなガイドラインを追加していた。その
ため、利用規約と複数のガイドラインが存在する状態だった。
今回、約70存在する利用規約とガイドラインのうち、事業者向けサービスや、他社
提供のサービスなどを除いた約40を整理・統合し、「Yahoo! JAPAN利用規約」と
して改めた。新しい利用規約は、「1編」と「2編」で構成される。
 1編は、Yahoo! JAPANのすべてのサービスに適用される基本ガイドラインで、「利
用規約」「プライバシーの考え方」「コミュニティサービスガイドライン」「Yahoo!
ウォレットガイドライン」などをまとめている。
 2編は、個別のサービスについてのみ適用されるガイドラインで、「Yahoo!オーク
ション」「Yahoo!メール」「Yahoo!ジオシティーズ」「Yahoo!パートナー」「Yahoo!
縁結び」といったサービスのガイドラインになる。

参考記事:インプレス
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091201_332628.html


▼消費者庁及び国民生活センターによる公表資料

知っておこう!インターネットをめぐる消費者トラブル
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_1.html

2009年12月16日
インターネットをめぐる消費者トラブル#2
「無料」のはずが高請求、子どもに多いオンラインゲームのトラブル[PDF:213KB]
2009年12月 3日
インターネットをめぐる消費者トラブル#1
手口が多様化・巧妙化しているワンクリック請求
〜占い、ゲーム、アニメ を見るつもりが、アダルトサイトの高額請求〜[PDF:263KB]


▼「インターネットは自己責任!!『はい』をクリックしたのはあなたです。 」
  ワンクリック不正請求のワナに気付こう  

2009年12月3日 ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2009/12outline.html

IPA に寄せられる「ワンクリック不正請求」に関する相談件数は、7ヶ月連続で600
件を超える高水準で推移しており、11月には903件と過去最悪となりました。
相談件数が増加している要因として、「ワンクリック不正請求」を行う新規のウェブ
サイトが増えていること、そのようなウェブサイトへ利用者を誘導する手口が巧妙に
なっていることが挙げられます。
 被害に遭わないためには、「ワンクリック不正請求」の手口を知ることが第一です。
例えば、契約する意思がないのに、意思確認画面で「はい」をクリックしないように
するなど、ウェブサイト閲覧時には、画面に記載されている注意事項をよく読み、無
用なトラブルに巻き込まれないよう判断しなければなりません。併せて、万が一被害
に遭った場合の復旧方法も理解しましょう。
ワンクリック不正請求の対策情報ページ
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20080909.html



▼12月1日「改正特定商取引法」が施行、ネット通販の規制強化も

消費生活安心ガイド
http://www.no-trouble.jp/

悪質な訪問販売などを規制する「改正特定商取引法」と「改正割賦販売法」が12月
1日に施行された。インターネット関連の規制では通信販売に関する規制を強化した
ほか、クレジットカード会社などに対して、個人情報保護法ではカバーされていない
カード情報の保護のために必要な措置を講じることを義務付けた。
 通信販売の規制では、返品の可否・条件・送料の負担を広告に表示していない場合
は、消費者が商品を受け取った日から8日間に限り、送料を消費者負担で返品(契約
の解除)することを可能とする。特にインターネット通販では、広告ページだけでな
く、商品購入ページなどの「最終申し込み画面」にも返品に関する特約を表示すべき
としている。
 クレジットカード事業者に対しては、不正な利益目的でカード番号などを流出させ
たり、取得した人を処罰する。具体的には、業務上でカード番号などを保有する会社
の従業員や退職者が、カード番号などを提供した場合に処罰される。詐欺や不正アク
セスなどの手段でカード番号などを取得した場合も処罰される。
 このほか、漏えいしたカード番号などが売買されて流通することを防ぐため、正当
な理由がなくカード番号などを売買したり、有償で提供する目的でカード番号などを
保有していた場合も処罰される。いずれの場合も、法定刑は3年以下の懲役または50
万円以下の罰金。
 改正特定商取引法は2008年6月に公布されており、迷惑メール対策の一環として、
消費者が事前に承諾・請求しない限り、広告・宣伝メールを送信することを原則的に
禁止する“オプトイン規制”などについてはすでに2008年12月に施行されていた。

参考記事:インプレス
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091202_332798.html


▼2009年の年間Google Zeitgeist日本

http://www.google.com/intl/ja/press/zeitgeist2009/regional.html#japan
 グーグルは2日、2009年にGoogleで検索されたキーワードに関するランキング
「Google Zeitgeist 2009」で、日本国内でのランキングを公開した。「Zeitgeist
(ザイトガイスト)」は、ドイツ語で「時の精神」という意味。
年間ランキング
1.	yahoo
2.	youtube
3.	mixi
4.	amazon
5.	facebook
6.	楽天
7.	2ちゃんねる
8.	hotmail
9.	msn
10.	ニコニコ動画

その他、急上昇ワード、「○○とは?」ランキングなど。


▼国や業界団体の動きをニュースから

2009.11.12(INTERNET Wacth)
ネットカフェの業界団体が啓発運動、会員制でサイバー犯罪防止
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091112_328430.html

2009.11.12(INTERNET Wacth)
知財戦略本部、ネット上の著作権侵害対策について意見募集
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091113_328925.html

2009.11.17(INTERNET Wacth)
Winny利用者へ「ファイル削除のお願い」送信、ISPらが指針策定
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091117_329589.html

2009.11.18(YOMIURI ONLINE)
違法音楽ファイル、自動チェック…携帯大手4社
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091118-OYT8T00697.htm

2009.11.27(asahi.com)
仮想土地マルチに業務停止命令 消費者庁、特商法で初
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200911270244.html

2009.11.28(asahi.com)
ネットカフェでの本人確認、義務化検討 警視庁、全国初
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200911270385.html

2009.12.2(INTERNET Wacth)
改正特定商取引法が施行、ネット通販の規制強化も
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091202_332798.html

2009.12.4(INTERNET Wacth)
Amebaが肖像権啓発キャンペーン、日本音楽事業者協会と共同で
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091204_333490.html

2009.12.5(asahi.com)
迷惑メール大量配信中止命じる 国、出会い系会社に
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200912050298.html

2009.12.14(INTERNET Wacth)
児童ポルノの通信ブロッキング、民間協議会で法的側面の検討開始
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091214_335872.html

2009.12.15(INTERNET Wacth)
“3ストライク法”検討すべき、Share一斉摘発で権利者団体が主張
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091215_336092.html

2009.12.18(INTERNET Wacth)
通信業界4団体、広告表示や事故対応ガイドラインへの意見募集
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091218_336911.html

2009.12.21(YOMIURI ONLINE)
IPアドレス、国内売買解禁へ
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091221-OYT8T00875.htm

2009.12.24(INTERNET Wacth)
DeNAら3社、携帯アフィリエイト広告の協議会「MAC」設立
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091224_339376.html

2009.12.26(asahi.com)
ネットカフェ、本人確認義務化へ条例案 2月都議会に
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200912260008.html

2009.12.31(MSN Sankei News)
違法「着うた」入手禁止に 改正著作権法が元日に施行
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091231-OYT1T00864.htm





▼調査結果・統計・データ

2009.11.12(INTERNET Wacth)
小学6年生のインターネット利用率は88%、gooリサーチ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091113_328894.html

2009.11.19(INTERNET Wacth)
インターネット通販、週3回以上の利用で男性は減少、女性は増加
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091119_330148.html

2009.11.25(INTERNET Wacth)
子供のネット利用トラブル、性的犯罪被害が一番不安な親が最多
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091125_331310.html

2009.11.26(INTERNET Wacth)
「学校裏サイト」都内公立校ののべ1155校に、都教委の監視結果
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091126_331565.html

2009.12.4(INTERNET Wacth)
ワンクリック不正請求トラブル、相談事例が半年で1万7794件
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091204_333169.html

2009.12.16(INTERNET Wacth)
2008年発生の個人情報漏えい、ファイル共有ソフト関与は23%
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091216_336206.html

2009.12.23(MSN Sankei News)
ネットショッピング市場、26年度に倍増へ 高機能携帯の普及で
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/091223/its0912232029000-n1.htm

▼その他の最新ニュース
一覧
http://www.iajapan.org/hotline/inews/inews.html

2009.11.02(YOMIURI ONLINE)
ネットで旅予約に落とし穴…入力ミス、安易な契約
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091102-OYT8T00364.htm

2009.11.04(INTERNET Wacth)
アフィリエイト目的サイト作成料が40万円・収入ゼロ、相談が急増
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091104_326379.html

2009.11.04(asahi.com)
ミクシィ利用者の個人情報丸見え 4200人分、3日間
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200911030347.html

2009.11.05(INTERNET Wacth)
偽セキュリティ対策ソフトの脅威が再び拡大、IPAが注意喚起
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091105_326565.html

2009.11.12(asahi.com)
ハッカーが米決済システム侵入 世界のATMから8億円
http://www.asahi.com/digital/internet/JJT200911120002.html

2009.11.12(INTERNET Wacth)
mixiでスパムコメント出回る、感染でログイン情報盗まれる恐れ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091112_328451.html

2009.11.13(asahi.com)
動画サイトの著作権侵害認定、8993万円支払い命令
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200911130395.html

2009.11.17(INTERNET Wacth)
「Gumblar」酷似ウイルス被害拡大、国内1250サイト以上改ざん
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091117_329507.html

2009.11.26(MSN Sankei News)
ネット副業でトラブル急増 不況で脚光…「慎重に契約を」
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091126/sty0911260810001-n1.htm

2009.11.27(YOMIURI ONLINE)
エスカレートする出会い系サイト詐欺
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20091127-OYT8T00795.htm

2009.12.1(YOMIURI ONLINE)
Shareでゲーム・アニメ流出、10人を逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091201-OYT8T00344.htm

2009.12.3(INTERNET Wacth)
「はい」を押す意味よく考えて、ワンクリック不正請求の相談急増
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091203_333110.html

2009.12.5(asahi.com)
ホームページで中傷容疑、千葉の男逮捕 大阪地検特捜部
http://www.asahi.com/digital/internet/OSK200912050001.html

2009.12.5(asahi.com)
出会い系解約時「有料サイト登録を」 成功報酬目的か
http://www.asahi.com/digital/mobile/OSK200912050078.html

2009.12.7(YOMIURI ONLINE)
ネットでうその宿泊予約、2人逮捕…被害1600軒
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091207-OYT8T00698.htm

2009.12.8(YOMIURI ONLINE)
小学生ポルノサイト摘発、5人逮捕…神奈川県警
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20091208-OYT8T00455.htm

2009.12.22(YOMIURI ONLINE)
バイク盗で逮捕の中2男子「ネットで手口検索」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091222-OYT1T00028.htm

2009.12.25(MSN Sankei News)
非出会い系サイトでも児童・生徒の犯罪被害急増
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091225/sty0912250727000-n1.htm

2009.12.25(INTERNET Wacth)
mixiの招待制廃止に便乗するフィッシングサイトに要注意
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091225_339726.html

2009.12.28(MSN Sankei News)
「わいせつ画像ばらまく」女子中3生を脅した男子高校生を逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091228/crm0912282026026-n1.htm


▼編集後記

昨年末にメールの行き違いのトラブルがあり、相手を激怒させてしまいました。
自分のメールを読みかえし、相手の立場もわきまえない内容だと気づき大反省。
文章の勉強、マナーの勉強、初心に戻って再度勉強しなきゃいけません、です。


以上