Subject: [HOTLINENEWS 139]
メールマガジン71号(2012年3月号)
2012年3月15日発行

参加団体 各位
メールマガジン71号(2012年3月号)


このところ地震が頻繁にありますが、ネット業界は対策が大変のことと思います。
今年に入り業界が様々な動きをしていますので、ご紹介いたします。
今回もボリュームが多くなってしまい、恐縮です。


▼ホットラインに寄せられた相談件数

2012年1月 69件
http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html
・クリック詐欺の相談は再び増加(高校生からの相談増)
・登録した覚えのない出会い系サイトからの頻繁な迷惑メールの相談も増加
・ネットオークションで取引したビンテージ物の品質についてトラブル複数
・SNSサイトで脅迫を受けているが運営会社は対応してくれない
・Facebookやtwitterについて削除方法がわからない
・SNS上での通貨を購入、二重決済があったのに一回分の通貨しか付与されない
 催促しても、定型分で「付与完了後メールする」の連絡しかない
・オンラインゲームイベントで、制限時間が残っていたのに時間切れにされた
・あるサービスについて1ヶ月の契約でカード支払いをしたところ、
 翌月も自動引落しされた、問い合わせても返信がない

2012年2月 62件
http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html
・クリック詐欺や、架空請求の相談は増加
・ペニーオークションでの詐欺被害報告
・個人情報が含まれた気持ち悪い内容のメールや
 知らないSNSアカウントからの悪口メッセージも絶えず送られ困っている
・SNSサイトにて、キャンペーンで貰えるはずのポイントが未だに付与されない
・問題点を解決しようとする姿勢がない、対応が定型文でしかこない
 など、サイト運営会社やサポートへの苦情が多数
・会社の過去の電話番号があるHPに掲載され、削除してもらない
 現在は一般の方がその番号を使っているので苦情が来て困っている


▼ご意見(問題のある広告)

スマホのバナーについて、動画サイトのCMについて、
青少年には目にふれてほしくない、というご意見をいただきました。

(2012年2月 男性会社員)
問題のある広告に対し規制を早急にお願いしたく発信させていただきます。
スマートフォンのネット接続及びアプリケーション利用時に表示されるバナー
広告について、猥褻と思われる電子図書の広告が増えておりアプリケーション
やネットの表示内容に関係なく広告が表示される場合があります。
これらに共通することは、サイト検索した場合に表示される内容は一般的な
コミックを電子図書として販売していますが、バナー広告からはいきなりア
ダルトな内容だったり過激で犯罪的な内容の電子図書を販売するサイトに接
続します。ネット接続やアプリケーションは全くアダルトな内容でもないの
に広告は無差別に発信しているようで、利用している側の性別・年齢に関係
ありません。
バナー広告をクリックしなければ済むのかもしれませんが、そのバナー広告
の画像が間接的に性的な物と簡単に連想させるような画像となっています。
今後もこのような広告が増え、子供の目にも止まり利用してしまうことも十
分考えられます。パソコン利用のインターネットでは自ら検索などしない限
り、このような広告やサイトに接続されることは有りませんが、スマートフ
ォンでは無法状態となっていますので早急にスマートフォンの広告を請け負
っている業者や広告主に対して法的な対策が必要です。

(相談 2012年2月)
最近、大手動画サイトを見ていたら消費者金融のCMが流れるようになりま
した。
未成年者のユーザーを考えると好ましくない広告内容だと思います。
大手動画サイトに抗議しようと考えましたが、苦情受付窓口が見つかりませ
んでしたので、インターネット広告全般に関する苦情を言いたいのです。


▼相談より(詐欺の疑い)

お金をもらえると思ったら、騙されてしまいました。見抜くのは難しい。 
NHKのテレビ番組でも注意喚起しています。

(相談 2012年2月 女性)
善意なのか「身の上話を聞いてくれたらお金を差し上げます」と言うのに騙
されました。行政書士の先生に内容証明を送ってもらいました。今は消費者
センターに相談しています。
サイトの名前、運営会社、住所、電話番号、メールアドレスしかわかりません。
振り込みはすべて現金振り込みでした。振り込みにはIDを使用しました。
被害金額約300,000円です。母子家庭には大金なので一日も早く全額取り戻し
たいです。インターネットの口コミと電話で聞いたところ、この会社は返金
をして貰える事が少ないと言う事が判明しています。今は返金に向けて頑張
っていますが、一日も早く調べて頂けたらと思います。そして普通の生活を
していく次第です。

関連記事:2012年2月22日
「ネット『サクラ』詐欺」女性被害急増!
なりすまし相手とのメールで高額請求
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/22123016.html


▼ご意見(パスワード再発行のために)

パスワード再発行のために、とても苦労しなればならない現状です。

(相談 2012年2月)
SNSサイトでログインパスワードがわからなくなり、再発行を依頼したとこ
ろ、パスポートか運転免許証、住民票等の政府機関が発行する身分証明を要求
された。
不安に感じ、連絡先等を訪ねたところ、身分証を送らない限り、これ以上の問
い合わせには回答できないとの対応を受けました。不信感が募り、堂々巡りと
なっております。
そのSNSサイトとは世界的にも有名な企業で、信用はおけると判断が出来そ
うなのですが、メール1通でここまでの個人情報を送る事に非常に抵抗を感じ
ます。また、サポートチームというところから来るメールも、それ以降は身分
証ありきの対応の一点張りで、こちらの質問には一切回答して頂けません。
複数の仲間との連絡手段にも利用しており、サイトの利用は続けたいのですが、
政府機関が発行する身分証明の送付(私の場合は住民表になります)は、どの
ように対応すべきでしょうか。上記のような対応をされてしまうと、
利用者側は、サイト内に既に何人もの方とのつながりが出来あがっている状態
ですので重大な個人情報でも送ってしまうと感じます。
また、運営者側も、「身分証を送らないとこれ以上対応が出来ない」と言い切
ってますので、利用者はあせる一方です。
このような心情を運営者にも送り、フィッシング詐欺でないと安心させて欲
い、せめて会社情報だけは教えてほしいとお願いもしてみましたが「利用再開
を希望されない場合は、ご返信いただく必要はありません。適切な身分証明書
をお送りいただけるまで、ご依頼に対応することはできませんので、ご了承く
ださい。」(メール本文抜粋)
と、何を言っても上記回答が返ってくるばかりです。

(相談 2012年2月)
携帯電話水没により、携帯電話からスマートフォンに変更したら、大手SNSの
ログインパスワードがわからなくて問い合わせていますが、登録した生年月日、
氏名がわからないと移行できませんと返信されます。5日間同じ内容の送受信
の為つまらない内容ですが相談しました。携帯電話会社のドコモからは前に簡
単ログインできていた携帯電話カードへのデータ再移行はできないと言われ、
大手SNSからは一日一回の返信しかこないので困っています、データ移行でき
ないなら退会したいのにログインできないと退会手続きもとれなく、尚且つお
知らせメールや大手SNS伝言板のメールが届く状況です。僕が証明できる物が
身分証明書、メールアドレス、携帯電話会社の明細しかないため、どうすれば
いいのでしょうか。


▼相談より(削除できない)

いずれも早く削除してほしい掲載情報だと思われるのですが、
相談者の苛立ちが伝わってきます。


(相談 2012年1月)
園行事に来た団体のHPに、子供達の写真を無断で掲載されました。
園も晒されており、中には顔がハッキリ写っているものも。園を介
して再三、画像の削除依頼を求めてきましたが、対応すると言いながら最終
的には以下の通り。
1)トップページからのリンクが外された
2)「園名+行事名」で検索サイトにかけると、閲覧可能
つまり、URLが生きている状態です。それでも先方は削除したと言います。
園からHP管理者の電話番号を聞いたので、直接交渉しようと試みるも、
連絡が取れない状態で、困っております。



▼相談より(トラブルが解決して、お礼をいただきました)

女子高校生の相談、お礼のメールを読んで微笑ましくなりました。
頑張って仕事したくなります。

(相談 2012年1月 女子高校生)
変なサイトから身に覚えのない請求がきて困っています。いつの間にか入会
をしたと言うことで、入会手続きと共に発生した料金の請求がきています。
入金は振り込み式で、自分の口座等の個人情報は漏れていないと思うのです
が、どうしたら良いでしょうか。退会は原則としてできないらしいです。
また、入金するまでパソコンの画面にパソコンを立ち上げるたびに「ご入会
ありがとうございます」のメッセージが表示されるので精神的に参っていま
す。自分は有料サイトには手をださないようにしているので、こんなことは
ないと思っています。また、請求額も私にしてみると高額です。それにアダ
ルトサイトらしいので人に相談しにくくて… どうしたらいいでしょうか?

(回答より)
画面に請求画面が出続けるなどの症状がある場合はクリックの際に悪意の
あるプログラムをダウンロードさせられている可能性が高いです。画面の
修復に関しては、IPAセキュリティセンターのサイトをご参考ください。
【注意喚起】ワンクリック不正請求に関する相談急増!
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20080909.html
Windowsでの「システムの復元」の実施手順
http://www.ipa.go.jp/security/restore/
「6.実施手順」に、WindowsOS 別の手順がリンクされています。

(翌日、お礼)
このたびは適切なアドバイスをして下さり、本当にありがとうございました。
掲載されていたサイトをよく読み、またシステムを復元したことで、今の
ところ画面から変な画像も消え、ほっとしています。今回このようなことに
なったのは、自分の責任であると思い、真摯に受け止めています。これから
はインターネットの利用に関した基本的なことをしっかりと守り、注意を怠
らないようにしていきたいと思っています。本当にありがとうございました。
追伸:本当に本当にありがたかったので、このような形でお礼をさせていた
だきます。迷惑のようでしたら申し訳ございません。


▼ネット事件簿(5件)

・2012年1月18日(産経新聞社)
 「4クリック詐欺」サイト運営者ら6人、ウイルス共用容疑で逮捕~京都府警
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120119_505844.html
 コンピューターウイルスを組み込んだ「4クリック詐欺」のインターネット
サイトを運営したとして、京都府警などは18日、不正指令電磁的記録(ウイ
ルス)供用容疑で、東京都世田谷区、ネット広告会社役員、容疑者(33)ら
6人を逮捕した。同容疑で営利目的のサイト運営者を摘発したのは全国初。
 4クリック詐欺は、無料アダルト動画サイトの利用者が、年齢認証などで
計4回クリックすると、アダルト画像と7万円程度の料金請求画面が表示され
たまま消去できなくなるプログラムを使用。利用者が銀行口座に金を振り込む
などすれば画面を削除できる。
 逮捕容疑は昨年10月5日、無料を装ったアダルト動画サイトを運営し、アク
セスした山梨県の男性(68)のパソコンをウイルスに感染させ、一時使用でき
ない状態にしたとしている。昨年9~12月の3カ月間だけで、被害総額は少な
くとも1200万円に上るとみられる。

・2012年1月26日(産経新聞社)
女子大生、落札したら自分のiPod 窃盗容疑で出品の学生逮捕
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120126/trd12012608300014-n1.htm
 インターネット上で落札、届いた包みを開けば、盗まれた自分のiPod
(アイポッド)-。金沢中署は、大学生の女性がネットオークションで購入
した携帯音楽プレーヤーが盗品だったとして、窃盗容疑で出品者の石川県、
大学2年、容疑者(22)を逮捕した。
 逮捕容疑は昨年12月20日ごろ、金沢市内の駐車場に止めた軽乗用車から、
金沢市の大学4年の女性(22)のiPod(時価1万5千円相当)を盗んだ
としている。
 同署によると、女性は12月21日、車に置いていたiPodがなくなった
ことに気付き警察に届けた。その後、ネットオークションに出品された
iPodを気に入り、1月上旬に5千円で落札。色や傷の特徴から自分のもの
と気付いた。シリアルナンバーも一致した。送られた包みに、容疑者の名前や
住所が書かれていた。

・2012年2月9日(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120209_510842.html
株式会社デジタルブティックは9日、同社が運営する妊娠・出産・育児に関する
情報/コミュニティサイト「ベビカム」の会員情報17万1518件が、不正アクセ
スで漏えいしたと発表した。同サイトの脆弱性を狙った攻撃が中国からあり、
「特殊な不正アクセスによりデータベースから会員情報の一部を取り出すことが
できる状態だった」という。
 漏えいした情報は、メールアドレス、ログインパスワード、生年月日。デジタ
ルブティックによると、これら以外で個人を特定できる情報の漏えいはないとし
ている。
 攻撃は2月3日から断続的に行われていたが、デジタルブティックでは7日19時
ごろになって不正アクセスが発生していたことを確認。これを遮断する対策を施
すとともに、漏えいしたパスワードでログインできないよう措置をとった。会員
に対しては、登録メールアドレスに対してパスワードを再発行している。

・2012年2月10日(共同新聞)
フェイスブック上のトラブルで父親が2人殺害 娘の「友達」削除で
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120210/amr12021021260007-n1.htm
 米南部テネシー州で、娘が交流サイト、フェイスブックの「友達」から削除さ
れたことを根に持った父親(60)が、削除したカップルを銃で殺害したとして、
殺人容疑で9日までに逮捕された。ロイター通信などが警察の発表として報じた。
娘に好意を抱いていたとみられる男(38)も共犯容疑で逮捕された。
 報道によると、父親は、カップルの頭を銃で撃って
殺害した疑い。カップルの生後8カ月の乳児は母親に抱かれていて無事だった。
2人は、同容疑者の娘を「友達」から外して以来、娘に嫌がらせを受けていたと
警察に訴えていたという。(続く)

・2012年3月9日(インプレス)
警視庁が「2ちゃんねる」関係先を家宅捜索、覚せい剤書き込み放置の疑い
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120307_516923.html
 国内最大級のインターネット総合掲示板「2ちゃんねる」で、覚醒剤の購入を
あおる書き込みを削除せず放置したとして、警視庁が麻薬特例法違反(あおり、
唆し)の幇助(ほうじょ)容疑の関係先として、コンピューター関連会社「ゼロ」
(札幌市)の本社を家宅捜索していたことが6日、関係者への取材で分かった。
 不特定多数の書き込みが行われる掲示板の管理体制について、強制捜査が入る
のは異例。警視庁はゼロを2ちゃんねるのサーバー管理会社とみており、麻薬取
引など犯罪を助長する書き込みがあふれる2ちゃんねるの実態解明を進める。
 警視庁はゼロのほかに、2ちゃんねるの問題のある書き込みを消す「削除人」
数人の関係先も捜索した。削除人は通常ボランティアとされ、2ちゃんねるに
は100人余りが在籍しているという。警視庁は捜索対象の数人と2ちゃんねる
側の関係についても調べる。 (続く)


▼弁護士ドットコム、ネットトラブルなどの法律相談まとめサイト

みんなの法律百科
http://www.bengo4.com/qa

 オーセンスグループ株式会社は2、同社が運営する法律相談ポータルサイト「弁
護士ドットコム」において、ネット上のトラブルなどの法律相談に弁護士が答える
コンテンツ「みんなの法律百科」を公開した。
 携帯版「弁護士ドットコムモバイル」やメールマガジンに掲載された法律相談の中
から、注目度の高いコンテンツをピックアップしてまとめたもの。離婚や相続問題、
借金、裁判、ネット上のトラブルなど合計2267件を掲載し、今後も毎週コンテンツを
追加していく。
 ネット関係の法律相談では、「ワンクリック詐欺を無視していたら訴状が届いた!
どうすればいい?」「メールで別れを伝えることは違法?」「知らないネットショッ
プから大量のメールが!これって違法?」といった質問に弁護士が答えている。
 弁護士ドットコムは、3655人の弁護士が登録する日本最大級の法律相談ポータルサ
イト。弁護士費用の見積比較、インターネットによる法律相談、法律特化型Q&A
「みんなの法律相談」などのコンテンツを提供している。

参考サイト(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120127_507863.html


▼ネット上で「忘れられる権利」…欧州委が法案

この権利が認められると、とっても画期的なことですね。

2012年1月27日  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120127-OYT8T00272.htm

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は1月25日、インターネット上の個
人情報保護のため、利用者がネット事業者に情報削除を要求できる「忘れられる
権利」を盛り込む法案をまとめた。
 違反には最高100万ユーロ(約1億100万円)の罰金が科される。
EU域内で活動している世界中の企業が適用対象で、ネットを利用した事業展開
に影響しそうだ。施行は、欧州議会と27加盟国の承認を得てから2年後となる。
「忘れられる権利」は、EUが提唱する新しい概念。ネット上の情報を個人では
削除しきれないことに対応したもので、法施行後は、利用者が名前や写真といっ
たデータの削除を求めれば、ネット事業者は、報道目的など正当な理由がない限
り情報管理を行うサーバーから抹消しなければならない。法案は、利用情報の無
断使用や蓄積を防ぐため、個人情報を処理する際には本人からの「明確な同意」
を得るよう求めている。


▼平成23年中の出会い系サイト等に起因する事犯の検挙状況について

2012年2月23日 警察庁報道発表
http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h23/pdf02.pdf

警察庁は、2月23日に「平成23年中の出会い系サイト等に起因する事犯の
検挙状況について」を公表しました。
出会い系サイトに起因する事犯の検挙件数は1,004件で前年と比べて2.0%
減少しましたが、犯罪(主な罪種は、児童買春で、全体の56.7%)の被害に
遭った児童は282人と前年に比べて11.0%増加しました。
また、コミュニティサイトに起因して児童が犯罪被害に遭った事犯の検挙
件数は1,421件で前年と比べて7.8%減少しており、犯罪(主な罪種は、青少
年保護育成条例違反で、全体の58.7%)の被害に遭った児童も1,085人と前
年に比べて12.4%減少しました。
出会い系サイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は減少傾向にあり、コ
ミュニティサイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は、平成20年から統
計を取り始めて以来、初めて減少しました。
今後も、出会い系サイト及びコミュニティサイトについて、それぞれの対
策を継続して推進します。


▼フィッシング行為も摘発可能に、不正アクセス禁止法の改正案を閣議決定

 政府は2月21日、不正アクセス禁止法の改正案を閣議決定した。電子メールで
インターネット上の偽サイトに誘導するなどして、契約者番号(ID)とパスワードを
入力させてだまし取るフィッシング行為を禁止し、1年以下の懲役または50万円以下
の罰金を科すことが柱。現行法では処罰規定のないフィッシング行為そのものを摘発
対象とすることで規制強化を図る。
 現行法ではIDなどを不正取得する行為そのものも処罰対象とはなっていないが、
フィッシング行為のほか、標的型メールやコンピューターウイルスを使ったサイバー
攻撃によって不正取得する行為も禁じ、同様に処罰規定の対象とする。

参考サイト(インプレス[産経新聞社])
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120221_513398.html
首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/


▼児童ポルノ保有者のIPアドレスを警察がリスト化、ISPが警告メールを送信

2012年2月9日プレスリリース
滋賀県警察本部、株式会社ケイ・オプティコム
http://www.k-opti.com/press/2012/press05.html

滋賀県警察本部と株式会社ケイ・オプティコムは、平成24年2月9日(木)より
ファイル共有ソフト「Share」の利用者に対する児童ポルノ拡散防止への対応強
化に取り組みます。警察本部とインターネット接続事業者が共同で、児童ポルノ
拡散防止に取り組むのは国内で初めてのことです。
(中略)
本取り組みでは、滋賀県警が児童ポルノコンテンツを所有している「eo光」利
用者を抽出し、IPアドレスをリスト化します。そのIPアドレスのリストを基に、
ケイ・オプティコムでは利用者に対し、警告メールを送付することにより拡散
防止に努めるものです。


▼総務省と経産省、Googleの新プライバシーポリシーに対し「法令遵守が重要」

2012年2月29日 総務省と経済産業省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000117.html

グーグル株式会社に対する通知
総務省及び経済産業省は、本日、グーグル株式会社に対し、平成24年3月1日から
適用する新たなプライバシーポリシーについて、我が国の多くの利用者に大きな影
響を有することから、法令遵守及び利用者に対する分かりやすい説明等の対応をす
ることが重要である旨を文書で通知しましたので、お知らせします。 
通知内容は以下のとおりです。

・ 統合されたプライバシーポリシーに従ってサービスを提供する際には、利用
目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱いや個人データの第三者への提供
を行わないとともに、利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱う
場合や個人データを第三者に提供する場合にはあらかじめ本人の同意を取得する
など、個人情報についてその適切な取扱いが図られるよう、個人情報の保護に関
する法律(平成15年法律第57号)を遵守することが重要であること。
・ 電気通信事業法(昭和59年法律第86号)における通信の秘密の保護等に関
する規定を遵守するとともに、利用者に対してプライバシーポリシーやサービス
に関して分かりやすい説明をしていくことが重要であること。
・ こうしたことを踏まえ、適切にサービスを提供していくとともに、3月1日
以降も利用者から出てくる実際の懸念や要望に応えるべく、必要な追加的説明や
措置等をとることにつき柔軟な対応をすることが重要であること。

参考関連サイト:
Googleのプライバシーポリシー統合前に押さえておきたいこと(インプレス)
Googleに保存される情報を管理する
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/google_policy/20120221_513509.html


▼グリー、不具合と違反行為で「探検ドリランド」のトレード機能を一時停止

2012年2月20日 グリー プレスリリース
http://www.gree.co.jp/news/press/2012/0220_01.html

当社が運営する一部のソーシャルゲームにおきまして、通常の想定数を超えたゲーム
内アイテム(カード)の取得並びに交換(トレード)行為が確認されました。この結
果、当社が運営しているサービスの一部に影響が出ております。ご利用いただいてい
るユーザーの皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し
上げます。現時点での当社の対応
2月19日午前11:30に「探検ドリランド」ゲーム内におけるトレード機能を停止し
(その他の機能については従来どおり利用可能です)、全てのユーザーの皆様にトレ
ード機能の停止を告知しました。(以下続く)


▼自殺関連ワードの検索で相談窓口に誘導、ヤフーなど検索9社

検索サービスを提供する9社は3月1日、自殺予防に共同で取り組んでいくこと
で合意した。3月1日から始まる自殺対策強化月間を機に、検索結果における
自殺予防対策を強化していく。「自殺方法」など自殺願望と関連するキーワー
ドで検索する利用者に対して、「国立精神・神経医療研究センター自殺予防総
合対策センター」など相談窓口となるサイトへのリンクを掲載する。
 こうした取り組みはすでに、Yahoo! JAPANをはじめとする一部の検索サー
ビスで実施してきたが、これまでは各社が独自に特定のキーワードを設定して
運用していた。今後は新たに参加する事業者も含めて、各社が国立精神・神経
医療研究センター自殺予防総合対策センターと共同で作成したキーワード群を
使っていくことで、自殺対策の強化を図っていくという。
参加事業者はエキサイト(サービス名:Excite)、NECビッグローブ(BIGLOBE)、
NTTコミュニケーションズ(OCN)、NTTドコモ(iMenu、dメニュー)、
NTTレゾナント(goo)、ソネットエンタテインメント(So-net)、
ニフティ(@nifty)、ヤフー(Yahoo! JAPAN)、楽天(Infoseek)の9社。

参考サイト(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120301_515789.html


▼ Yahoo!知恵袋“やらせ投稿”報道は「誤解生じる」、JALUXが事情説明
 
2012年1月16日 プレスリリース(PDF)
http://www.jalux.com/cgi-bin/news/download.cgi?file=0779.pdf

Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」への“やらせ投稿”を依頼していたと一部で報じ
られた株式会社JALUXは16日、「記事の内容に誤解を生じる恐れがある」とし
て事情を説明した。報道では、JALUXが羽田空港内で経営する飲食店が、
Yahoo!知恵袋にやらせ投稿を依頼していたと指摘。自ら「羽田空港内でお薦め
の店はどこですか」と質問した上で、
「空港で働いているので空港のレストランは詳しいですよ」と一般回答者を装い
「この店が一番いい」などと推奨していたと報じている。
この報道についてJALUXは、飲食店は「株式会社デリコ・インターナショナル」
に店舗運営を委託していると説明。JALUXでは2011年4月から7月にかけて、
4回にわたってYahoo!知恵袋にやらせ投稿があったことを10月に確認したとい
うが、JALUXが依頼したものではないとしている。
「デリコ社が、昨年春頃に販促支援の目的で勧誘のあった広告事業者に依頼した
ものですが、ここでも金銭の授受はないことを確認しております。」(JALUX)
 JALUXではやらせ投稿を10月に確認した後、「社会通念上非常に問題があり、
弊社の信用を傷つけるもの」と判断し、デリコ社に対して投稿を中止するように
要請。再発防止を強く指導したという。今後は、委託先会社も含めて徹底管理を
図り、同種の事例の再発防止に努めるとしている。
なお、JALUXが16日に発表したプレスリリースには、デリコ社から同社に送ら
れてきたという謝罪文も掲載している。

参考記事(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120117_505121.html


▼食べログ、投稿者の「携帯電話番号認証」導入、認証済みマーク表示
 
2012年3月1日 プレスリリース
http://corporate.kakaku.com/press/release/20120301.html

株式会社カカクコムは、運営するランキングとクチコミのグルメサイト『食べログ
(http://tabelog.com/)』において、2012年3月1日(木)より、信頼性向上の一環
として、携帯電話番号認証を導入しました。また、同時に、点数算出アルゴリズム
の大幅変更を実施しました。
『食べログ』は、これからも継続的にサイト改善施策を実施し、多くのユーザー様、
飲食店様双方に役立つサイト運営を心がけてまいります。
「携帯電話番号認証」導入についてユーザーが、『食べログ』を通じてお店選びを
する際に、クチコミやレビュアーの信頼性を判断する目安の一つとなることを目的
に、多くの導入実績のある携帯電話番号を利用した認証システムを導入しました。
認証手続きを完了したレビュアーは、食べログサイト上でレビュアー名の右横に
「携帯番号認証済」マークが表示されるようになります。
※認証は任意であり、認証の如何によって利用サービス・機能に制限等はありません。
認証手続きは、パソコン、ケータイ版、スマートフォン対応サイト、スマートフォン
アプリ、すべてのデバイスから行えます。(以下続く)


▼「Yahoo!ニュース」のコメント機能、投稿主のYahoo! JAPAN ID全部表示

コメント機能の投稿者名(Yahoo! JAPAN ID)の表示に関するお知らせ
http://headlines.yahoo.co.jp/cm/guide/howto

ヤフー株式会社は1月19日、「Yahoo!ニュース」のコメント機能について、
投稿者名の表示方法を2月中に変更する予定だと発表した。コメント機能は、
Yahoo!ニュースで掲載している記事に対して、ユーザーが意見や感想を投稿
できるもので、Yahoo! JAPAN IDでログインして利用できる。投稿された
各コメントには現在、投稿主のYahoo! JAPAN IDが「abc*****」のように一部
伏せ字で表示される仕組みとなっており、IDそのものは特定できない。
これが今回、ID全体を表示するように変更される。

「責任をもってコメントを投稿していただくため」
 Yahoo!ニュースのコメント機能は当初、投稿主のIDを表示しないかたちで
運営していたが、2009年2月にIDの一部を伏せ字にして表示する方式に変更
した。これは、大量のコメントが付いている場合など、それが本当にさまざま
なユーザーの声なのか判断できるようにするため。すなわち、ID全体が表示さ
れなくとも、IDが区別さえできれば、限られたユーザーによる繰り返しや自作
自演であるかことを判断できるようになる。同時に、IDごとのコメント一覧も
参照できるようにすることで、そのIDの投稿者の傾向もわかるようにしていた。
 ヤフーでは今回の変更について、「よりいっそう、責任をもってコメントを
投稿していただくため」と説明している。

参考記事(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120120_506216.html

また、自分のYahoo! JAPAN IDに別名IDを設定できる「ニックネーム」機能に
対応するサービスの連携を強化した。ニックネームごとに「Yahoo!プロフィー
ル」を設定して使い分けることが可能になったほか、ニックネームで利用できる
Yahoo! JAPANのサービスも増やした。

Yahoo! JAPAN IDとニックネームの使い分けガイド
http://mpguide.profiles.yahoo.co.jp/
ひとつのIDで7人の自分になる
http://event.yahoo.co.jp/7nn/


▼ヤフー、オークションやショッピングのトラブル補償サービス「Yahoo!補償」

Yahoo!補償 お買いものあんしんパック
http://hosho.yahoo.co.jp/okaimono/

 ヤフー株式会社は、「Yahoo!ショッピング」と「Yahoo!オークション」の取り引きに
ついて、トラブルが発生した場合に一定金額を補償する「Yahoo!補償 お買いものあんし
んパック」の提供を開始した。料金は月額350円で、Yahoo!プレミアム会員は月額150円。
 「Yahoo!補償 お買いものあんしんパック」は、Yahoo!ショッピングとYahoo!オー
クションで購入・落札した商品について、郵送事故による破損や、商品到着後の盗難、
故障による修理が必要となった場合などに、一定金額を補償するサービス。


▼スマートフォンに関連した脆弱(ぜいじゃく)性関連情報の届出が増加傾向

2012年1月26日 プレスリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/20120126.html

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人JPCERTコーディネーション
センター(JPCERT/CC)は26日、2011年第4四半期(10月~12月)の脆弱性関連情
報の届出状況を公表した。
 2011年第4四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は427件で、内訳はソフト
ウェア製品に関するものが46件、ウェブサイト(ウェブアプリケーション)に関する
ものが381件。これにより、2004年7月の届出受付開始からの累計は、ソフトウェア製
品に関するものが1285件、ウェブサイトに関するものが6025件の、合計7310件とな
った。脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し
て対策情報を公表したものは、ソフトウェア製品関連が35件、ウェブサイト関連が259件。

 届出のあった脆弱性の傾向としては、スマートフォン関連のソフトウェア製品
(OS、アプリケーション)に関するものが、2011年第1・第2四半期では届出全体の
10%未満だったが、第3四半期には29%、第4四半期には38%と増加している。IPAと
JPCERT/CCでは、スマートフォン関連のソフトウェア製品、特にアプリケーションの
開発者に、脆弱性が発見された際の速やかな対応に期待するとしている。

参考記事(インプレス)
スマートフォン関連の脆弱性の届出が増加傾向に、IPAとJPCERT/CCが公表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120126_507537.html


▼ソーシャル疲れの原因になっていると思うことランキング(NTTレゾナンド)

 最近はTwitterやFacebook、携帯端末向けソーシャルゲームなどの普及によっ
て、「ソーシャル」という言葉も一般的に使われるようになってきました。
しかし、利用者が増えてきた事で、ソーシャル系サービスならではの問題も顕在
化してきています。中でも今注目を集めているのが、「ソーシャル疲れ」です。

2012年1月19日 ソーシャル疲れの原因になっていると思うことランキング
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/092/social_fatigue_cause/

1位 毎日Twitterにベッタリ張り付きでみている
2位 各SNSとTwitterを連携している
3位 毎日フォロワー数をチェックしている
4位 「いいね!」をつけてほしくて投稿ばかりしている
5位 ソーシャルゲームのお誘いが頻繁にくる
6位 ネガティブツイートばかり目に入る
7位 自分の友達の数が可視化される
8位 他人がTwitterで爆弾発言をしてたたかれているのが目に入る
9位 会社の付き合いで嫌々友達リクエストを承認している
10位 ネガティブツイートばかりしている
11位 リストをみて友達リクエストを申請している
12位 友達のドヤ顔アイコンが目に入る
13位 自分が誘われていない飲み会の存在をSNSで知る
14位 発言によって公開範囲を設定してつぶやいている
15位 ふぁぼられているかを細かくチェックしている


▼ダウンロード後に放置したアプリ、多いのは「ゲーム、合コン系」

2012年2月8日 プレスリリース
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=981

MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は8日、スマートフォン
アプリに関する利用実態調査の結果を発表した。調査は2012年1月11日から
17日まで実施し、スマートフォン所有者743人から回答を集めたもの。

 それによれば、ダウンロードしたことがあるアプリのジャンルは、OS別でみ
ると、iOSではSNS(86.7%)、写真(84.2%)、ゲーム(86.1%)、
Androidではゲーム(75.9%)、SNS(73.1%)、地図・ナビ・交通系(61.8%)
がそれぞれ多く挙げられた。
 一方、ダウンロードして使わなくなったアプリのジャンルについては、iOSでは
ゲーム(28.5%)、エンタメ・合コン系(25.6%)、写真(19.9%)、Androidでは
ゲーム(28.1%)、写真(14.5%)、健康管理・スポーツ系(11.5%)という結果と
なった。


▼「ネットプリント」で友達とファイル共有できるFacebookアプリ、期間限定公開

2012年1月23日 プレスリリース
http://www.fujixerox.co.jp/company/news/release/2012/0123_netprint.html

「File Share Printer」とは、パソコンやスマートフォン注3からFacebook_を 
介した
会社の仲間や友人とファイルを共有することのできる無償のアプリケーションです。
この「File Share Printer」と「ネットプリント」を連携させることで、共有した画像
や文書を、全国のセブン-イレブン店舗の「マルチコピー機」で、いつでも“出先プ リ
ント”することが可能になります。当社が提供している「ネットプリント」のユーザー
IDがあれば、「File Share Printer」に最大容量1GBのシェアフォルダーを作成し、
Facebook_でつながっている「友達」を招待することでファ イルを共有することがで
きます。
環境のファイル共有・プリントサービスを1月23日より7月31日までの期間限定で提供
します。


▼BIGLOBEが画像を使った大喜利を 簡単に作成できる「大喜利メーカー」を提供

2012年1月23日 プレスリリース
http://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2012/01/120123-1
大喜利メーカー
http://o.twipple.jp/

BIGLOBEは1月23日より、画像とお題を組み合わせた画像大喜利を簡単に作成
できる「大喜利メーカー」の提供を開始します。本サービスは、Twitterと連携
しており、作成したお題をフォロワーに公開して回答を募集したり、作成した
大喜利を披露することもでき、インターネット上で手軽に大喜利を楽しめます。

本サービスでは、お題となる画像をアップロードし、お題文を入力するだけで、
誰でも簡単に画像大喜利を作成することができます。サイト上には、新着のお題
が掲載されており、誰でも気軽に大喜利に参加することができるほか、“今日人
気のお題” “歴代人気のお題”から、面白い回答を閲覧して楽しむことも可能で
す。また、面白いと思った回答には、「ウケた」ボタンによって投票し、投票し
たことをツイートすることもできます。


▼YouTubeに「毎秒1時間」の動画がアップロード、最新統計を発表

January 23, 2012
YouTube公式ブログの該当記事(英文)
http://youtube-global.blogspot.com/2012/01/holy-nyans-60-hours-per-minute-and-4.html

米YouTubeは23日、同サイトに毎秒1時間分の動画がアップロードされているとの最
新統計を発表した。
 YouTubeにアップロードされる動画の量は増加し続けている。同社の統計によれ
ば、1分間にアップロードされる動画の量は2007年には6時間だった。それが2010年中
に24時間、35時間、48時間と増加を続け、今年ついに60時間にまで達したという。特
にこの直近8カ月間は30%以上増加したとしている。1分間に60時間分の動画がアップ
ロードされるということは、毎秒1時間分の動画がアップロードされている計算になる。
 アップロードだけでなく、視聴されている量も増加し続けており、世界中から日々
40億の動画が視聴されているとのデータを発表した。

参考(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120124_506884.html


▼2011年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書公表

2012年2月10日 プレスリリース 一般社団法人 日本レコード協会
http://www.riaj.or.jp/release/2012/pr120210.html

本調査は、世代間の比較およびトレンドの分析の二つの視点から、音楽ソフトや有料音楽
配信等の音楽メディアの需要を総合的に把握することを目的として1986年以降、毎年実施
しております。定点調査の他、今年度は「エルダー層に関する分析」と「スマートフォン
の利用による影響」に焦点を当てた調査を実施しました。

【エルダー層】
・エルダー層(50~60代)の有料聴取(音楽を聴くために音楽商品を購入したり、お金を
支払ったりしたことがある)が大幅に減少し、50代で38%、60代で30%。
・50~60代男性の半数以上がCD販売店での衝動買い経験があり、エルダー層の購入促進
施策展開には大いに可能性がある。
【スマートフォンの利用による影響】 
・スマートフォン保有層の23.5%は、スマートフォンを屋内外で音楽再生プレイヤーとして
利用している。
・スマートフォン所有者は音楽への関心が高く、音楽への支出額が多い。新品CD購入では
約3割、有料音楽配信では6割弱を占める。
 
【調査実施概要】
調査対象者 :12~69才男女(中学生は親の代理回答)
調査エリア :全国
抽出方法  :インターネットアンケート調査、グループインタビュー調査
サンプル数 :4,960


▼中・高校生の違法ダウンロード経験者は28.5%~オリコン調査

 オリコン・コミュニケーションズ株式会社は2月23日、“ダウンロード違法化”
を盛り込んだ改正著作権法の認知状況や違法ダウンロードの経験についてアンケー
ト調査した結果を発表した。中・高校生において認知率は上昇したが、違法ダウン
ロード経験率は依然として他の世代に比べて高い結果となっている。
 オリコンでは、2010年1月1日に改正著作権法が施行され、「著作権を侵害した
配信だと知りながら、権利者に無断で音楽や映像をダウンロードすることは、個人
的に楽しむ目的であっても違法」(ダウンロード違法化)となったことを受け、
以降、その認知状況などについて毎年調査を実施している。3回目となる今回は、
同社のアンケートパネルの中・高校生から40代までの1000人を対象に、2012年
1月31日から2月13日までインターネットで実施した。
 著作権法が改正されたことを知っていたのは、全体の56.1%だった。2010年
調査の51.6%、2011年調査の50.5%から増加したが、まだ半数あまりにとどま
っており、今後も認知・啓発活動が重要と言えそうだ。世代別に見ると、専門・
大学生が63.0%で最も多く、次いで中・高校生の61.5%、20代社会人の58.5%、
40代の53.5%、30代の44.0%の順。専門・大学生は以前から認知率が比較的高
かったが、中・高校生で前回調査の49.5%から、20代社会人も47.0%から大き
く上昇しているのが目立つ。 (以下続く)

参考記事(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120227_514864.html


▼ノートン オンライン ファミリー、スマートフォンを使用する子どもを保護
無料のアンドロイド アプリで子どもの端末への「家族ルール」やフィルタリングを適用
可能に

2012 年 2 月 9 日 プレスリリース
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20120209_01

シマンテック・コーポレーションは、子どものスマートフォンでの活動を監視
できる無料のアプリ、アンドロイド端末向けノートン セーフティ マインダー:
モバイル エディションを発表しました。このアプリは、定評のある PC と
 Mac 用の家族向けオンラインセーフティ サービスであるノートン オンライン
ファミリーの一機能として新しく追加されました。この新しいアプリによって、
保護者は Web ベースのツールを活用して、子どもが安全で年齢に適したモバイ
ル端末の利用を習慣づけるように指導することができます。
このアプリは Web 監視とブロック機能を無料で提供し、子どもがアクセスして
いるサイトを保護者がチェックして、不適切と判断したものをブロックすること
ができます。ノートンオンライン ファミリー アカウントを通じて、PC と同じ
 Web フィルタリング設定を子どものアンドロイド携帯にも適用できます。
このサービスでは過去 7 日間のコンテンツを無料で追跡します。
(以下続く)


▼役立ちサイト

「撃退!チェーンメール対策BOOK」の2012年版(PDF)
http://www.dekyo.or.jp/soudan/chain/image/chainbook.pdf

子供の間で流行するチェーンメールの実態や誘引先のURLの危険性、転送してはいけ
ない理由、万一のための転送先アドレスなどを生徒・保護者の方向けに紹介しています。


▼参考サイト

岡山県の青少年向けのサイトで、子どもケータイ利用、トラブル事例、
保護者向けの啓発など内容が充実しています。

ケータイの正しい使い方
http://www.pref.okayama.jp/kikaku/joho/keitai/


▼面白サイト

印象が変わる?モノクロ写真の偉人や有名人たちをカラー化した写真18枚(らばQ)
http://labaq.com/archives/51724921.html

 ビデオやCGの技術の発達により、もともとモノクロだった過去の写真や映像のカ
ラー化が容易になりつつある。古くは映画「メトロポリス」、最近では特撮シリーズ
「ウルトラQ」など、映画やテレビ番組がカラーで蘇る例も少なくない。こうした一
方で、19~20世紀初頭に実在した風景や人物のモノクロ写真がカラー化されて話題に
なることもある。今回注目を集めていたのが、リンカーンやアインシュタイン、アン
ネ・フランク、ヒッチコックなど、世界史を彩る偉人たちの肖像画をカラー化すると
いう試み。いつもの見慣れた表情やポーズでありながら、色がついているだけでまっ
たく違った印象を受けるから不思議だ。ネットでは「こうやって見直すと面白い」
「絵みたいに感じる」などと感想が寄せられていた。画像を紹介している「らばQ」
のリンク先にはさらにさまざまな画像があり、我々の目を楽しませてくれる。

参考記事(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20120117_505039.html


▼国や業界団体の動きをニュースから

2012.1.05(MSN Sankei News)
「食べログ」の順位操作 消費者庁が調査
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120105/crm12010520530026-n1.htm

2012.1.12(神奈川新聞)
サイバー犯罪対策強化へ、県警が警察官を増員
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201120039/

2012.1.15(asahi.com)
スマホの有料アプリ、情報流出に注意 国が実態調査へ
http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY201201130636.html

2012.1.20(YOMIURI ONLINE)
政府サイバー訓練「危険な対応」6000人
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20120120-OYT8T00283.htm

2012.1.20(INTERNET Watch)
総務省「おとりファイル」でWinny/Shareユーザーに注意喚起する実験
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120120_506314.html

2012.1.24(asahi.com)
「フィッシング」を規制対象に 詐欺未然防止へ法改正案
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201201240236.html

2012.1.26(asahi.com)
ドコモ障害に行政指導 総務省「通信の秘密を侵害」
http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY201201260559.html

2012.2.3(INTERNET Watch)
JASRAC排除措置命令、公取委が取り消しへ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120203_509636.html

2012.2.7(INTERNET Watch)
イー・アクセス、児童ポルノのブロッキングを2月22日から実施
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120207_510128.html

2012.2.7(INTERNET Watch)
情報セキュリティ月間に官民連携の啓発活動、無料セミナー開催
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120207_510197.html

2012.2.9(INTERNET Watch)
児童ポルノ保有者のIPアドレスを警察がリスト化、ISPが警告メールを送信
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120209_510885.html

2012.2.14(INTERNET Watch)
国民に「マイナンバー」、共通番号法案を閣議決定~第三者機関が情報保護
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120214_511975.html

2012.2.20(YOMIURI ONLINE)
総務省、携帯の障害ルール議論
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120220-OYT8T00240.htm

2012.2.21(asahi.com)
「フィッシング」開設も規制へ 法改正案を閣議決定
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201202210129.html

2012.2.22(asahi.com)
サイバー攻撃阻め 経産省、若手技術者育成へ研修企画
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201202220467.html


▼調査結果・統計・データ

2012.1.09(東京新聞)
サイバー犯罪被害、トラブル激増 県警が警戒呼び掛け
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120109/CK2012010902000050.html

2012.1.10(INTERNET Watch)
ネットサービスのパスワード、利用者の7割が「使い回し」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120110_503434.html

2012.1.25(INTERNET Watch)
日本にホスティングされたフィッシングサイトが466件、世界ワースト5位
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120125_507140.html

2012.2.1(INTERNET Watch)
中高生5人に1人が有名人画像を無断ネット使用、「問題意識希薄に」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120202_509145.html

2012.2.17(asahi.com)
児童ポルノ摘発、昨年は過去最多 共有ソフトの手口増加
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201202160200.html

2012.2.23(jiji.com)
交流サイト被害、初の減少 昨年、大手サイト対策に効果 警察庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012022300226

2012.2.27(INTERNET Watch)
中・高校生の違法ダウンロード経験者は28.5%~オリコン調査
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120227_514864.html


▼その他の最新ニュース

一覧
http://www.iajapan.org/hotline/inews/inews.html

2012.1.05(MSN Sankei News)
鹿児島のプレミア焼酎転売で罰金 2年余の売上1億1千万円
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120105/crm12010514250017-n1.htm

2012.1.12(INTERNET Watch)
スマホ狙うワンクリ詐欺アプリ、請求画面を何度も表示、電話番号も抜かれる
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120112_503974.html

2012.1.13(asahi.com)
宇宙開発機構で情報流出 業務用PCがウイルス感染
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201201130668.html

2012.1.15(MSN Sankei News)
ブログに不正アクセス容疑 勝手に閉鎖「嫌がらせのため」長野の男逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120115/crm12011519450016-n1.htm

2012.1.16(YOMIURI ONLINE)
ヤフー知恵袋でもやらせ投稿…揺らぐ信頼性
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120116-OYT8T00878.htm

2012.1.18(MSN Sankei News)
「駅に爆弾を仕掛ける」警視庁に犯行予告メール 自称大学生逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120118/crm12011814360009-n1.htm

2012.1.20(INTERNET Watch)
オンラインストレージ「Megaupload.com」が閉鎖、米司法省が起訴で
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120120_506344.html

2012.1.23(MSN Sankei News)
内職斡旋、人生相談、占い…専用サイト装い誘導 出会い系の手口巧妙化
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120123/trd12012322300018-n1.htm

2012.1.26(INTERNET Watch)
コンピューターウイルス作成罪を初適用、知人に送りつけた男を大阪府警が逮捕
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120126_507599.html

2012.1.31(MSN Sankei News)
テレビ番組の海外転送サービス差し止め命じる NHK、民放の訴え認める 知
財高裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120131/trl12013111360000-n1.htm

2012.2.2(MSN Sankei News)
西田議員の動画サイトへのポルノ投稿、警視庁が捜査へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120202/crm12020200590000-n1.htm

2012.2.6(INTERNET Watch)
IPAも“スマホ版ワンクリック請求”を確認、料金督促SMS届く
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120206_509765.html

2012.2.8(YOMIURI ONLINE)
「パクった」「飲酒運転」学生、悪のり投稿
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120207-OYT8T00855.htm

2012.2.9(MSN Sankei News)
「現金化業者」のネット広告、120件削除要請 警察庁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120209/crm12020911000005-n1.htm

2012.2.9(毎日.jp)
出会い系サイト:運営会社社長ら逮捕 詐欺容疑で警視庁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120209k0000m040046000c.html

2012.2.10(asahi.com)
他人のID使い映画購入の疑い PS3ゲームで知り合う
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201202100241.html

2012.2.12(MSN Sankei News)
フェイスブック上のトラブルで父親が2人殺害 娘の「友達」削除で
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120210/amr12021021260007-n1.htm

2012.2.15(asahi.com)
商標権侵害は「通販サイト運営者にも責任」知財高裁
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201202140541.html

2012.2.20(MSN Sankei News)
「インパクトのある方がコメントが多く返ってくる」 さっぽろ雪祭りに爆破予
告の男 書類送検
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120220/crm12022018430015-n1.htm

2012.2.24(INTERNET Watch)
韓国「PANDORA.TV」への動画無断アップロードで男性逮捕、「FC2」での容疑も
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120224_514429.html


▼編集後記

メルマガが溜まると、書く方も整理が大変だし読む方も大変ですね。
来年度から発行人を強化しますので、溜めないでの発行を目指します。