Subject: [HOTLINENEWS 59]
インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン23号(2006年1月号)
Fri, 13 Jan 2006 14:28:23 +0900

豪雪地帯で働く皆さま、大変お疲れさまです。
今年もよろしくお願いいたします。


▼2006年1月12日 インターネット協会調査結果のニュース記事より

危うい「モデル募集サイト」少女の被害増加(出典:読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060112it05.htm?from=top

#2005年8月調査「児童ポルノ、HDDに入れネット競売に出品」に続く第2弾です。

記事の冒頭を紹介します。

インターネット上で、撮影モデルを希望する女性と撮影する男性が情報交換する専門
サイトが増えており、18歳未満の少女が書き込みをしているサイトもあることが、
インターネット協会の調べでわかった。
今月10日、検索専門サイトにモデル募集にかかわるキーワードを入力し、表示され
た上位100サイトの中身をすべて調べた。その結果、不特定のモデル希望者と撮影
希望者が情報交換する内容のものが14サイトあり、このうち18歳未満の少女も対
象になっているものが8サイトあった。撮影側が制服などのコスチュームを希望、少
女側から水着や下着姿などの格好と報酬額を提示するなど問題のある内容だった。
(以下、神奈川県警、奥村徹弁護士、ECPAT宮本潤子氏のコメントが続く)

▼2005年12月21日 警察庁の発表より

ネットで自殺予告した9人を保護 ISPの情報開示で(出典:itmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/22/news077.html

記事の冒頭を紹介します。

警察庁は、10月5日から12月10日までの2カ月間で、ネット掲示板などで自殺予告を
行った9人を保護したと明らかにした。10月5日に公開された自殺予告の発信者情報
開示ガイドラインに沿ってISPが警察に情報を開示し、保護につながった。
(以下続く)


▼IT安心会議ホームページの開設について

内閣官房IT担当室はインターネット上の違法・有害情報に関する政府の施策を周知
する「IT安心会議ホームページ」を開設しました。
http://www.it-anshin.go.jp/


▼警察庁/総務省 違法・有害情報対策会議の議事

本年度、警察庁と総務省はぞれぞれ会議を活発に行っております。

警察庁はインターネット上の違法(有害)情報への対応における官民の連携の在り方
について検討する「総合セキュリテイ対策会議」を開催し、具体的検討事項として
「ホットライン」活動の推進をあげています。
また、総務省では「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する研究会」を
開催し、具体的検討事項として、インターネット上の違法・有害情報へのプロバイダ
等による自主的対策、プロバイダ等による自主的対策を効果的に支援する制度・方策
をあげ、2006年7月を目途に取りまとめを行う予定です。

警察庁「総合セキュリテイ対策会議」
第3回までの発言要旨を掲載
http://www.npa.go.jp/cyber/csmeeting/

総務省「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する研究会」
第4回までの議事要旨を掲載
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/internet_ihoyugai/


▼ECOM からのお知らせ

ECOMトピックスのページ
アダルトサイトや出会い系サイトなどでメニューをクリックしてしまったら
自動的に入会になり高額な入会金等を請求されてしまった方へ(2006年1月10日更新)
http://www.ecom.jp/adr/ja/topics/tp_01.htm

特にたくさん寄せられる相談内容をトラブル事例として紹介されています。
「ワンクリック登録」などの最近の手口を紹介するとともに、
その具体的な表示画面も紹介しています。


▼ホットラインに寄せられた相談件数

http://www.iajapan.org/hotline/2005data.html
2005年  12月 31件

年末年始だったため相談全体件数は減りましたが、減ったかと思われた有料情報料金
請求が増えています。
また、あるプライバシー侵害(たぶん被害妄想)の相談のやりとりに苦労しています。


▼その他の最新ニュース

2006.1.12(Mainichi Interactive)
残虐ゲーム 4都県知事が連携し規制 共通基準作りへ/東京
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/solution/news/20060112org00m300092000c.html

2005.12.26(Mainichi Interactive)
残虐ゲーム規制 カリフォルニア州も敗訴、業界側が3連勝
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/computing/news/20051226org00m300088000c.html

2005.12.15(Mainichi Interactive)
闇サイト事件 殺人請け負い、探偵業の男に有罪〜東京地裁八王子支部判決
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/network/news/20051215org00m300107000c.html

2005.12.15
ネット上の人権侵害情報に法務省が削除依頼、1年間で18件(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/12/15/10246.html


▼編集後記

1/10、米連邦取引委員会(FTC)はサイバー犯罪防止の啓発サイトを開設しました。
http://www.onguardonline.gov/quiz/
関連記事
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/solution/news/20060112org00m300108000c.html
http://cgi.itmedia.co.jp/g/02_0c01060411_/news/articles/0601/12/news009.html

クイズ形式でフィッシング詐欺の手口やスパイウエアの危険性などを学べて、
被害防止を目指すとの事です。
スリルがあってかっこいいサイトで、著作権を設定せずに会社などで自由に
利用できるのがすごいです。内容は英語なので、う〜ん。
インターネット協会も、ウエブでルール&マナー検定を開設しているので、
こんな凝ったサイトを見ると刺激されます。頑張るぞ〜(でも予算が問題)。

以上