Subject: [HOTLINENEWS 74] 2月17日「IT技術と刑事事件を考える−Winny 事件判決を契機として−」シンポジウムのご案内 Fri, 2 Feb 2007 11:47:50 +0900 皆さまに有益と思われる情報をいただきましたのでご案内させていただきます。 "情報処理技術と刑事事件に関する共同シンポジウム"「IT技術と刑事事件を考える −Winny事件判決を契機として−」についてご案内になります。 参加費無料、事前申込不要。大阪での開催となります。 ご興味をお持ちの方はぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。 また、お問い合わせは直接、大阪弁護士会 委員会担当室のご担当者様迄 お電話でお願いいたします。 よろしくお願いいたします。 以下、ご案内--- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 情報処理技術と刑事事件に関する共同シンポジウム 「IT技術と刑事事件を考える−Winny事件判決を契機として−」 の開催について(ご案内) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨今の情報処理技術、特にインターネット等の発展により、情報処理技術や著作権法 などの特別刑法が複雑に絡みあった刑事事件が数多く起こっております。このような 事件の弁護活動には、当然ではありますが情報処理技術に関する素養、関連諸法規の 知識、さらには技術や産業の発展といった多角的な見識が必要とされます。 そのような中で、ファイル共有ソフトである「Winny」に関する事件(以下「W inny事件」といいます。)の地裁判決が出ました。この事件に関しても、ファイ ル共有ソフトという技術に対する認識、海外の判決をはじめとするサイバー法に関す る海外の実情などについて、情報処理技術者やサイバー法研究者等が様々な見解を発 表しております。 そこで、情報処理学会及び情報ネットワーク法学会との共催により、本会も主催者と して、各分野の研究者を招き、共同シンポジウムを開催することにより、新たな分野 の刑事事件に関する相互交流をはかり、今後の研究の契機になることを目的として、 標記シンポジウムの開催を企画した次第です。 技術的・法的見地から有用な話が提供されると思われます。是非、弁護士に限らず、 皆さまのご参加をお待ちしています。 主 催: 大阪弁護士会 刑事弁護委員会、情報ネットワーク法学会、情報処理学会 http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/workshop/winny/winny_sympo.html 日 時: 2007年2月17日(土)10:00〜17:00 場 所: 大阪弁護士会館2階ホール http://www.osakaben.or.jp/web/02_access/index.php 参加費: 無 料 申込み: 不 要 プログラム ----------------------------------------------------------------------------- 1 講 演 ファイル共有ソフト概説 講 師 金子 勇 氏 プログラマー・Winny開発者 2 講 演 ファイル共有ソフトを巡る法的問題点 講 師 指宿 信 氏(立命館大学法科大学院教授・情報ネットワーク法学会) 3 講 演 ファイル共有ソフトと著作権に関する裁判例 講 師 岡村 久道 氏(大阪弁護士会会員・国立情報学研究所客員教授・ 情報ネットワーク法学会理事) 4 講 演 ファイル共有を巡る技術的問題点 講 師 高木 浩光 氏(産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 主任研究員・情報処理学会会員・情報ネットワーク 法学会会員) 5 講 演 IT事件に関する弁護技術上の問題点 講 師 秋田 真志 氏(大阪弁護士会・刑事弁護委員会副委員長) 6 パネルディスカッション「Winny事件が残したもの」 ----------------------------------------------------------------------------- お問い合わせ先:大阪弁護士会 委員会担当室(担当 樫本) TEL:06-6364-1227 ---以上です。