IAjapan フォーラム 2001
~考えよう「ブロードバンドでビジネスは広がるのか」~
開催の概要


概要 プログラム 参加費 お問合せ

概要
 「ファースト・マイル」と呼ばれる利用者側のアクセス回線の高速化によって「ブロードバンド」が注目を集めている。この流れは、単なるネットワークの高速化ではなく、インフラの「大革新」ととらえることが重要である。今回のフォーラムでは、「常時接続」、「定額制」、「着信可」というブロードバンドの特性を背景に、どのようなアプリケーションが求められていて、どのようにすればビジネスに結びつけられるかということに焦点を当てて、2日間にわたって議論を展開する。

日時:12月6日(木)10:00~17:00 ※懇親会 18:00~
    12月7日(金)10:00~17:15

場所:パシフィコ横浜 301(会議室)  横浜市西区みなとみらい1丁目1番1号

    アクセスはここをクリック     会場図はここをクリック

主催:財団法人インターネット協会(IAjapan)

定員:150名

対象者:ブロードバンドについて知識を深めたい人
     ブロードバンドビジネスを検討している人
プログラム(予定)

【12月6日】
10:00~10:50 基調講演「韓国ブロードバンドの今と未来(仮題)」
President&CEO
Iworld Holdings Limited Jin Ho Hur氏 
10:50~11:00 休憩
11:00-17:00 ブロードバンドのインフラを考える
11:00~12:30 「ブロードバンド:広帯域?定額制?グローバル・アドレス?」
慶應義塾大学
湘南藤沢キャンパス助教授 中村 修 氏  講師略歴

一般的に一人歩きしているブロードバンドとは、いったいどのようなことなのか。
これからのブロードバンド世界とは、どのような展開をしていくべきなのかについて、現状や技術的な背景などを踏まえて議論していく
12:30~14:00 昼休み
14:00~15:25 「ブロードバンドサービス構築における技術的課題」
奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科教授 山口 英 氏  講師略歴

エンドユーザが数Mbpsから数十Mbpsの帯域を利用できるブロードバンドサービスの登場は、従来のサービス構築手法を大きく変えるインパクトを持っている。特に、ISPにおけるネットワーク構築やサービス提供には大きな影響を与え、高性能なサービス提供環境の構築が必要となっている。ここでは、現在のISPにおけるサービス構築手法を概観し、ブロードバンドサービスを構築する際に考慮しなければならない技術的要素について議論する。
15:25~15:35 休憩
15:35~17:00 「コンテンツ・ディストリビューション・サービス」
NTT西日本
法人営業本部ソリューションビジネス部 沖本 忠久氏  講師略歴

ブロードバンドの具現化に伴い、Internetは通信産業を超えた、新しいメディア産業の中核として期待されている。これからのユーザーの利用形態を見据えた上で、新たなサービス提供のありかたや産業創出について業界全体として考えて行く必要がある。その際に重要なものとして、CDN(Content Distribution Network)があげられる。インフラストラクチャとしてのCDNを活用した次の世代のサービスのあり方について紹介する。
18:00~20:00 【IAjapan懇親会】 ベイブリッジカフェテリアにて
※懇親会の席上で、オンラインソフトウェア大賞の授賞式を同時開催の予定です。
【12月7日】
10:00-14:35 ブロードバンドのコンテンツを考える
10:00~11:30 「くぼたつのブロードバンド体験談とそこに見える可能性マーケット」
株式会社イッツ
代表取締役 久保田 達也氏  講師略歴

地に足のついたオンライン文化を築く時代が到来したと思います。そこで本講演では日ごろ私が実体験して感じ取ってきたことをお話したいと思います。
  • 自社内に高速専用回線(光ファイバー100MB)とハイエンドパソコンの環境を用意することでどのようにブロードバンドを使うようになったか
  • 家庭内に高速専用回線(ADSL)を配置してみて、生活圏においてどのようにブロードバンドを使うようになったか
  • ブロードバンドの指針となる韓国のADSL普及に伴うブロードバンド社会現象はどのように変化したか
  • テレビ出演(東京ソフトウォーズ、CNN)の体験ノウハウとインターネットTVのちがい
  • インターネットTVであるインプレスTVおよび自社制作TVを2年間にわたり制作してみてわかってきたこと
  • BS立ち上げの当時のデジキャスへの協力とその経過
  • Eラーニングの先駆けとなった日経新聞オンライン講座の講師を務めてわかったこと
11:30~13:00 昼休み
13:00~14:25 「企業が考えるブロードバンド(仮題)」
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
デジタルネットワークグループ
SMENetwork部長 今野 敏博氏 
14:25~14:35 休憩
14:35-17:15 ブロードバンドと放送の関係を考える
14:35~15:50 「世界初の蓄積型双方向サービス「ep」、そのビジネスモデルとビジョンについて」
イーピー株式会社 コンテンツ事業部・サービスディベロップメントグループ
部長 岡持 充彦氏  講師略歴

2002年春にサービスインを予定している「epサービス」は110度CSデジタル放送、セットトップボックスに内蔵されたHDD、インターネットを統合した、世界で始めての蓄積型双方向サービスを行う予定である。20世紀型マスメディアがデジタル化とインターネットの普及によって大きく揺り動かされる中で、メディア環境がどのように統合されてゆくのか、その事例としての「epサービス」を紹介する。生活者の視点、コンテンツおよびサービス事業者の視点から、放送と通信の関係性について述べ、技術が社会化してゆく方向性とユビキタス時代を構築する具体ビジョンを示したいと思う。
15:50~16:00 休憩
16:00~17:15 「デジタル放送とブロードバンド」
株式会社フジテレビジョン
技術局専任局長 上瀬 千春氏  講師略歴

インターネットのブロードバンドの発展で将来デジタル放送がなくなるということを言う人が多いが、とんでもない間違いである。メディアとコンテンツを同一に並べて比較し、議論をしても全く意味がない。
  • ブロードバンドのキラーコンテンツは「放送番組」ではない。その理由は権利処理の困難さ から言うのではない。では何なのか?
  • 本当にブロードバンドで放送する必然性はあるのか?
  • ブロードバンドの次の技術革新とメディアは既に存在する。本当のテレビの革命はブロードバンドの次の革命である。

参加費
▼IAjapanフォーラム2001
【通常料金】
会員1日のみ12,000円
会員2日間22,000円
一般1日のみ18,000円
一般2日間34,000円

 *12月6日・7日の2日間ともご参加の場合には上記の通り、割引料金が適用されます。

▼IAjapan懇親会
会員当日申込 5,000円
一般当日申込 8,000円

※詳しくは、以下の参加申込ページにてご確認ください。
参加申込   以下のURLにて、参加申込を行ってください。

     http://internetweek.jtbcom.co.jp/online/index.html
      ※定員になり次第、受付けを締めきらせていただきます。

お問合せ   インターネット協会 事務局

    E-mail:iw2001@iajapan.org
    Tel:03-5269-9454 Fax:03-5379-5338


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iw2001@iajapan.org