報道資料
平成19年4月10日


Black Hat-CMP
財団法人インターネット協会 

世界最先端のセキュリティ専門家によるコンピュータセキュリティ・トレーニング
『ブラックハット・ジャパン・トレーニング 2007 : マルウェア検出とフォレンジック・スペシャル』



  デジタルディフェンスに特化したセキュリティシンクタンク「Black Hat(ブラックハット)」 (代表: Jeff Moss、本拠地: 米国シアトル、http://www.blackhat.com/、現CMP社デジタルセキュリティ部門)は、ハイエンドな国際的セキュリティ専門家によるコンピュータセキュリティ技術と理論の実習トレーニング『ブラックハット・ジャパン・トレーニング2007: マルウェア検出とフォレンジック・スペシャル (Black Hat Japan Training 2007 for Malware Detection and Forensics)』を、2007年5月28日(月)、29日(火)の2日間、東京新宿・京王プラザホテルにて財団法人インターネット協会(IAjapan、理事長: 矢野薫、http://www.iajapan.org/)と共同で開催いたします。  今回予定されている3コースは、最近増加傾向にある内部者による個人情報などのデータ窃盗の証拠確保や捜査、フィッシング詐欺などに利用されるマルウェア(悪事に利用するために作成されたソフトウェア)に対抗する技術を学べるコースを主体に用意されました。ひとつのコースは2日間にわたり構成された学習計画に基づいて進行し、2007年5月28日と29日の間3つのコースが同時進行します。



■各コース概要

1) 米国国家安全保障局(NSA)INFOSECアセスメント方法論(IAM):レベル1
 米国のセキュリティ・ホライゾン(Security Horizon)社により提供されるコースで、組織における情報セキュリティ対策構築の基礎となるアセスメント手法について、米国国家安全保障局(NSA)によって確立された方法論を講義します。NSAにより定義されている一定の職務経験を満たす参加者には、最終日のテストの合格すると認定証がNSAより発行されます。セキュリティ企業、金融企業などのセキュリティ担当者のスキルアップに有益なコースです。

詳細: http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/bh-jp-training-JP/train-bh-jp-07-jp-SH-NSA1.html

2) ライブワイアー・デジタル・フォレンジック
 米国のウェットストーン・テクノロジーズ(WetStone Technologies)社により提供されるコースで、組織内ネットワークでの内部犯行や情報持ち出し追跡などの際に重要な意味を持つ、証拠確保に使われるコンピューター・フォレンジック(捜査技術)の作業を実際に体験学習するコースです。参加者にはフォレンジック・ツール類がインストールされた作業用マシンが用意され、稼働する実習用サーバーマシンから証拠を探し出す作業などを行います。またすべての参加者には、1795ドル相当のフォレンジック・ツール『Gargoyle Investigator Enterprise Edition』が提供されるお得なコースです。

詳細:http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/bh-jp-training-JP/train-bh-jp-07-jp-WS-LDI.html

3) Windowsのマルウェア検出と分析、リバースエンジニアリング
 ウィルス解析しリバースエンジニアリングを得意とするセキュリティ専門家、ペドラム・アミーニ(Pedram Amini)氏とイーロ・カレラ(Ero Carrera)氏のチームにより提供されるコースで、現状一番出現数の多いWindowsのマルウェアに焦点を絞り、マルウェアの作成に使われる様々なプログラミング手法や偽装手法を発見・分析する手順を講義するコースです。参加者は自身のラップトップ・コンピューターを持ち込み、多数の市販ツールやオープンソース・ツールを利用しながら学習します。

詳細:http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/bh-jp-training-JP/train-bh-jp-07-jp-PA.html


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■開催概要

タイトル(英): Black Hat Japan Training 2007 for Malware Detection and Forensics
タイトル(日): ブラックハット・ジャパン・トレーニング2007:マルウェア検出とフォレンジック・スペシャル
期   日: 2007年5月28日(月)・29日(火)の全2日間
場   所: 京王プラザホテル、新宿、東京
事前登録開始日: 2007年4月1日(日)
事前登録締切日:  2007年5月24日(木)
受講費構成: ※コースと申し込み時期により価格が異なります。(価格は消費税込)


1) 米国国家安全保障局(NSA)INFOSECアセスメント方法論(IAM):レベル1

 早期割引(4月 1日(日) - 5月 2日(水)) : 255,000円(税込)
 通常価格(5月 3日(木) - 5月24日(木)) : 285,000円(税込)
 当日価格(5月28日(月) - 5月29日(火)) : 313,000円(税込)

2) ライブワイアー・デジタル・フォレンジック

 早期割引(4月 1日(日) - 5月 2日(水)) : 275,000円(税込)
 通常価格(5月 3日(木) - 5月24日(木)) : 305,000円(税込)
 当日価格(5月28日(月) - 5月29日(火)) : 333,000円(税込)

3) Windowsのマルウェア検出と分析、リバースエンジニアリング

 早期割引(4月 1日(日) - 5月 2日(水)) : 275,000円(税込)
 通常価格(5月 3日(木) - 5月24日(木)) : 305,000円(税込)
 当日価格(5月28日(月) - 5月29日(火)) : 333,000円(税込)

 ※日本の参加者のみの特典として、2名以上のグループ参加者への15%の割引と、インターネット協会会員への割引が用意されています。

オンライン登録: http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/bh-jp-07-jp-reg.html

詳細情報(随時更新):  http://www.blackhat.com/html/bh-japan-07/train-bh-jp-07-jp-index.html


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■■Black Hat Japan について
 「ブラックハット・ジャパン」は、アメリカ・ヨーロッパ・アジアにまたがって開催されているセキュリティ・コンファレンス「Black Hat Briefings(ブラックハット・ブリーフィングス)」の日本版として、2004年より開始されました。初年度より財団法人インターネット協会(IAjapan、理事長:矢野薫、http://www.iajapan.org/)との共同開催で実施され、2006年より日本インターネットプロバイダー協会も協賛に加わりました。日本でのトレーニングは2006年秋に初めて紹介され、米国国家安全保障局(NSA)より世界中で5ヶ国のみに対して認定証が提供されている『INFOSECアセスメント方法論』が実施されました。

■■Black Hat について
 Black Hat(ブラックハット、現CMP社デジタルセキュリティ部門)は、セキュリティシンクタンクとして、世界的な企業や政府関連機関の中で働くセキュリティ専門家に高度な教育を提供しています。Black Hatが開催するBriefings(ブリーフィングス)は、コンピューターセキュリティの専門家がコンピュータと情報インフラに潜在的に存在する脅威を深く理解するニーズを満たすため、1997年にJeff Mossによりアメリカで開始されました。特定企業に依存しないベンダーニュートラルな立場から常に最新の脅威と対応策が話し合われるセキュリティ情報の発信源と交換場所として機能しています。
 昨年のBlack Hat USA Briefingsでは、2日間で90あまりのセッションが用意され、世界中から約3500人が参加するまでに拡大しました。Black Hatの使命の核となったのは、コンピュータ・アンダーグラウンドの最も優秀な頭脳と先進的なセキュリティ専門家をミックスさせることでした。それが、世界中のトップ技術者による新しく独創的な研究を提供することで知られる、ユニークなコンファレンスの開催に結びつく結果となりました。
 現在では「Black Hat USA(ブラックハット・アメリカ)」のほか、「Black Hat Europe (ブラックハット・ヨーロッパ)」、「Black Hat Asia (ブラックハット・アジア)」の開催により、来るべきセキュリティ業界のトレンドに関する比類なき知識を、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界中に供給しています。Black Hat はさらに成長を続け、今ではBriefingsのみならずカスタマイズされたトレーニングやコンサルティングも提供し、Amazon.com社、マイクロソフト社、NSA(米国国家安全保障局)等への経験があります。
詳細: http://www.blackhat.com/


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■■財団法人インターネット協会について
 財団法人インターネット協会(IAjapan: Internet Association Japan)は、「日本インターネット協会」(1993年12月設立)と「電子ネットワーク協議会」(1992年10月発足)との統合により2001年7月に設立された公益法人で、インターネット関連組織と個人会員を保有しています。インターネット関連技術の最新動向の情報提供や、セミナー開催や研究部会活動、IPv6普及促進活動、インターネット利用におけるルール&マナー集の作成、ルール&マナー検定の実施、レイティング・フィルタリングシステムの普及、オンラインソフト/フリーソフトの表彰、人材育成のための研修事業などを中心とする活動を行っています。
詳細: http://www.iajapan.org/

■■CMP社について
 CMP(CEO: Steve Weitzner、本拠地: 米国ニューヨーク州マナセット、http://www.cmp.com/)は、信頼できる情報を提供するブランドとして多くの技術専門家からの信頼を得た、技術産業に役立つマーケティングサービスプロバイダーです。売り手と買い手が最も効率的に交流できるチャンスを提供しています。CMPは、英国に本部を置く国際総合メディア企業であるUnited Business Media(ユナイテッドビジネスメディア、http://www.unitedbusinessmedia.com)社のB2Bメディア部門として、ニュースレターやインターネット上のオンラインサービスを通じて業界専門情報を提供し、国際的なビジネスメディア企業として展開しています。
詳細: http://www.cmp.com/







【本件の問い合わせ先】

   Black Hat Japan Operation
   ブラックハット・ジャパン・オペレーション
   担当: 篠田佳奈
   TEL: 080-5081-3559
   FAX: 020-4669-6973
   Email:to_bhj
   URL: http://japan.blackhat.com/



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