報道資料
平成30年12月4日
一般財団法人インターネット協会
一般社団法人データ流通推進協議会
 

IoTxビッグ データ流通実証験の取り組みを開始
- データ主導社会に向けIAjapanとDTAが連携 -



 一般財団法人インターネット協会(所在地:東京都文京区、理事長 藤原 洋、以下IAjapan)と一般社団法人データ流通推進協議会(所在地:東京都港区、理事長 村井 純、以下DTA)は、多種多様なデータに対しデータ取引市場を活用し第三者からデータ収集する流通実証実験を行うこととなりました。
 本実証実験では、IAjapan およびDTAの会員25社の参加によるデータ流通実証実験タスクフォースが、IoTデバイスの生成するセンサー情報やライフログなどのリアルタイムデータや企業が蓄積所有するマーケティングデータなどの蓄積データを、データ取引市場運営者事業者の運営するデータ取引市場を介してデータ提供者より収集します。


【データ流通実証実験について】

 本実証実験は、図1に示す「データ提供者」、「データ取引市場運営事業者」、「データ提供先」の参加によりデータの生成、収集、提供者・提供先間のデータ収受、決済までのデータ流通の実証実験システムを実運用します。
 実証実験システムは、データ流通実証実験タスクフォース参加の企業・団体が提供する多様なIoT向け通信サービス、センサー機器、データ収集アプリケーション、データカタログ、データ管理システムなどの要素技術の組み合わせにより構築されます。(図2参照)


【期待される成果】

 本実証実験により、リアルタイムデータと非リアルタイムデータの組み合わせによる新しいデータの付加価値創造が期待されるほか、データ取引市場を介してデータと対価の実取引を実施し、データ価値の顕在化を目指します。
 また、タスクフォース参加の企業・団体は、自社の提供する各要素技術の個別評価に加え相互接続性、連携性の評価が可能となります。


【図1】
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【図2】
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【今後の予定】

 データ流通実証実験タスクフォースでは、既に現在実証実験システムの構築と実験計画の設計を着手しており、今後は、外部(非会員)のデータ提供者の参加も募り、大規模なデータ収集範囲の構築を予定しております。参加要項詳細は、2018年12月中に発表します。
 また、本実証実験において、収集したデータの共同利用、実験で検証するサービスや機器の提供は、DTA又はIAjapanの会員企業および団体に限られますが、両協議会ともに現在非会員の場合でも、DTA又はIAjapanに加入いただくことで参加が可能です。加入方法および加入条件は各団体のウェブサイトをご確認ください。


◆一般財団法人インターネット協会(IAjapan)について◆

 インターネット協会は、経済産業省と総務省の共管により平成13年(2001年)に設立され、インターネットの発展を推進することにより、高度情報化社会の形成を図り、我が国の経済社会の発展と国民生活の向上に資することを目的としてさまざまな活動を続けている業界団体です。同協会の「インターネット上に未来社会を築く」という理念は、あらゆるモノがインターネットに接続されるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)時代を迎えて、いままさに具現化されようとしています。

ウェブサイト:https://www.iajapan.org


◆ 一般社団法人データ流通推進協議会(DTA)について◆

 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室、総務省、経済産業省におけるワーキンググループの検討を踏まえ、2017年11月に設立されました。当協議会は、データ提供者が安心して、かつスムーズにデータを提供でき、またデータ利用者が欲するデータを容易に判断して収集・活用できる技術的・制度的環境を整備すること等を目的として、技術基準検討委員会、運用基準検討委員会、利活用促進委員会等を設置し活動しています。

ウェブサイト:https://data-trading.org

<本リリースに関するお問合せ先>

  一般財団法人インターネット協会  IoT推進委員会事務局 to_iot-info

  一般社団法人データ流通推進協議会 事務局 dta-office【@】data-trading.org
  ※【@】を半角アットマークに書き換えてください


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