1章 基本事項(きほんじこう)

まず、インターネットを使うときにはかならず守らなければならない約束について考えてみることにしましょう。

1.1 インターネットを使うときの注意

インターネットへようこそ インターネットを使うと、世界中の人たちとお話をすることができます。ということは、インターネットにつながっているときには、画面上にはみえなくても、たくさんの人と一緒(いっしょ)にいることになります。学校や公園で遊ぶときのように、一緒(いっしょ)にいるたくさんの人たちにめいわくをかけることのないように、みんなでなかよくたのしく遊べるように、十分注意するようにしてください。どのようなことに注意したらよいのかは、これから説明します。

1.2 自分のことは自分で

インターネットでは、いろいろなことをすることができますが、自分でせきにんをもって行います。メールを出したりホームページを見たりといったことも、自分のせきにんで行います。だから、もし、メールをまちがって出してしまったりしても、それは自分自身でせきにんをとらなければなりません。先生もおうちの人にもどうすることもできないのです。また、不注意から人にめいわくをかけてしまうこともあるかもしれませんし、自分がいやな目にあうかもしれません。自分だけではなく、先生やおうちの人までがしかられてしまうかもしれません。このようなことから自分を守るためにも、インターネットを使うときの約束を守るようにしましょう。これから、約束についていろいろ説明がありますが、何かいつもと違う出来ごとに出会ったら、かならず、先生かおうちの人に相談するようにしてください。

1.3 文字で伝えるということ

わからないことはきいてね ふだん、教室で友だちと話すときには、友だちの顔をみながら話します。だから、友だちの表情(ひょうじょう)や声の感じから、話していることが本気なのかじょうだんなのか、おこっているのか笑っているのかを知ることができます。けれども、インターネットで友だちと話すときには、友だちの声も聞けないし顔もみることもできません。そのうち、声を聞いたり顔をみられるような技術(ぎじゅつ)がふつうに使えるようになるかもしれませんが、現在(げんざい)は、電子メールやチャットなど、友だちとお話しするときには、文字が多く使われます。文字を使うときは、声や表情(ひょうじょう)が伝わらないので、話したい内容(ないよう)が正しく伝わるように十分に注意しなければなりません。じょうだんで書いたつもりの一言で、友だちがおこってしまうこともあるのです。また、ぎゃくに、友だちからきたメールを読んでいやな気分になったとしても、友だちにはまったくわるぎのないこともあります。

また、文章(ぶんしょう)の最後に「顔文字」とよばれる記号をつけることで、文章(ぶんしょう)では伝わりにくい、自分の気分などを伝えることができます。例えば、(^^)(えがお)や(^^;(苦笑い)などがあります。


1.4 おうちの人や学校の先生の説明はよく聞く

おうちでインターネット インターネットは、世界の人たちとお話しすることのできる、とても楽しいところですが、同時に、悪い人もいるしこわい事件(じけん)も起こるところです。だから、先生やおうちの人の説明をちゃんときいて、そういった悪い人やこわい事件(じけん)に出会わないように気をつけなければなりません。

インターネットは、かならず、先生かおうちの人がいるときに使うようにしましょう。そして、いつもとはちがうできごとに出会ったら、かならず、先生かおうちの人に知らせるようにしましょう。




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