迷惑メール対策カンファレンスを開催し続けて、今回が9回目になりました。OP25Bや送信ドメイン認証技術など、迷惑メールの送信を減らすための技術標準の国内普及を目指してきましたが、現時点では、ネットワークベースの送信ドメイン認証技術であるSPF/Sender-IDの普及率は、全JPドメインの4割を超えています。
本カンファレンスでは、迷惑メール対策技術全体を概観し、次に送信ドメイン認証技術の国内におけるさらなる普及推進の必要を訴えるとともに、電子署名方式の送信ドメイン認証技術であるDKIM(DomainKeys Identified Mail)の普及推進状況も解説します。また、詐欺目的で送信される迷惑メールとして、フィッシングに関する最新の取組や、IPv6上の迷惑メール対策として考慮すべき課題の整理も紹介します。
本カンファレンスを通して、迷惑メール対策技術の最新動向を踏まえた、実践的な技術情報を理解いただき、皆様の迷惑メール対策にお役立ていただきたいと考えています。
皆様の参加を心よりお待ちしております。
迷惑メール対策委員会 委員長 樋口 貴章
|