第18回となる2018年度の迷惑メール対策カンファレンスは、11月8日に東京で開催します。今回は、国際的なセキュリティ対策団体である M3AAWG (Messaging, Malware and Mobile Anti-Abuse Working Group) の日本の地域ワーキンググループ JPAAWG (Japan Anti-Abuse Working Group) の立ち上げイベントとの同時開催となります。
迷惑メールに起因するセキュリティ的な脅威は、ランサムウェアや BEC (ビジネスメール詐欺) など、新たな手口も増え、より深刻な社会問題となりつつあります。こうした背景から、今回のカンファレンスでは、BEC の手口やインターネット上のセキュリティ被害の状況を紹介するとともに、引き続き迷惑メール対策として活用できる送信ドメイン認証技術 DMARC の活用方法について解説します。
また、迷惑メールの最前線で戦っている ISP の運用担当者に、安定的なサービスの運用方法やノウハウについても共有してもらいます。また、いくつかのトピックスについては、パネルディスカッションとして、来場された皆様と一緒に議論できる場も用意します。是非、日頃の疑問や課題をパネリストと一緒に考える場に活用していただければと考えています。
同時開催イベントでは、M3AAWG からチェアらによる講演、最近の M3AAWG での議論の内容の紹介、今後立ち上がる JPAAWG についての紹介等を予定しています。迷惑メール対策カンファレンス参加者は、相互のイベントに参加することができます。
皆様の参加を心からお待ちしております。
迷惑メール対策委員会 委員長 櫻庭 秀次
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