第21回目となる本年度の迷惑メール対策カンファレンスは、昨年に引き続き、国際的なセキュリティ対策団体である M3AAWG (Messaging、Malware and Mobile Anti-Abuse Working Group) の日本の地域ワーキンググループ JPAAWG (Japan Anti-Abuse Working Group) のイベントとの合同開催として、11月11-12日の2日間、オンラインで開催いたします。
昨今の社会環境の変化の中で、インターネットを利用したコミュニケーションや、計算機の活用が進みつつある一方、これらの環境を悪用する様々な不正な行為が増えています。しかもこうした不正行為は、目に見えにくい形で進行し、気がついた時には取り返しのつかない事態となってしまいかねない、対策すべき重要なセキュリティの課題の一つです。
今回のカンファレンスでは、引き続きメッセージングセキュリティを中心に、関連する様々なトピックスについての議論を予定しています。特に引き続き多く送信されているフィッシングの状況、その対策として普及が期待されている送信ドメイン認証とその関連技術について、それぞれの立場から対策すべき事柄を議論していきます。
本年度もオンラインの開催となりますが、様々な立場の参加者とともに情報共有し、議論し、考える場として、活用していくことを目指しています。
皆さまの積極的な参加を心からお待ちしております。
迷惑メール対策委員会 委員長 櫻庭 秀次
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