第22回の迷惑メール対策カンファレンスは、3年ぶりに対面での開催を予定しています。この2年間はオンラインでの開催となっておりましたが、これまでのオンライン配信の知見を生かしつつ、現地開催とオンラインと併用した開催になります。しかも現地開催は、これまで開催してきた東京ではなく、長崎市の出島メッセ長崎で開催することになりました。是非長崎市へも足を運んでいただければと考えております。

リモートワークなどインターネットを活用した社会活動が広がる中、インターネット環境の安心安全は、インターネットに関わる多くの関係者にとって引き続き重要なテーマとなっています。特にさまざまな分野でインターネットの利用が広がる中で、残念ながら不正行為や悪質な行為も増加しており、その対策は急務です。こうした中で、迷惑メール対策委員会では、インターネット上のコミュニケーション手段として重要な、電子メールが安心して利用できる環境を目指して、技術的な対策の導入に力を入れてきました。

今回のカンファレンスでは、引き続き送信ドメイン認証技術とその応用技術であるBIMIなどについて、導入された事業者などからその背景や経験、効果などをお伝えします。また、警察庁や総務省から行政側として取り組みについてもお伝えします。また、フィッシングハンター、携帯電話事業者のSMS担当者、ISPsのメール運営担当者、それぞれによるパネルディスカッションも引き続き開催します。それぞれの分野の実務担当者による深い議論にご注目ください。今回も引き続きオープンラウンドテーブルを開催しますので、是非積極的にご参加いただき、情報共有、意見共有、議論など今後の取り組みに活かす活動にしていきたいと考えています。

皆さまの積極的な参加を心からお待ちしております。