「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

③親子ルール作り部門

silver優秀 「にらめっこさせないために」  千葉県 けーちゃん


私には二人の子供がいる。一人はやんちゃなお兄ちゃん、もう一人は同じくやんちゃな妹。

私の時代にはなかったスマートフォンが普及し、誰でもインターネットが使えるようになった今。ついに私の子供たちまでインターネットを使うようになった。私のスマートフォンを使い、子供たちがゲームをしている姿を見てなんだか悲しくなってきました。私が子どもの頃は外で遊ぶことが何よりも楽しかった。かくれんぼや鬼ごっこは当たり前で、いつも夕方になるまで外で走り回っていた。

それが今のとき、子供たちはみんなゲーム、ゲームと画面とにらめっこをしているではないか。その様子を見るたび、大人になった時のことが気になってしまうのだ。勉強よりもゲーム。そのような子供を育ててしまった私の責任でもあるが、このままでは将来が心配だ。

私はこのことをママ友に相談することに決めた。「子どもたちがゲームばかりに気を取られているから、それを解決する方法はないだろうか?」。ママ友の答えは簡単だった。
「ルールを作ってしまえばいい」。
その考えは私にはなかった。スマートフォンを取り上げることしか頭になかったのだ。

その日の夜、私は子供たちにそのことを話した。
「ゲームばかりしているといけないから、ルールを作ろう」。
子どもたちはすぐに賛成してくれた。話を聞いてみると、自分たちでもゲームをやりすぎていることを自覚し、どうすればやめられるかを考えながらも、ゲームに没頭していたらしい。そこで私は3つの簡単なルールを決めた。

1、 ゲームをする前に必ず勉強を30分以上はすること
2、 一人のゲーム時間は30分まで
3、 このルールを守ることができなければ、家ではゲーム禁止

この3つのルールを決めてからは、子供たちも真剣に勉強するようになり画面とにらめっこする時間が激減した。こんなにも喜ばしいことはない。子供のためにもルールを決めてよかったと思った。これから生活する中で、インターネットに関する問題が家族間でも起きるかもしれない。そんな時こそ単純なものでもいいからみんなが守ることのできる「ルール」を作って仲良くいつまでも暮らしていきたいと思う。

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