- レイティングとは、WebサイトにあるWebページなどのコンテンツをある基準に基づいて格付けすることです。この例では、暴力とヌードという基準について、ニュースサイトはどちらも"0"、アダルトサイトはヌードが"3"と格付けされたとします。そしてラベルビューロというデータベースサーバに置かれています。なお、当協会のラベルビューロには数十万件のデータが入っており、日々増加中です。
- フィルタリングする場合は、プロファイルの設定が必要です。例では子供のために親が暴力が2未満、ヌードは1未満のときに閲覧可能である、と設定しています。なお、当協会のSFS2.0では予めいくつかのプロファイルを入れてありますので、特に設定しなければ一番厳しい設定でフィルタリングされます。また、プロファイルは自分で作ることもできます。
- 子供がWebサイトにあるWebページなどのコンテンツを閲覧するとき、フィルタリングソフトは閲覧するURLをもとにラベルビューロからラベルを参照し、プロファイルと照合します。例えば、ニュースサイトを閲覧する場合は、暴力もヌードも"0"というラベルですから、プロファイルと比較するとそれぞれ2未満、1未満となり、閲覧可能となります。あるいはアダルトサイトを閲覧しようとすると、ヌードの項目が"1"を越えている"3"ですから、このWebページはブロックされて閲覧できない(フィルタリングされた)ということになります。
- レイティングには、当協会が提供しているように、Webページなどのコンテンツを第三者的にレイティングする方法と、Webサイト(情報提供者)が自分のWebページなどにレイティングした結果をいれておくセルフレイティングの2種類があります。
- レイティングやフィルタリングのための基準は、いくつかあります。当協会は日本国内の事情を考慮したレイティング基準 SafetyOnline2 という基準を作り、これに基づいてレイティングとフィルタリングを行っております。また、セルフレイティングの動向としては、最新のものに ICRA 基準があります。当協会のSFSでは、RATファイルを組み込むことにより、PICSに対応した基準にも対応できます。