フィルタリングソフトウェア(SFS)とラベルビューロ(LB)を使う場合
- SFSとLBを使って有害情報をフィルタリングする場合、ブラウザのプロキシー設定を「SFS」に行っておき、SFSにはラベルビューロ(LB)の設定を行っておきます。具体的には、SFSをインストールしたPCのIPアドレスとポートをブラウザのプロキシー設定に、またLBをインストールしたPCのIPアドレスとポートをSFSのラベルビューロ設定に、それぞれ行います。
- LBに入っているPICSラベルは、LBが(規定値では夜中に)自動的に当協会が提供する配送サーバをアクセスして、自動更新を行います。従って、このシステムの管理者は特にラベル情報の更新を意識する必要はなく、ラベルが次々に更新されていきます。このような理由から、LBを使う場合は、高速な常時接続環境が必要となります。
- ブラウザの利用者がインターネットを利用する際は、利用者がSFSとLBを意識する必要はなく、ブラウザが自動的にSFSを経由し、SFSがLBからラベルを入手するとともに、インターネットにアクセスし、インターネット上のWebページ情報を引き取ってきます。ここで有害情報をフィルタリングするのです。
- 従って、この例で利用可能なフィルタリング方式は、SFSに備わっているフィルタリング機能である以下の機能となります。
- 【PICSラベルによるフィルタリング】
- 【キーワードフィルタリング】
- 【URLフィルタリング】
- 【管理者ラベルによるフィルタリング】
- 【Webページにセルフレイティングされたラベルによるフィルタリング】
- SFSとLBは、ブラウザが動作する同じPCにインストールすることもできますし、他のPCにインストールすることもできます。同じPCにインストールする場合は、稼働環境に示すように十分なメモリなどが必要です。
- 当協会がダイアルアップ環境で使っている利用者のために提供している「公開型SFS」はこの方式になります。
- なお、ブラウザからインターネットへ直接接続する口がありますが、ブラウザにプロキシー設定を行うと、インターネットへの直接接続は行われません。
- また、プロキシーサーバにも、更に上位のプロキシーサーバへ接続する口がありますが、この例では、上位プロキシーは使っていません。