大規模なシステムの例(1)複数のSFSを使う
- SFSの上位プロキシーに、Webページをキャッシュして高速にアクセスするためなどのプロキシーサーバを使うことができます(多段プロキシー)。この場合、SFSの上位プロキシー設定にプロキシーサーバのIPアドレスとポート番号を設定します。このほか、ブラウザのプロキシー設定を「SFS」に行っておき、SFSにはラベルビューロ(LB)の設定をそれぞれ行います。
- 1つのSFSは、数十台のブラウザ(PC)から使うことができますが、もし、数百台というPCを使うような場合は、この例に加えて、複数台のSFSを構築する必要があります。数百台のブラウザのプロキシー設定は、数十台毎にひとつのSFSを使うように設定してください。その場合、SFSを導入する前の上位プロキシーサーバが1台であれば、上位プロキシーサーバを増設する必要はありません。また、LBも1台で構いません。但し、数十台のSFSを使うような場合、LBも増設した方が性能改善できる場合もあります。
- ブラウザの利用者がインターネットを利用する際は、利用者がSFSとLBと上位プロキシーを意識する必要はなく、ブラウザが自動的にSFSを経由し、SFSがLBからラベルを入手するとともに、上位プロキシーサーバを経由してインターネットにアクセスし、インターネット上のWebページ情報を引き取ってきます。ここで有害情報をフィルタリングします。
- 従って、この例で利用可能なフィルタリング方式は、SFSに備わっているフィルタリング機能である以下の機能となります。
- 【PICSラベルによるフィルタリング】
- 【キーワードフィルタリング】
- 【URLフィルタリング】
- 【管理者ラベルによるフィルタリング】
- 【Webページにセルフレイティングされたラベルによるフィルタリング】