SFS(サーバ型フィルタリングシステム)は、次の機能があります。
- URLフィルタリング機能
従来、ホワイトリスト・ブラックリストはプロファイルに記述することができましたが、設定可能なURLの上限が200程度でした。プロファイル内の設定も可能ですが、これに加えて、URLフィルタリング機能を強化しました。例えば、学校の教材といった予め定義したURLしか閲覧しないホワイトリストを使ったフィルタリングを行いたい場合は、プロファイルを変更することなく、登録することができます。また、登録可能なURL数も数万件が可能となりました。
- キーワードフィルタリング機能
予め有害と判断する文字列を登録しておくことにより、Webページに含まれるメタデータ、検索エンジンに渡す文字列、あるいはURLに含まれる文字列によって、キーワードフィルタリングを行う機能を提供します。規定値として数百件のキーワードを登録しておりますが、利用者による追加登録や、規定値のキーワードの削除も可能です。
- 管理者ラベル
SFSの管理者が、あるURLをSafetyOnline2などの基準に基づき格付け(レイティング)したラベルをつけ、そのラベルによりフィルタリングする機能です。当協会がラベル提供するラベルビューロに含まれないURLなどを、管理者がレイティングしたい場合などに使います。
- PICSラベルビューロ(問い合わせ)
SFSはPICSラベルビューロと一緒に動作することにより、第三者により格付けされたラベル(サードパーティレイティング)を元にしたフィルタリングが可能です。当協会ではラベルビューロ機能をダウンロード、またはサービスで提供しております。当協会のラベルはこのラベルビューロによって自動的にダウンロードされますので、SFSがラベルビューロに問い合わせることにより、新たなラベルを用いてフィルタリングすることができるようになります。
- セルフラベルによるフィルタ
Webサイト構築者が自ら格付けしたラベルをWebページ内のPICSメタデータで記述(セルフラベリング・セルフレイティング)してあれば、SFSはそのページを読み込んだ際に、そのページのラベル値に基づくフィルタリングが可能となります。
- その他(SFS簡易設定機能)
SFS3.0にて強化された機能として、管理者がサーバ型フィルタリングシステムを容易に設定することができる簡易設定機能を提供します。従来は複数の利用者の多段階管理やスケジューリング、プロファイルの詳細な設定機能など、本来は多機能であるため複雑だった設定機能に関して、基本的にはフィルタリングレベルのみを選び、その他の設定は規定値で自動設定することにより、主に数人以内で利用する場合における管理の利便性を向上させました。ご家庭で使う場合や、特に複雑な設定を必要としない場合などは、この簡易設定機能でお使いください。
フィルタリングするための基準は、SafetyOnline2を使っています。この他、W3CのPICSに準拠したRATファイルを組み込むことにより、基準の拡張も可能です。