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リダイレクタの説明と設定について |
(更新日 2000年10月26日) |
■説明
- フィルタリングシステムを使わないようにする目的でWebブラウザのプロキシ設定を変更することを阻止するためのツール(リダイレクタ)です。リダイレクタをセットアップすると、Webブラウザのプロキシ設定を変更したとしても、リダイレクタに設定したIPアドレスとポートを強制的に使用させます。
- 設定はリダイレクタ設定ツールから行います。この設定ツールにログインしなければ設定を変更することができません。例えば自宅で子供に必ずフィルタリングシステムを使わせたいと考えた場合、子供が故意にWebブラウザのプロキシ設定をフィルタリングシステム以外のプロキシに変更しても、それは無効になります。リダイレクタ設定ツールのログインパスワードを知っている親だけが、プロキシを変更することができます。
- リダイレクタはWindows Socketレイヤで実現しています。リダイレクタと同じような方法でWSOCKを操作するアプリケーションとは混在できない可能性があります。現在、動作確認済みの環境は以下のとおりです。
・Windows95 + Netscape Communicator 4
・Windows98 + Netscape Communicator 4
・Windows98 + Internet Exproler 4
・WindowsNT + Netscape Communicator 4(*1)
・WindowsNT + Internet Exproler 4(*1)
*1 但し、WindowsNTは管理者権限でのログイン環境
■設定方法
- リダイレクタ設定ツールを起動すると、ログイン名とパスワード入力画面になります。デフォルトのログイン名は「admin」でパスワードは「password」です。これらは、リダイレクタ設定ツールから変更することができます。

- 以下の設定を行うことができます。
・「リダイレクト先IPアドレス」にはフィルタリングシステムのIPアドレスを指定します。
・「リダイレクト先ポート番号」にはフィルタリングシステムのポート番号を指定します。
・「リダイレクトするWebブラウザファイル名」にはリダイレクト対象のWebブラウザ名を指定します。
(リダイレクタはここで指定された以外のWindows Socketアプリケーションはリダイレクトしません。)
・「リダイレクトしない宛先ポート番号」にはWebブラウザからの要求であっても、ここに設定したポート番号へのアクセスならばリダイレクトしません。
・「設定の有効」ではリダイレクタの動作状態を一時的に使用しないように変更します。リダイレクタの動作を一時的に無効にする場合は、このチェックボックスのチェックを外してください。この設定は、リダイレクタがロードされている間のみ有効となります。

- リダイレクタをインストールした場合は、プロキシ設定を「手動で設定する」モードにしてください。
図はNetscape Communicatorで「編集」→「設定」を選択し、「手動でプロキシを設定する」にした例です。

以上でリダイレクタの設定は完了です
リダイレクタは、情報処理振興事業協会と財団法人ニューメディア開発協会に著作権があります。
開発中であるため、ソフトのバグなどによって引き起こされる利用者の損失については責任を持ちません。
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