中部21情報フェア&
電子ネットワーキングコンファレンス '95
Electronic Networking Conference'95
●---- 一千万人の電子ネットワーク社会に向けて
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第三のメディアとしての普及のために
◆◆日時◆◆1995年11月1日(火)〜2日(木)
◆◆会場◆◆ 全体会・分科会:愛知県産業貿易会館西館 名古屋市中区丸の内3-1-6
フェア :愛知県産業貿易会館本館
パーティー :アイリス愛知 名古屋市中区丸の内2-5-10◆◆プログラム概要◆◆
パソコン、ワープロ、FAX等の高機能化や低価格化に加え、ネットワーク技術の進展やマルチメディア化の動きによって、電子ネットワーク社会は急速に拡大・発展しています。「全国パソコンネット局実態調査」(平成6年6月、(財)ニューメディア開発協会調べ)によると、パソコンネットの延べ会員数は260万人に達しています。また、平成7年の4月には、大手商用パソコン通信ネットであるPC-VANとNIFTY-Serveから、各々会員数が100万人を突破したと発表されました。
インターネットとパソコン通信の融合もいっそう進んでいます。とくにインターネットでは、Webサーバに代表されるマルチメディア情報の発信も可能となり、その情報をパソコン通信ユーザーも利用できるようになっています。このような情勢のなか、個人による情報の受発信ツールとしての電子ネットワークの役割がますます重要になってきつつあるといえるでしょう。
これまで、パソコン通信など電子ネットワークの普及促進をはかるために、電子ネットワーキング・コンファレンスの前身である「ネットワーキングフォーラム」が、1987年の東京での開催を皮切りに、大分、富山、仙台、彦根、横浜、小樽、桐生、藤沢で盛大に開催されてきました。その間、パソコンの高性能化、商用パソコンネットの拡大、商用インターネットの登場などにより、電子ネットワークは情報化へ向けての重要なインフラストラクチャとして認識されるように至りました。
そのため、これまでのネットワーキングフォーラムをより問題解決に役立つようにするために、昨年10月、内容を一新し名称も変更して、ネットワーキングフォーラムの出発点である東京に開催地を戻し、「一千万人の電子ネットワーク社会に向けて〜その現実のための課題と戦略〜」をテーマに「電子ネットワーキング・コンファレンス’94」を開催しました。
今年は、中部地域の情報化の円滑かつ広範囲な進展を図るため、また情報化月間参加行事の一環として、平成元年度から地元情報関連団体が共同で開催してきた「中部21情報フェア」と併設の形で、「電子ネットワーキング・コンファレンス’95」を「一千万人の電子ネットワーク社会に向けて」を再びメインテーマとして、きたる11月1日〜2日に愛知県名古屋市で開催致します。
全国のネットワークユーザーや運営に関わる皆さん、インターネットの個人利用や電子ネットワークのマルチメディア化の動向などに関心のある皆さん、どうぞふるってご参加ください。
◆中部21情報フェア◆
「中部21情報フェア’95」は、今回で第7回目を迎える総合展示会です。6つの専門コーナー展示(公共情報システム、ソフトウエア・データベース、マルチメディア・通信情報システム、ニューオフィス、OA機器・総合展示、電子ネットワーク)と、特別企画(ハイパー・デジタルカフェ、Windows95 体験セミナー、Oracle Power Revolution in 名古屋)により構成され、主催団体による講演会等も開催されます。◆◆プログラム◆◆
第一日目 全体会 11月1日(水)
13:00 受付開始 13:30-14:00 オープニングセレモニー 14:00-15:00
基調講演テーマ:一千万人の電子ネットワーク社会に向けて
■講師 月緒 嘉男(東京大学工学部教授)
アスキーネット、中日ネット、NIFTY-serve, PC-VAN, People15:00-15:15 休憩 15:15-17:30 全体会
テーマ:一千万人時代に向けた商用パソコンネット最新事情
■スピーカー
アスキーネット、中日ネット、NIFTY-serve, PC-VAN, People
■コメンテーター
杉井 鏡生(インフォメーション・コーディネータ)18:00-20:00 「ネットワーキングパーティ」会場:アイリス愛知「コスモスの間」
(冒頭にフリーソフトウエア大賞’95の表賞を行う予定です)第二日目 分科会・全体会 11月2日(木)
9:30 受付開始 10:00-12:30
第1分科会
ビジネス分科会テーマ:さまざまなビジネスシーンにおけるネットワーク
ネットワークを利用する人々の急激な増加は、 あらゆる分野での活用を促しています。ビジネスの分野でも オンラインショッピングやネットワーク出版などさまざまな利用が行われています。そこで、 さまざまなビジネスシーンでのネットワーク活用の事例を紹介していただき、 多様なビジネス利用を知るとともにネット ワークでの新たなビジネス創造の方法を探り、ビジネスでのネットワーク活用の多様な可能性を検討してい きます。
■パネリスト
家森 健(行政書士)
武田 英成(インターネットビジネス協議会事務局長)
橋本 康生(サンスター(株)CIS部)
松木 英一((有)パステル代表取締役)
■コーディネーター
原 秀介(コミュニケーション・コーディネータ
/PC-VAN「ネットワークデモクラシー研究会」コーディネータ)
石橋 悦子(ネットワーク・コーディネータ
/NIFTY-Serve「ビギナーズコーナー」マネージャー)10:00-12:30
第2分科会
家庭分科会テーマ:家庭でのネットワーク利用をいかに広げるか
社会や組織のあり方が根底から変わっている変化の時代の中で、 仕事、家庭、生活に求めるスタイルが多様化しています。パソコン通信という居ながらにして、 社会とつながり、新しい関係性を構築することのできるメディアは、 家庭や仕事のスタイルを変えることでしょう。この分科会では、家庭とパソコン通信の関係 を、多角的に取り上げていきます。仕事と家庭、都市と地方、 女性と男性という枠組みにとらわれない新しい可能性を探ります。
■パネリスト
大津恵美子(NIFTY-Serve「手芸とファッションのフォーラム」SysOp)
近藤 実(東京急行電鉄(株)セラン事務局)
実川 元子(翻訳家/People「仕事と女性」パーティ・プロデューサ−)
古庄 佑治(翻訳工房「夢屋」代表
/PC-VAN「草の根連携と在宅ワーク」コーナー主宰者コーディネータ)
■コーディネーター
高橋 慈子((株)ハーティネス代表取締役
/PC-VAN初心者コーナー「わかばマーク」運営代表者)
浅見 明博((株)ピープル・ワールド コンテンツ推進部次長
/「Peopleビジネス英語指南」パーティ・プロデューサ−)10:00-12:30
第3分科会
地域分科会テーマ:地域のネットワーク環境を考える
パソコン通信やインターネットなどの電子ネットワークは将来の社会インフラとして期待されています。 しかしネットワークの利用環境をみると、まだ東京など大都市圏中心で、 地域によるバラつきがあるのも事実です。こうしたなかで、 地域の生活者の利用環境をどう整備していくべきか、地域を越えたネットワークを 地域はどう生かすのか、また一方で、地域コミュニティを対象としたネットワークづくりは どうあるべきかなど検討します。
■パネリスト
浅野 幸治(大阪府企画調整部情報政策課主幹)
高木 康光(NIFTY-Serve「全国BBSユーザーズフォーラム」サブシスオペ)
馬場 俊行(県政新聞社代表/中日ネット「おじさん一家」SIGOP)
水野 雅夫(中日新聞社経済部部次長)
■コーディネーター
小栗 宏次(愛知県立大学助教授)12:30-14:00 休憩 14:00-16:00
全体会
全体パネルディスカッション(各分科会の報告)
午前中に行われた各分科会の討議内容を各コーディネーターに報告いただき、会議の共有を図るとともに、その報告をもとに、各会議に参加できなかった方々を含めて全体でのまとめの討議を行います。
■パネリスト
石橋 悦子(ネットワーク・コーディネータ
/NIFTY-Serve「ビギナーズコーナー」マネージャー)
高橋 慈子((株)ハーティネス代表取締役
/PC-VAN初心者コーナー「わかばマーク」運営代表者)
小栗 宏次(愛知県立大学助教授)
■コメンテーター
杉井 鏡生(インフォメーション・コーディネータ)
●主催● 中部21情報フェア'95実行委員会、電子ネットワーク協議会
●共催● 中日新聞社
●後援● 通商産業省、他
●協力● (株)アスキー、(株)東芝、ニフティ(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、
日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、松下電器産業(株)
●参加費● コンファレンス(全体会・分科会共通) 3,000円
ネットワーキングパーティ 5,000円
●問合せ先:電子ネットワーキング・コンファレンス '95事務局●〒108-0073 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
(財)ニューメディア開発協会内 電子ネットワーク協議会
Tel:03−3452−6420, 03−3457−0672
Fax:03−3451−9604
担当:桜庭康碩、月崎逞児、山本葉子
電子メール:seminar@nmda.or.jp
ホームページ:http://www.enc.or.jp/