インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン創刊号(2001年11月号)
Date: Thu, 15 Nov 2001 17:17:05 +0900


先般、11/9付のメール「11月27日開催第1回ホットライン研究
会ご案内」にてお知らせしましたが、この度ホットライン参加団
体の窓口の方に向けてメールマガジン発行を企画しましたのでご
連絡いたします。創刊号のためお試し版の構成ですから、ご感想
を賜りましたら幸いです。(もちろん内容は事実です)

ボリュームは、プリントするとA4用紙2枚ほどで、6部構成
(1活動紹介 2新規参加団体の紹介 3相談事例紹介
 4参加団体紹介 5最新情報 6編集後記)としました。

今回は、皆様各々宛にメールをお送りしておりますが、次回より
メーリングリストでの発信も予定しております。


▼1活動紹介
第1回インターネットホットライン連絡協議会研究会を実施します
ので、奮ってご参加ください。

(プログラム詳細と申込みはこちら)
http://www.iajapan.org/hotline/seminar/011127.html


 日時 2001年11月27日(火)午後1時30分〜5時
 場所 インターネット協会 新宿オフィス
    新宿区新宿1-7-1 新宿171ビル2F
    TEL 03-5269-9454
    会場地図 http://www.iajapan.org/map.html
    地下鉄丸の内線 新宿御苑前駅 下車1分

 講師 ネット被害対策室 代表 中村 哲氏
    東京都消費生活総合センター 相談員 柳川淑子氏
    財団法人消費者教育支援センター 研究員 中川壮一氏
    株式会社電通国際情報サービス
     eテクノロジー統括部主任研究員 熊谷誠治氏
 質疑応答
 事務局より ホットラインネットワーク作成について
       その他


▼2新規参加団体の紹介
2001年11月 シロガネ・サイバーポール
2001年10月 日本情報保全センター
2001年8月 国民生活センター、瓦版南予
2001年7月 スパム反対運動リング、(株)バガボンド


▼3相談事例紹介
サッカーW杯チケット争奪戦を目前に、この話題が多くなりそうです。

(提供:愛媛県警察本部 2001年4月)
Q相談・通報内容
インターネットオークションを利用しパソコンを落札し、相手が指定
した銀行に代金を振り込んだが品物が届かない。相手にメールを送っ
ても返事がなく連絡が取れなくなった。

A対策事例
住所地を管轄する警察署に届け出てください。その際にオークション
の内容が分かる画面や相手とのメールのやりとり及びメールヘッダー、
銀行の振込用紙などの関係資料を持参してください。インターネット
の世界では匿名性が高いことから、相手のメールアドレスだけでは連
絡先としては不十分です。今後の対策として相手の自宅の電話番号や
職場の電話番号なども聞いておいてください。また、エスクローサー
ビスを利用するのも1つの手段です。このサービスは商品が到着後、
内容を確認してからお金を振り込んだり、商品の受け渡しが簡単にで
きるようにする第三者企業が行っているサービスです。

*同様の相談に対して他の対応例がございましたらご紹介くださると
 嬉しいです。


▼4参加団体紹介
今回は創刊号のため、事務局の「インターネット協会」を紹介します。

インターネット協会は相談機関ではありません。
インターネットのマナーに反すると思われる事、個人情報保護、著作権
等の問い合わせには対応しています。
それでも、インターネットの団体だから何でも知っているだろうと、
一般の方からそれは沢山の相談が舞い込みます。
人の良さから思わず相談してしまうスタッフは男性1名と女性2名、長い
場合は、電話で1時間にもなります。
「友達が出会い系サイトの掲示板に実名と電話番号が掲示板に公開され
てしまい電話が殺到している、何とか削除してほしい」という相談では、
「自分」を名乗るのが恥ずかしく「友達」と置き換えているケースがあ
る。電話の途中でそれに気付きながらも、知らないふりをして対処する
ことにするが、何だか笑ってしまう。
こんな対応に見かねた冷たい上司より「インターネット協会は電話協会
ではないので、メールで相談するように言え。メールが出来ない環境な
ら、コンビニからでもFAX出来る。相談者が文章にして書けば要点を
じっくり考えて相談するようになる。」とご指示あり、最近は、少々冷
たい対応となっています。皆様はいかがでしょうか?


▼5最新情報 (8/31〜10/31ニュース)
1994年4月のパソコン通信「ニフティサーブ」時代からの長い起訴が
やっと判決です。

・迷惑メール送信差し止め 横浜地裁、ドコモの申請認める(10/29)
 
・インターネット通販における「意に反して契約の申込みをさせようとする行為」
 に係るガイドラインについて(10/23)
 
・ネットでのプライバシー・著作権保護へ総務省が
「プロバイダーなどの損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示法案」(10/24)
  
・“2ちゃんねらー”6人逮捕,不正アクセスで(ZDNet Japan)(9/27)
  
・ネットで違法コピー販売 会社員を逮捕 山形県警(9/11)
  
・ネット上の名誉棄損にプロバイダーの責任は? (9/17) 
  
・コピー防止音楽CDが「誤解生んだ」と消費者が提訴(9/8)
  
・発言削除義務違反は認めず 「ニフティ訴訟」 東京高裁判決(9/5)
  
  
・「2ちゃんねる」に削除命令 東京地裁決定(8/31)
 


▼6編集後記
仕事で使うパソコンにウイルス対策ソフトを入れるのをやめました。
理由は動きが遅くなり仕事効率が悪いからです。
使用マシンがMacなのでスパムメールの添付ファイルは開けないと確
信しているのですが、もしトラブルにあったら被害者の気持ちがわか
って、相談対応をする立場として良い実験台になるかな?と悠長に考
えています。

(注)
本アナウンスは、当協議会参加団体にお送りしているものです。
転送は自由ですが、各団体の責任においてご利用ください。

以上