Subject: [HOTLINENEWS 117] インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン59号(2010年6月号) 2010年6月23日発行 日本中が南アフリカに熱い視線を向けて盛り上がって、梅雨空をからっと させて良い雰囲気ですね。ネットトラブルもからっと晴れさせるようなも のがあるとよいと願うばかりです。今月も情報をお届けします。 ▼ホットラインに寄せられた相談件数 2010年5月94件 http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html ・ワンクリウェアの相談が増加 (youtubeを模倣したサイトが多く報告) ・SNS友達から誘導された出会い系サイトで騙されて高額請求がきてしまった ・ネット副業を始めようとしたら、登録の度に料金を請求される 身分証明の為と保険証を送ってしまっていて、退会させてもらえない ・自分は違うのに、オークション詐欺者名に名前が掲載されている 削除したいが、サイトに問い合せ項目がなくて困っている ・SNS友達が自分の書込みを色々なサイトにバラまいている 毎日のようにコピーをされどうしていいかわからない ・娘の名前が掲示板に書き込まれている、娘の友達の名前まで書き込まれ、 その両親から削除してくれと言われているが、どうしたらいいかわからない ・SNS友達とアドレスを交換したら、様々なことを質問され怖くなり一方的に やりとりをやめたら、お前を殺すなどと脅迫された ・自称中学生のブログに、犯罪行為自慢する書込みがされている どのように対処したらよいのか ▼相談より:だまされたらしい (相談 2010年5月) サイトで副業を見つけたのですが登録する度にお金が発生しました。身分証明で 保険証とか住所とか顔も載せちゃって退会したくってもさせてもらえません。 参考記事:2010年5月27日 読売新聞 ネット副業・ドロップシッピング摘発 http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100527-OYT8T00832.htm (相談 2010年5月) 宅配ビデオレンタルの無料お試しで、コース変更のみで日割り会費を請求されま した。金額は少額ですが、泣き寝入りされている方が大勢いるように感じます。 参考記事:2010年 1月20日 消費者庁 インターネットをめぐる消費者トラブルについて(#3「宅配ビデオレンタル」) 「無料」を強調しながらも有料期間に自動移行する宅配ビデオレンタルのトラブル http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/100120adjustments_1.pdf ▼相談より:芸能マネージャーからのメール SNSを利用していたところ、有名人のマネージャーを名乗る相手から連絡が入り、 言われるままにサイトに登録したところ、有料の出会い系サイトだったといった 相談を多数受けております。 (相談 2010年5月 33歳女性) 私は月額を支払ってSNSサイトに登録しています。そのサイト内で、友達を作る ことができます。最近1人の女性と友達になりました。するとこんなメールが来 ました… -----(ここから)----- 友達になってくれてありがとうございます! 実は私、仕事が芸能関係で、某男性タレントのマネージャーをしています。 今メールをさせてもらったのは、私が担当しているタレント本人の希望でどうし てもお話したいと‥ -----(ここまで)----- 何回かやり取りしてますと彼のマネージャーらしき女性が出て来て彼のアドレス を受け取って頂きたいのですみたいに言って来て、その方とやり取りをし始めた ら、メールであれやこれやと説明や確認してきて、そうこうしてる間に5300円 のポイントがかさみ、未清算状態になり、次のメールが見れないということにな り、ポイントがすぐかさむので、クレジットカードで5000ポイント追加してし まいました。 それで、マネージャーさんらしき人がアドレスを受け取って欲しいのですがって ずっと確認やら説明やらをして来るのでここのサイトはお金が掛かるので通信費 を先に支払って下さいとお願いしましたがそれは後ほどみたいな対処だったので 何か怪しいと今頃思ってしまいました。怪しいと思った時点で既に20000円以上 使用してしまったみたいです … こういう場合どうしたら良いのでしょうか… 支払うべきですか…?これって詐 欺ですか?怪しいですよね…? 怪しいと思った時点でメールは返信してません。 ▼相談より:娘のトラブルに親が悩んでいる (相談 2010年6月) 娘の写真ブログをやっています。 先日、ピグで釣りを楽しんでいたところ、「登校拒否」とか「気持ち悪い」などと 言って喧嘩を吹っかけられ、たわいもない反撃「ばーか」などをしたところ、その 履歴とピグがしゃべっている画像を相手のブログに掲載されてしまい、娘の所属先 などの個人情報、ニックネームなどと、私のブログへのリンクも貼られてしまいま した。 ブログの事務局へ連絡しましたが、違法とまでは言えず、削除は出来ないとの解答 が帰って来ました。ことが大きくなりせっかく娘ががんばってオーディションを受 けて入った事務所を退団になったり、その記事を読んだ変なブロガーに目を付けら れて娘が狙われたりしないかと心配で心配で昨日から床に伏せっています。 (相談 2010年5月) 公立中学の体育の教諭に水泳の授業風景、(女子、水着、名札つき)の写真を掲載 されそのころから半年にわたり娘宛で、迷惑電話が続いています。 (相談 2010年5月) 娘の名前が4月から2チャンネルにのり、困っています。 我が家では、最初は何回かみて、気分を害したので、それ以降みませんでした。 ところが、部活の先輩母からあなたのせいで ウチの娘の名前まで出て迷惑してい ると言われ、どうにかしてくれと言われました。幸いその先輩のことは、悪くは書 かれておりませんでした。できることなら、我が娘の中傷記事を消したいです。 まだ学校にも相談していませんが、・・削除するにしても本人がするよりもどこか 専門機関に頼むのかなどいろいろ分からず困っています。今後いじめにも発展しか ねないので早く対応したいです。 ▼ホットラインセンター情報 ・統計情報 http://www.internethotline.jp/statistics/ 2月 10,122 件 ホットラインセンターの通報により、多数検挙されました。 ↓ ・NHKニュース 5月13日 17時39分 ネットに児童ポルノ 一斉摘発 インターネットの掲示板に子どもの裸の画像を投稿したとして、警視庁は、男女27 人を検挙し、このうち20人を逮捕しました。児童ポルノのサイトがあとを絶たない ことから一斉摘発に乗り出したもので、1つの児童ポルノのサイトに投稿したとして 検挙された人数は、全国で最も多いということです。 検挙されたのは、山口県萩市の無職(35)や香川県の17歳の男子高校生など、 15歳から54歳までの男女27人で、このうち20人が逮捕されました。警視庁に よりますと、27人は高校生が開設したインターネットの掲示板に携帯電話から12 歳未満とみられる子どもの裸の画像を投稿したとして、児童ポルノ禁止法違反の疑い が持たれています。警視庁によりますと、この掲示板は、1300枚余りに上る子ど もの裸の画像がはり付けられていて、アクセス数の多いサイトを紹介するいわゆるラ ンキングサイトにも紹介されていたということです。調べに対し、27人はいずれも 容疑を認め、このうち掲示板を開設していた17歳の少年は「中学生のころから年下 の男の子に興味を持っていた。掲示板を開設すれば、同じ趣味の人から多くの画像が 手に入ると思った」と供述しているということです。警視庁は、違法な画像の通報を 受け付けている「インターネット・ホットラインセンター」からの連絡を受けて一斉 摘発に乗り出したもので、1つの児童ポルノのサイトに投稿したとして検挙された人 数は、全国で最も多いということです。 参考として、同日に国家公安委員長の発表もありました。 ↓ ・NHKニュース 5月13日 14時51分 児童ポルノに閲覧禁止基準必要 児童ポルノを掲載しているインターネットのサイトを閲覧できないようにする「ブロ ッキング」と呼ばれる対策について、中井国家公安委員長は「明確な基準・ルールを 早く作るべきだ」と述べ、速やかに導入すべきだという考えを示しました。 インターネット上の児童ポルノについては、サイトの管理者などに画像の削除を依頼 しても応じない場合が多く、ネット上での広がりに歯止めがかかっていないのが現状 です。中井国家公安委員長は、13日の会見で「削除の要請を頻繁に繰り返しても実 行されるまでの期間がかかりすぎる。その間に画像がどんどん掲示されていることは ほんとうに情けないことだ」と述べました。そのうえで、児童ポルノを掲載している サイトへの接続を遮断して閲覧できないようにする「ブロッキング」と呼ばれる対策 について「明確な基準・ルールを早く作るべきだ」と述べ、速やかに導入すべきだと いう考えを示しました。ブロッキングをめぐっては、警察庁が幅広く導入すべきだと していますが、通信の秘密にかかわるため一部に限定すべきだという慎重な意見もあ り、議論が続いています。 社説記事が参考になります。 ↓ ・毎日新聞社説 2010年5月26日:児童ポルノ ネット上のまん延防げ http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100526k0000m070134000c.html 児童ポルノの写真や動画がインターネットでは簡単に見られる。ネットに流される と回収不可能になり、被写体になった子どもにとっては自分のわいせつ画像が永続的 にさらされる。児童ポルノがはんらんすることで子どもへの性犯罪を誘発する恐れも 指摘されている。09年にネットを使った児童ポルノ事件の摘発は507件で前年の 約2倍となったが、違法サイトは絶えず発生しており追いつけないのが実情だ。サイ ト管理者に対する削除要請も行われているが、利用者が閲覧しようとする際にプロバ イダー(接続業者)が自動的に遮断できればさらに効果は上がる。この「ブロッキン グ」と呼ばれる方法は欧米を中心に導入する国が増えており、ようやく日本でも実施 されることになった。 (以下続く) ▼ネット事件簿(4件) ・2010年5月26日(インプレス) 暴露ウイルス使った架空請求“ロマンシング詐欺”摘発、社長ら逮捕 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100526_369563.html ファイル共有ソフト上でウイルスを仕掛けたゲームをダウンロードさせて「著作権 を侵害した」とうそを言い、和解金名目で現金をだまし取っていたとして、警視庁ハ イテク犯罪対策総合センターは詐欺容疑で、ネット関連会社社長(20)会社員(27) を逮捕。 同センターによると、コンピューターウイルスを使った詐欺事件の摘発は全国初で、 ウイルス作成者の摘発は2例目。 (続く) ・2010年5月31日(産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100531/crm1005311314013-n1.htm ミニブログ「ツイッター」に元交際相手の女性の殺害予告を書き込んだとして、 警視庁町田署は、脅迫の疑いで、神奈川県藤沢市鵠沼海岸、無職(32)を逮捕。 警察庁によると、ツイッターを利用した殺害予告の摘発は全国で初めて。 逮捕容疑は5月下旬、自分のツイッターに元交際相手の女性(26)を名指しして 「確実にころします」などと書き込んだとしている。 2人は今年2月に出会い系サイトで知り合い、交際していたが5月に別れた。容疑 者がしつこく女性に電話などをしていたため、女性が同署にストーカー被害の相談 をしていた。 当初は自殺をほのめかす内容だったが、次第にエスカレートしていったという。 閲覧者から通報があった。 ・2010年6月8日(産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100608/crm1006081701027-n1.htm 18歳未満と知りながら少女(17)とみだらな行為をしたとして、警視庁は8日、 神奈川県青少年保護育成条例違反の疑いで、警視庁第1自動車警ら隊の警部補(48) を逮捕。 警視庁によると、容疑者は「大変申し訳ありませんでした」と容疑を認めている。 少女は「(容疑者に)好意を持っていた」と話し、金銭などの対価は確認されていな い。容疑者は少女に警視庁警察官であると明かしていたという。 逮捕容疑は5月下旬、横浜市内のホテルで、神奈川県内の無職少女にみだなら行為を したとしている。 携帯電話のコミュニティーサイトの書き込みを見た容疑者が、少女にメールを送り知 り合った。警視庁が捜査した別事件の関係者として、少女を事情聴取した際に容疑者 との関係が判明した。 ・2010年6月23日(日刊スポーツ) http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100623-644989.html 千葉県警銚子署は23日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで、 東京都杉並区立和田小学校の校務員(43)を逮捕。 逮捕容疑は4月15日、出会い系サイトで知り合った千葉県内の無職少女(17)が 18歳未満だと知りながら、裸の画像や動画を携帯電話のカメラで撮らせ、自分あて にメール送信させた疑い。 銚子署によると、容疑者は少女と会ったことはなく「メールは受信したが、画像を見て 20歳ぐらいだと思った」と供述している。 ▼ 「YouTube」での違法アップロードを初摘発 2010年6月14日 ACCSのプレスリリース http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2010/1009.php 京都府警(生活経済課ハイテク犯罪対策室、五条署、七条署、堀川署)、佐賀県警生活 経済課、沖縄県警生活保安課の合同捜査班は、平成22年6月14 日、動画共有サイト 「YouTube」(ユーチューブ)を通じて、週刊少年漫画誌に掲載された漫画を動画ファイ ルとして、権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、愛知県名古屋市 中区の男子中学生(14歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕しました。 少年は、平成21年12月22日から平成22年2月9日までの間、前後4回に渡り、(株)集英 社が出版する「少年ジャンプ」に掲載された、「銀魂」(第 291話)、「NARUTO-ナル ト-」(第481話)、「ONE PIECE-ワンピース-」(第574話)の3作品及び、(株)小学館が 出版する「週刊少年サンデー」に掲載された「MAJOR」(第721話)の1作品を、動画共 有サイト「YouTube」を通じて権利者に無断でアップロードし、不特定多数のインター ネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権 (公衆送信権)を侵害した疑いが持 たれています。 なお、動画共有サイト「YouTube」のユーザーが著作権侵害で逮捕されたのは今回が 初めてです。 (以下続く) 参考記事(インプレス) YouTubeへの漫画違法アップロード、多い週は1作品で200件の削除要請 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100615_374417.html YouTube違法投稿で初摘発 14歳、「ワンピース」など漫画4作コマ送り撮影 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100614_374322.html ▼首都大学東京、学生の「ドブス写真集」動画投稿を謝罪 2010年6月18日 首都大学東京学長 学生による動画サイトへの不適切な掲載について(お詫び) http://www.tmu.ac.jp/news/topics/4622.html 首都大学東京は18日、同大システムデザイン学部の学生が不適切な動画を作成し、 YouTubeに掲載したとして、お詫び文をWebサイトに掲載した。 YouTubeに「ドブス写真集を作るその過程」と題して投稿された動画は、「今日の 日本においては、ドブスが絶滅の危機に瀕している」などとして、「ドブス写真集」 を作る目的で、一般の女性に対して写真撮影を迫る過程を録画したもの。動画へのコ メントやネット掲示板には批難の声が寄せられ、元の動画は既に削除されているが、 女性にモザイクをかけた形で動画が転載されている。 首都大学東京では、「撮影された映像を流され、ご迷惑をおかけしている方々、並 びにその他多くの皆さまに、多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心 より深くお詫び申し上げます」とした上で、現在事実確認を進めており、詳細を把握 の上、当事者には厳正に対処するとしている。 また、該当動画に氏名が掲載されている他大学の学生については、同大学生による 無断掲載で、制作過程には一切の関与がないことを確認しているとしている。 参考記事(インプレス) http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100618_375386.html ▼「確信犯があぶり出される」Winny違法利用者への警告メールが本格始動 ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会 http://www.ccif-j.jp/activity.html 協議会加盟の権利者団体とISP事業者団体等が連携し、協議会において策定した「ファ イル共有ソフトを悪用した著作権侵害への対応に関するガイドライン」に基づいて啓発 メールを送付する活動を実施しています。 本活動では、Winnyネットワークに、権利者団体(もしくはその会員権利者)により著 作権等侵害であると確認されたコンテンツを共有(公開)している Winnyユーザーに対 し、権利者団体からISPへ啓発メールの送付を要請しています。 ▼「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案、都議会が否決 2010年4月27日 平成22年第2回定例会提出議案と議決結果 http://www.gikai.metro.tokyo.jp/bill/2010_t2.html 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案が16日、東京都議会本会議で 否決された。 改正案は、2〜3月に開かれた2010年第1回定例都議会に提出されていたものだが、 漫画やアニメなどに描かれた「非実在青少年」に関する販売規制を盛り込んだ点につ いて、表現規制につながるなどの問題を指摘する声が挙がり、継続審議となってい た。今回、第2回定例都議会で否決されたかたち。 改正案には、携帯電話のフィルタリングサービスの解除手続きを厳格化することな ど、インターネット関連の新たな規制も盛り込んでいたが、これについても規制対象 の定義があいまいであるなどの指摘があった。 参考記事(インプレス) 「非実在青少年」規制盛り込んだ条例改正案、都議会が否決 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100616_374775.html 「非実在青少年」規制反対派がシンポジウム、宮台真司教授らが問題点を指摘 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100518_367765.html シンポジウム概要(弁護士山口貴士大いに語る) http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2010/05/post-27c4.html ▼EMAからのお知らせ 啓発・教育プログラム第3弾「ケータイ・インターネットの歩き方3 〜著作権編〜」を公開 【PCサイト】 http://www.ema.or.jp/education/howtowalk3/ 【携帯サイト】 http://www.ema.or.jp/m/?FID=EM-004 新プログラム「著作権編」には、2009年12月に改正された著作権法に基づき、著作物 をダウンロードする際の注意事項等を盛り込みました。違法コンテンツを掲載したサイ トを青少年が利用することによって、権利侵害の当事者とならないよう正しい著作権の 理解を促すことを目的としています。 今後は、保護者向け解説版や、学校の授業で活用するためのビデオ等、教材パッケージ を提供していく予定です。 2010年6月7日 コミュニティサイト運用管理体制認定制度 2009年度 認定サイトの運用管理体制状況に関するご報告 http://www.ema.or.jp/press/2010/0607_01.html 2008年7月よりモバイルインターネットのコミュニティサイトを対象とした「コミュニ ティサイト運用管理体制認定制度*1(以下「本認定制度」)」を実施しています。 この度、本認定制度においてEMAが認定を付与したサイト(以下「認定サイト」)の運 用管理体制状況について、2009年度(2009年4月1日〜2010 年3月31日)のご報告を 申し上げます。 ▼JPRSが全国の中学・高校に「インターネットの仕組み」を 2010年5月25日 ニュースリリース JPRSが全国の中学・高校に「インターネットの仕組み」について学べるマンガ小冊子を無償配布 http://jprs.co.jp/press/2010/100525.html ポン太のネットの大冒険(PDF) http://jpinfo.jp/study/ponta.pdf ‐当事者の10代を含めて、インターネット関連教育の重要性に対する高い意識が明らかに‐ 株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS)は、インターネット関連教育支援活動の 一環として、全国の中学・高校を対象に教材を無償で配布します。5月中旬から始まった 情報通信月間に合わせて、5月25日〜6月30日の期間中、教材の配布を希望する中学・高 校の先生方から専用のホームページ(http://マンガで学ぶ.jp)などで教材の配布申し込み を受け付けます。 <教材について> 今回配布する教材は、インターネットの仕組みについてストーリー仕立てで学ぶことが できる、マンガの小冊子『ポン太のネットの大冒険』です。ホームページへたどり着く仕 組みや、インターネットの住所である「ドメイン名」について、インターネットの世界に 迷い込んでしまった主人公ポン太の「インターネットの世界ってどうなっているの?」と いった等身大の疑問に答えながら、イラストを用いて分かりやすく解説しています。 ▼ 役立ちサイト「マイクロソフト きっずナビ」 マイクロソフト きっずナビ(マイクロソフト(株)) http://www.microsoft.com/japan/athome/magazine/special/kids-navi/ マイクロソフトは2日、小学生・中学生・高校生など子供のPC利活用促進に向けた 取り組みを強化すると発表した。デジタル教科書・教材の推進活動の展開や、子供が 簡単にPCを使えるようにするソフトウェアの提供、教育機関やメーカーなどとのパー トナー連携を拡大していく。 参考サイト(インプレス) MS、小中高校生のPC活用に向け取り組み強化、電子教科書や「キッズPC」も http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100602_371652.html ▼参考記事「携帯無料ゲームに甘いわな」 2010年5月26日(産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/life/education/100526/edc1005260758002-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/life/education/100526/edc1005260758002-n2.htm アイテム購入で高額請求 携帯電話の無料ゲームサイトをめぐるトラブルが続いている。ゲームそのものは無料 でも、ゲーム内で利用するアイテムが有料で、知らずに携帯電話を貸し与えた親が高 額な請求をされるケースが後を絶たない。国民生活センターなどは「無料だからとい って、子供に任せきりにしないように」と注意を呼びかけている。(続く) ▼10代のネット利用を追う 人気の高橋 暁子さんの記事です。 高校生の放課後、ケータイと勉強時間との間に“逆相関”関係くっきり http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/teens/20100611_373438.html 株式会社ベネッセコーポレーションのシンクタンクであるBenesse教育研究開発セ ンターが2009年10月、「放課後の生活時間調査報告書― 小・中・高校生を対象に ―」という報告書を発表した。この調査から分かる子どもと携帯電話との関わりに ついて、同センター主任研究員の木村治生氏に聞いた。 一般的に子どもの携帯電話利用をめぐっては有害情報やいじめなどの問題がクロー ズアップされているが、木村氏は、携帯電話じたいの問題だけでなく、勉強時間な ど他の活動時間へ与える影響も考えるべきと指摘する。 (続く) ▼ 役立ちサイト「事例で学ぶ ネットの落とし穴」 「普段の行動」に潜むリスクとして、パスワードにまつわるお話です。 2010年6月16日 事例で学ぶ ネットの落とし穴 自分しか知らないはずの暗証番号が使われた http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/jirei/20100616_373724.html ▼翻訳支援サイト「みんなの翻訳」を活用、日英の大学による共同プロジェクト 2010年5月24日 ニュースリリース 翻訳者支援サービス「みんなの翻訳」の活用 〜日英の大学による共同翻訳プロジェクト〜 http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/100524/100524.html みんなの翻訳 http://trans-aid.jp/ 独立行政法人情報通信研究機構1と国立大学法人東京大学2は、翻訳者支援サイト 「みんなの翻訳」を運営しています。当サイトは、インターネットにつながったPC さえあれば世界のどこからでも利用できます。 今回、当サイトを利用することにより、公立大学法人神戸市外国語大学3と英国リ ーズ大学4が、共同翻訳プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、両大 学の学生ボランティアが、英国の小説家ブロンテ姉妹ゆかりのブロンテ博物館の英語の 展示情報を日本語に翻訳しています。このプロジェクトは現在も継続中です。 ▼ TwitterやYouTubeの検索結果をまとめて表示する「So-net キーワード」 2010年6月2日 ニュースリリース(PDF) ユニバーサルな検索サービスサイト、「So-net キーワード」を新設 YouTubeやTwitterなど、話題性の高い多様な情報を1度の検索でまとめて表示? http://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2010/pdf/pub20100602_01.pdf ソネットエンタテインメント株式会社(サービス名称「So-net」、以下So-net)は、 ユーザーが検索 したキーワードに関連するさまざまな情報を検索結果に表示する 「So-net キーワード」を新設、6月2日(水)より提供開始します。 「So-net キーワード」は、ユーザーが検索したキーワードに関連するさまざまな情報 を、検索結 果として1ページ内に表示するサービスです。 検索結果ページには、動画(YouTube)、百科事典(Wikipedia)、ショッピング (Yahoo!オークション、 Yahoo!ショッピング、Amazon、楽天市場のリンク)、 ブログ、Q&A、Twitterが1度の検索で表示され ます。一般ユーザーによって投稿さ れたこれらの情報を、検索結果ページにまとめて掲載すること で、検索ユーザーは インターネット上で話題性の高い情報をすばやく見つけることができます。 また、検索結果ページの中段に表示される「関連キーワード」によって、自分で検索 したキーワー ドから関心の高い情報を、ワンクリックで次々とより深く検索していく ことができます。 ▼文部科学省「青少年が利用するコミュニティサイトに関する実態調査」の公表 平成22年6月22日 報道発表 本調査は、「ネット安全安心全国推進会議」の委員である千葉大学教育学部 藤川大祐教授を中心に、一般的な青少年が利用するコミュニティサイトへの 投稿内容や性別、学校種別など利用実態について調査し、検証いたしました。 本調査においては、近年、掲示板や自己紹介サイト、ゲームサイト、SNS (ソーシャルネットワーキングサービス)等のコミュニティ機能を利用した、 男女間の「出会い」を第一の目的に掲げていないサイトを通じて青少年が犯 罪やトラブルに巻き込まれる事件が多発しており、青少年保護の観点から問 題となっています。そこで、青少年が利用するいわゆる「コミュニティサイ ト」(利用者が作成、情報を投稿することによって生成されるサイト)の利 用実態を把握し、現実的な解決策等について検証を行いました。 子どもの携帯電話をめぐる問題 http://www.mext.go.jp/a_menu/seisyounen/houshin/index.htm 調査の項目より 青少年が利用するコミュニティサイトに関する実態調査報告書 ↓ http://www.mext.go.jp/a_menu/seisyounen/houshin/1295040.htm ↓ 「青少年が利用するコミュニティサイトに関する実態調査報告書」(PDF:1370KB) 文部科学省平成21年度 青少年を取り巻く有害環境対策の推進 編集・発行 財団法人インターネット協会 担当 文部科学省 スポーツ・青少年局青少年課調査係 参考記事(日経新聞) 2010年6月23日 中高生、無防備な交流サイト利用 文科省調査 http://www.nikkei.com/new s/category/article/g=96958A9C93819695E0E0E2E19C8DE0E0E2E4E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195590008122009000000 ■国や業界団体の動きをニュースから ▼児童ポルノ関連 2010.5.7(asahi.com) 児童ポルノ画像の強制遮断「有力な対策」 総務相前向き http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005070435.html 2010.5.18(INTERNET Wacth) ISP業界が一転、児童ポルノのブロッキング実施に前向きな姿勢を表明 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100518_367853.html 2010.5.18(asahi.com) ネット上の児童ポルノ、強制遮断へ 接続事業者が賛同 http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005180444.html 2010.5.20(asahi.com) 児童ポルノ遮断、リストのあり方検討へ 通信事業者ら http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005200498.html 2010.5.20(INTERNET Wacth) 児童ポルノのブロッキング、「DNSポイズニング」では不十分? 警察庁が不満 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100520_368288.html 2010.5.23(MSN Sankei News) 警察庁vs総務省 児童ポルノブロッキング、手法めぐり対立 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100523/crm1005232223009-n1.htm 2010.5.24(INTERNET Wacth) 警察庁が児童ポルノ対策会議、削除要請の徹底を指示 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100524_369101.html 2010.5.27(YOMIURI ONLINE) 児童ポルノ「一刻も早い対策必要」…監視団体 http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100527-OYT8T00828.htm 2010.5.27(INTERNET Wacth) 児童ポルノは見つけたら即ブロッキング対象に、内閣府が対策案 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100527_369890.html 2010.5.28(YOMIURI ONLINE) 児童ポルノ紹介7サイトの削除要請…警視庁 http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20100528-OYT8T00756.htm ▼国や業界団体の動きをニュースから 2010.5.6(INTERNET Wacth) 「ネットショップ実務士」を認定する財団法人設立、検定も実施 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100506_365655.html 2010.5.7(asahi.com) 違法コピー動画、瞬時に発見 NEC新技術が国際標準に http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005070441.html 2010.5.27(YOMIURI ONLINE) 警視庁、無線LAN悪用防止を要請 http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20100527-OYT8T00502.htm 2010.5.30(MSN Sankei News) 漢方業界も客も悲鳴 薬の通販規制1年 政府は見直しも検討 http://sankei.jp.msn.com/life/body/100530/bdy1005302024000-n1.htm 2010.5.30(asahi.com) 「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策 http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005290356.html ▼調査結果・統計・データ 2010.5.3(MSN Sankei News) パチンコ攻略法商法、求人広告偽装型が増加 相談は5年前の11倍 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100503/crm1005030032000-n1.htm 2010.5.12(INTERNET Wacth) 日本で使われるPCソフトは5分の1が違法コピー、損害額は1719億円 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100512_366393.html 2010.5.13(YOMIURI ONLINE) 小中生の携帯閲覧制限、7割どまり http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100514-OYT8T00302.htm 2010.5.27(MSN Sankei News) 通販業者の6割超がネット通販 帝国データバンク調べ http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100527/biz1005271505022-n1.htm ▼その他の最新ニュース 一覧 http://www.iajapan.org/hotline/inews/inews.html 2010.5.7(INTERNET Wacth) Adobe製品のアップデートと偽ったメールに注意 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100507_365834.html 2010.5.8(YOMIURI ONLINE) 出会い系サイト「サクラ」が語る会えない仕組み http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100508-OYT1T00609.htm 2010.5.12(INTERNET Wacth) ねとらじユーザー、著作権法違反で逮捕〜音楽の違法ストリーム配信で http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100512_366446.html 2010.5.14(YOMIURI ONLINE) 携帯ゲーム代稼ぎ、中3に売春紹介…主婦を逮捕 http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100514-OYT8T00682.htm 2010.5.15(asahi.com) ストリートビューの車、手違いで個人情報収集 グーグル http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005150179.html 2010.5.15(asahi.com) 米から直接買ったiPad、中身届かぬ被害相次ぐ http://www.asahi.com/digital/pc/TKY201005150149.html 2010.5.18(YOMIURI ONLINE) 携帯架空請求で5人逮捕…被害1億6000万円 http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20100518-OYT8T00392.htm 2010.5.25(INTERNET Wacth) 日大の学内PCから著作権侵害行為、ファイル交換ソフトで http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100525_369312.html 2010.5.26(asahi.com) 図書館HPにアクセス3万3千回 業務妨害容疑で男逮捕画 http://www.asahi.com/digital/internet/NGY201005250031.html 2010.5.31(asahi.com) わいせつ画像投稿などの容疑で14人逮捕 全国一斉摘発 http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005310356.html ▼編集後記 サッカー効果なのか、アドレナリンが沢山でたようで、 今回のメルマガは最短の2時間で仕上げることができました。 頑張っている姿を見ると、何だか伝染してくる感じです。 以上