Subject: [HOTLINENEWS 132]
インターネットホットライン連絡協議会メールマガジン66号(2011年6月号)
2011年6月20日発行

今年の半分が過ぎようとしています。
いたましい大事件は少なくなりましたが、トラブルは少なくはなりません。
それでは、1ヶ月分の情報をお届けいたします。


▼ホットラインに寄せられた相談件数

2011年5月 88件
http://www.iajapan.org/hotline/data/data.html

・架空請求/クリック詐欺の相談が倍増
 中学生から主婦や60歳以上まで全ての年齢層から相談あり
 数年前に多く見られた有料サイト利用請求の手口が目立つ
・本をネットで購入したら、勝手にメール便で発送され、
 配達時間に不在だった為商品を受取ることができなかった、返金もない
・数年前、自分のブログに実名で他人の悪口を書いていました。
 相手の名前を検索するとその悪口ブログがヒットしブログを削除しましたが
 未だに検索サイトには表示されます。いつかは消えるのでしょうか。
・競馬の予想販売サイトを見ていたところ、販売者の名前や
 連絡先の記載がありません、問題ないのでしょうか
・ショッピングサイトからの通達自動メールが届かないことがありました
 プロバイダがわからないの一点張り、そのメールはどこにいったのか
・テレビのコマーシャルでは無料無料と宣伝しておきながら、
 課金しないと遊べないゲームを提供しているゲームサイトは問題ないのか


▼相談より(高校2年生からの相談)

高校2年生17歳から、立て続けに相談が寄せられました。
脅されているなどと怖い状況が伝わってきますが、脅し行為は犯罪です。
こうやって悩まずに相談してください。

(相談 2011年5月 17歳、高校生、女性)
自分はフィルタリングがかかっていて入れないのですが。掲示板のスレッドで、
何度かブログを晒されて今も炎上している状態だと友人に言われました。
それに、私が今度とあるバンドマンのイベントに行くのですが
その時にみんなで話かけようみたいな話になっているらしく非常に怖いです。
友人に聞いたら、下手したら直接的に悪口を言われたり暴力をふるわれる可能
性もあるらしく怖くて夜も眠れません。

(相談 2011年5月 17歳、高校生、女性)
メールと電話をしていた人(顔はプロフの写メで見ている)に、メールを切れば、
痛い思いをする、付き合わないと痛い思いをする、等の脅しを受けています。
電話番号とメールアドレスでそれ以上の個人情報はどこまでわかってしまうの
でしょうか?
教えてしまった自分が悪いのですが、住所がばれて、待ち伏せ…などあるので
はないかと、とても不安です。また、どのような対処をしたら良いですか?
ちなみに、相手が私について知っていることは、私の前略プロフ、リアル等が
設置してある私のホームページ、年齢、携帯番号、メールアドレスです。

(相談 2011年5月 17歳、高校2年生、女性)
SNSをやっていたら知らない人から申請がきてて、メッセージを交換していたら
相手の人のメールアドレスが送られてきて、直接メールするようになりました。
夜寝ていてメールが返せなかったら「明日、学校に暴走族の仲間連れて乗り込む」
とか「お前の家のガラス全部割る」など脅迫のメールがきました。
警察に連絡するって言ったら「警察なんかにびびってたらやってられないし」
みたいな事が返ってきて、怖くて寝れなくなっちゃって…
できれば、親や学校にも迷惑かけず、 対処できたらと思うのです。


▼ネット事件簿(7件)

・2011年5月23日(日本国際映画著作権協会)
人気動画投稿サイト「ニコニコ動画」内で、映画の違法アップローダー、初逮捕。
http://www.jimca.co.jp/info/cic.html#110524

警視庁サイバー犯罪対策課と麹町警察署は、5月23日、「ニコニコ動画」に権利
者に無断で映画をアップロードした高知県高知市の35歳の男を著作権法違反
(公衆送信権 等侵害)容疑で逮捕しました。
 男は、ネット上で「ベル」と名乗り、複数の米国映画をアップロードして著作
権を侵害したものです。
この事件は、JIMCAがネットパトロールで2010年の夏に発見したもので、
「ニコニコ動画」を運営する会社が改善を図ったものの、男は、これを無視。
配信停止処分などを受けた事を「勲章回数(BAN回数)6回(2010/12/26日
現在)」とコミュニティで豪語するなど、JIMCAでは男が著作権侵害を中止する
意志がないことと判断し、警視庁サイバー犯罪対策課に相談していました。
警察の調べに対し男は、外国作品や日本映画など40作品以上の映画を違法に
アップロードした事実を認めているとのことです。

・2011年5月25日(日本音楽著作権協会)
違法音楽配信サイト「第三世界」の運営者他に対して
著作権侵害による損害賠償金の支払いを求める訴訟を提起
http://www.jasrac.or.jp/release/11/05_4.html

JASRACは、違法音楽配信サイト「第三世界」の運営者らに対して、JASRACの
管理楽曲を無断で配信利用し、著作権を侵害したことによる損害金1億7,000万円
余りの支払いを求める訴えを東京地方裁判所に提起しました。
約2万曲ものJASRACの管理楽曲を無断で不特定多数の者にダウンロードさせてい
た携帯電話専用サイトであり、ユーザー数も 100万人を超える国内最大規模の違
法音楽配信サイトでしたが、その運営者らは2008年に京都府警生活経済課ハイテ
ク犯罪対策室により、著作権法違反の容疑で摘発され、京都地方裁判所において
有罪判決が確定しています。
「第三世界」の運営者は、アフィリエイト広告等による収入として、約1億2,000
万円もの多額の不正な収入を得ており、刑事事件の公判において、その収入を被害
弁済に充てるとして情状酌量を求めていたにもかかわらず、一向に損害金の支払い
をしないため、今回の提訴に至ったものです。

・2011年6月1日
AKBのチケット売るとだます、ネット使いコンサートチケット代詐欺の疑いで
少年を逮捕/横浜
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106010020/

AKBのチケット売るとだます、ネット使いコンサートチケット代詐欺の疑いで
東京都大田区の無職少年(19)を逮捕した。
逮捕容疑は、2010年12月18日ごろ、インターネットの掲示板に、人気アイ
ドルグループ「AKB48」のコンサートチケット1枚(4800円)を譲るなど
と書き込み、同20日ごろ、横浜市緑区の40代の会社員男性に現金1万5千円を
銀行口座に入金させ、だまし取った、としている。
「遊びに使うための金が欲しかった」などと容疑を認めているという。

・2011年6月2日
米グーグル「Gメール」数百人分流出 中国内から攻撃か
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201106020120.html
 米インターネット検索最大手のグーグルは、メールサービス「Gメール」
のパスワードなどが不正に取得され、数百人分のメールが流出した可能性がある
と発表した。中国国内からの攻撃とみられ、被害者には米政府や韓国の政府関係
者、中国の政治活動家、ジャーナリストが含まれているという。
 グーグルによると、ハッカーは「マルウエア」(悪意をもって働くソフト)な
どを利用者のパソコンに侵入させ、利用者名やパスワードを取得。勝手にGメー
ルの設定を変え、メールデータを転送するなどしていた。
 すでにこの攻撃への対策をとり、被害者には通知したという。「Gメールのシ
ステムへの攻撃ではなく、Gメールの安全性に問題があったわけではない」と説
明している。

・2011年6月9日
13歳少女の児童ポルノ撮影、容疑で男逮捕 奈良
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110609/nar11060903280000-n1.htm

県警少年課と桜井署は8日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で宇陀市
大宇陀山口のタイル工(49)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は平成21年8月3日、大阪府大東市内のホテルで、同府内に住む当時
13歳の少女にわいせつな行為をし、携帯電話のカメラで撮影したとしている。
同署によると、容疑者は携帯電話の出会い系サイトに登録し、男子中学
生を装って当時中学生だった少女と連絡。待ち合わせ場所にやってきた少女に
「息子が来られなくなった。俺は父親だ」などと嘘をつき、犯行に及んだという。

・2011年6月11日
「2人で自殺しよう」…19歳少年「死にきれなかった」 自殺ほう助容疑で逮捕 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110611/crm11061109320007-n1.htm

大阪府河内長野市加賀田の民家で、住人の無職の男性(33)の自殺を助けたと
して、河内長野署は10日、自殺ほう助の疑いで、大阪市の無職少年(19)を
逮捕した。
同署によると、少年は「インターネットの自殺サイトで男性と知り合い、10日
未明に2人で自殺しようとしたが、死にきれなかった」と供述している。
 同署によると、男性の死因は一酸化炭素中毒とみられ、脱衣所で燃えている練
炭が見つかった。少年にけがはない。
 少年は苦しくなっていったん外に出たが、戻ったところ男性が動かなくなってお
り、同日午後、119番通報したという。同署が詳しい動機を調べている。

・2011年6月20日
「大量殺人してみたい」ネット掲示板書き込みの会社員の男書類送検「孤独感から…」 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110620/crm11062012090009-n1.htm

 インターネットの掲示板に大量殺人を予告する書き込みをして警察の業務を妨害
したなどとして、警視庁渋谷署は20日、軽犯罪法違反(業務妨害)の疑いで、東
京都世田谷区の会社員の男(38)を書類送検した。同署によると、男は「友達が
できないなどの孤独感から人の気を引くためにやった」と書き込みを認めている。
 送検容疑は今年2月8日午前7時10分ごろ、世田谷区内で、自分の携帯電話か
ら不特定多数が閲覧できるインターネットの出会い系サイトに「大量殺人してみた
いです。今度の祝日に渋谷か新宿でやりたいなぁ」などと書き込み、同署の業務を
妨害したとしている。


▼総務省「平成22年通信利用動向調査の結果」

総務省では、平成22年末の世帯及び企業における情報通信サービスの利用状況等
について調査した通信利用動向調査の結果を取りまとめました。

2011年5月18日 プレスリリース
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_01000014.html

【調査結果のポイント】
[個人に関する結果]
・インターネットの利用者数は9,462万人、人口普及率は78.2%。
 インターネットの利用者数は、対前年比54万人増の9,462万人に達し、人口普及
 率は78.2%(対前年比0.2ポイント増)となった。
・70歳以上のインターネット利用率が増加。
 インターネットの年齢階級別利用率は、70歳以上の年齢階級で増加。
[世帯に関する結果]
・ブロードバンド回線の利用割合は77.9%、光回線の利用割合は52.2%。
 自宅のパソコンからのインターネット接続にブロードバンド回線を利用している
 世帯の割合は77.9%(対前年比1.1ポイント増)。また、自宅のパソコンからイ
 ンターネットを利用している世帯の52.2%(同11.1ポイント増)が光回線を利用。
[都道府県別結果]
・個人のインターネット利用率は、大都市のある都府県を中心に高い結果。
 神奈川県、東京都、京都府、大阪府、愛知県などで80%以上。


▼フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2011」

フィッシング対策協議会は5月10日、「フィッシングレポート2011」を公開した。
事業者はもとより、一般消費者においても、フィッシングの脅威に対する正しい
知識を普及させることが、被害の拡大の防止には欠かすことが出来ないとしている。

2011年5月10日
http://www.antiphishing.jp/report/wg/phishing_report2011.html

フィッシングの被害状況、フィッシングの攻撃サイドの技術・手法など
・フィッシング情報の報告件数:375件(前年度比33%増)
・フィッシングサイトの件数:485件(前年度比86%増)
・フィッシングによりブランド名を悪用された企業数:110件(前年度比139%増


▼IPA「情報セキュリティ白書2011」

2011年6月6日
http://www.ipa.go.jp/about/press/20110606.html

「情報セキュリティ白書」は、公的機関としてのIPAが毎年発行する情報セキュ
リティに関する報告書です。企業のシステム開発者・運用者に対して情報セキュ
リティの現状や、今後の対策のために役立つ情報を提供するとともに、パソコン
やスマートフォン等の情報機器を使用する一般の利用者にも情報セキュリティの
概観や身近な話題を提供することを目的としています。

2010年度には、攻撃が企業や個人のみならず、イランの発電所の制御システム
等のこれまで安全とされてきた重要インフラまで拡大するなど、国際的にサイバ
ー攻撃への懸念が高まっており、各国政府が対策を講じています。国内でもサイ
バー攻撃の脅威に対応したNISCの新しい戦略が発表されました。

また、Twitter、Facebook等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の
台頭や、スマートフォン等の新たな情報機器の利用拡大、クラウド・コンピュー
ティングの普及、IPv4のアドレス枯渇によるIPv6への移行等に伴い、情報セキュ
リティ上の新たな脅威や課題が発生しています。

情報セキュリティ分野で起きた注目すべき出来事を10大トピックスとして概説し
次に第1章では、国内外における情報セキュリティインシデントの状況、攻撃・
手口や脆弱(ぜいじゃく)性の動向と、これらに対する企業、政府等における対
策の状況を述べています。
第2章では、情報セキュリティを支える政策や制度の動向として、国内外における
情報セキュリティ政策や関連法の整備状況、国際標準化動向、組織の情報セキュ
リティ対策状況についても概説しています。そして第4章では、近年注目されてい
る、スマートグリッド、スマートフォン、クラウド・コンピューティング等におけ
る情報セキュリティの課題についても解説しています。


▼法務省が「サイバー刑法」に関するQ&A

法務省は、コンピューターウイルスの作成・提供行為を直接罪に問う「ウイルス作成
罪」などを盛り込んだ、いわゆる「サイバー刑法」(情報処理の高度化等に対処する
ための刑法等の一部を改正する法律案)の法案に関するQ&Aを、同省のサイトで公開。
法案は4月1日に国会に提出されており、現在衆議院で審議中となっている。

いわゆるサイバー刑法に関するQ&A
http://www.moj.go.jp/content/000073750.htm

Q1 この法案は,一部では,コンピュータ監視法案などと批判されているよう
ですが,コンピュータに対する監視を強化するものではありませんか。
Q2 なぜ,この時期にこの法案を提出したのですか。
Q3 コンピュータ・ウィルス作成罪は,共謀罪と同様に,思想・良心の自由や
表現の自由を制約するものではありませんか。
Q4 コンピュータ・ウィルスの作成・提供罪が新設されると,ウィルス対策ソ
フトの開発等の正当な目的でウィルスを作成した場合や,ウィルスを発見した人
がそれを研究機関に提供した場合,あるいは,プログラマーがバグを生じさせた
場合まで処罰されることになりませんか。
Q5 コンピュータ・ウィルスを作成しただけで処罰されることになると,コン
ピュータを監視することができるようになるのではありませんか。
Q6 コンピュータ・ウィルス保管罪が新設されると,単にコンピュータ・ウィ
ルスを送り付けられて感染させられた被害者まで処罰されることになりませんか。
Q7 接続サーバ保管の自己作成データ等の差押え(リモート・アクセス)が導
入されると,捜査機関は,1台のパソコンについて差押許可状を得るだけで,ネ
ットワーク中の全てのデータを取得できるようになるのではありませんか
Q8 保全要請の規定が新設されると,捜査機関は,無令状で通信記録を簡単に
取得できるようになり,一般市民のコンピュータの使用が監視され,個人の思想
,信条,趣味などが丸裸にされてしまうのではありませんか。
Q9 保全要請の規定が新設されると,捜査機関は,プロバイダ等の通信会社か
ら半ば強制的に通信履歴を取得できるようになるのではありませんか。
Q10 この法案は,捜査権強化の第一段階にすぎず,これを成立させた後は,
共謀罪の成立や通信傍受の拡大等の更なる捜査権限の拡大を進めることを狙って
いるのではありませんか。


▼デジタルアーツ、「ニンテンドー3DS」向けWebフィルタリングサービスを提供

2011年6月3日発表
http://www.daj.jp/company/release/2011/r060301.htm

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、
代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326) は、
このたび、任天堂株式会社(以下任天堂)の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」
向けのWebフィルタリングサービスとして、「i-フィルター for ニンテンドー
3DS」が採用されましたことを発表いたします。「ニンテンドー3DS」で「インター
ネットブラウザー」をご利用のお客様には、「i-フィルター」のWebフィルタリ
ングサービスを無料でご利用いただける環境が任天堂より提供されることになり
ます。デジタルアーツは、本サービスを2011年6月7日(火)より開始いたします。

「ニンテンドー3DS」は、2011年6月7日(火)より、本体更新を行うことで、
「インターネットブラウザー」がご利用いただけるようになる予定で、無線LAN
アクセスポイント経由でウェブブラウジングが可能となります。この「インター
ネットブラウザー」の「お気に入り」に登録された「i-フィルター for ニンテ
ンドー3DS」をお申し込みいただくことで、Webフィルタリングサービスをご利用
いただけます。

デジタルアーツは、2006年に任天堂が「ニンテンドーDSシリーズ」でブラウザー
を提供した当初から、Webフィルタリングサービスの「i-フィルター」シリーズ
を販売し、お子様の保護者の皆様には、その旨をご案内させていただいておりま
した。携帯ゲーム機経由のインターネット利用者が増加傾向にあるなか、今回、
デジタルアーツの「i-フィルター for ニンテンドー3DS」の利用を保護者の皆様
に費用のご負担なく選択いただける環境が任天堂により提供されます。

「i-フィルター for ニンテンドー3DS」は、保護者の皆様の代わりに、お子様の
インターネット利用を管理します。新たに「ニンテンドー3DS」をご購入の際、
ご希望の方は、お子様にゲーム機を渡す前に、同フィルタリングサービスをお申
し込みください。


▼マカフィー、フィルタリングソフトの2011年版、iTunesの不適切な歌詞も遮断

2011年6月14日発表
http://www.mcafee.com/japan/home/pd/Family_Protection/

 マカフィー株式会社は、Windows用フィルタリングソフトの2011年版製品「マカ
フィー ファミリープロテクション 2011」を発表した。
 2011年版では、子供の年齢を4段階に分類し、それぞれ適切なフィルタリングポリ
シーを設定できる年齢別設定機能を搭載した。また、フィルタリング対象として、
iTunesの配信コンテンツを追加。歌詞が不適切だと思われる楽曲や、オンラインゲー
ムサイトへのアクセスをフィルタリングする機能などを搭載しているという。保護者
が自宅外から設定を変更できるリモート管理機能も新たに搭載した。
 このほか、ゲームやP2Pファイル共有ソフト、メッセンジャーソフトなど特定のプ
ログラムを起動させない機能、インターネットの使用時間や時間帯を設定できる機能
なども備える。


▼EMA作成の広報ビデオ等の紹介

子どもたちがケータイを利用する際の注意点として、「フィルタリングを利用す
ること」と「親子で相談すること」の大切さについて紹介した広報ビデオを作成
しました。
<広報ビデオ>
http://www.ema.or.jp/education/pr/
<その他の啓発・教育プログラム>
http://www.ema.or.jp/education/


▼googleの「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」

大変分かりやすい内容で、楽しく作られています。

2011 年 6 月 3 日 Posted by Google Chrome チーム
http://googlejapan.blogspot.com/2011/06/20.html
「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」
http://www.20thingsilearned.com/ja-JP

WWWがティム バーナーズ リー氏により考案されて、20年以上が経ちました。
今日、ウェブはシンプルなページだけでなく、動画や画像をふんだんに使ったイ
ンタラクティブなコンテンツやアプリケーションで溢れています。先日公開され
た3 Dreams of Black のような革新的で色彩鮮やかなインタラクティブビデオが
ブラウザ上で体験できるのも、最新のウェブテクノロジーによるものです。

では、ブラウザやウェブの技術はどういう仕組みになっているのでしょうか。
最近よく耳にする「HTML5」や「クラウド」は、具体的に何を意味するのでし
ょうか。そして、このウェブを安全に、また効率的に利用するには何を知ってお
くべきなのでしょうか。

この楽しくて可愛らしいガイドブックは、毎日使うブラウザやウェブの基礎を詳
しく知りたい方のためにChrome チームによって作られました。HTML5 を活用
して、絵本のカバーの質感や、実際にページをめくっているかのような感覚を表
現しています。オフラインでも動作するので、インターネットにつながっていな
くても、本物の絵本のようにいつでもどこからでも読むことができます。


▼中高生からスマートフォン向けアプリを募集、D2Cが「アプリ甲子園」開催

アプリ甲子園公式サイト
http://www.applikoshien.jp/

株式会社ディーツーコミュニケーションズ(D2C)は、全国の中高生を対象に
したスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園」を開催すると
発表した。同日よりエントリーの受け付けを開始した。
13歳から18歳までの全国の中高生から、iPhoneまたはAndroid向けのアプリ
ケーションを募集し、独創性や操作性、デザイン性、おもしろさ、完成度など
の観点から優秀な作品を選出する。
最優秀賞受賞者には最新のタブレット端末、優秀賞受賞者には最新のスマート
フォンを賞品として授与する予定。
スケジュール

6月30日 作品エントリー受付開始
8月26日 作品エントリー受付締切
8月27日~9月1日 予選
9月5日 予選結果発表(Webサイトにて)
9月18日 決勝戦(都内会場にて実施)


▼日本レコード協会、「著作権法30条1項3号読み上げコンテスト」を実施

一般社団法人日本レコード協会は、著作権啓発キャンペーン「LOVE MUSIC」の
企画として、著作権法の「ダウンロード違法化」に関する条文をユーザーが読み
上げている映像を募集しています。

コンテスト募集要項
http://www.riaj.or.jp/lovemusic_cpn/voice/index.html
キャンペーンサイト「LOVE MUSIC」
http://www.riaj.or.jp/lovemusic_cpn/

募集締切:2011年6月24日

2010年1月に施行された改正著作権法の第30条1項3号の規定によって違法な
インターネット配信による音楽や映像であることを知りながらダウンロードして
保存することは、個人的に楽しむ目的であっても違法(権利侵害)となりました。
この「違法配信からのダウンロード違法化」を多くの皆さんに知ってもらうために
「著作権法第30条1項3号読上げコンテスト」を実施いたします。
これは著作権法30条1項3号を皆さんに個性豊かに読上げていただきその映像を
応募してもらい「最も印象に残る」読上げを選出するものです。

選考委員会によって印象に残る10名を選びます。
10名の応募画像はキャンペーンサイトで公開され、一般の投票によって最も
投票数の多い方を優秀者に選定します。


▼財団法人インターネット協会は、平成23年度消費者支援功労者表彰
「内閣府特命担当大臣表彰」を受賞しました

2011年5月30日
http://www.iajapan.org/press/20110530hyosho.html

「消費者支援功労者表彰」とは、消費者利益の擁護及び増進を図るため、
消費者支援活動に顕著な功績のあった個人又は団体・グループに対して、
その功績をたたえ、消費者庁が昭和60年より実施している表彰制度です。
「内閣府特命担当大臣表彰」とは、消費者支援活動に特に顕著な功績が
あった個人又は団体・グループに授与されるものです。 
功労者表彰理由
・携帯電話におけるフィルタリング技術の開発に貢献、フィルタリングの
 普及を図り、青少年の被害防止や安全・安心確保に大きく貢献。
・インターネット上における違法・有害情報等を受理、警察への通報、
 プロバイダ等へ削除依頼を行うインターネット・ホットラインセンター
 を運営。

平成23年度「消費者支援功労者表彰」受賞者一覧(消費者庁発表)はこちら
http://www.caa.go.jp/information/2011gekkan/


▼国や業界団体の動きをニュースから

2011.5.1(asahi.com)
個人情報流出でソニー側に報告要求 経産省
http://www.asahi.com/digital/av/TKY201105010176.html

2011.5.10(asahi.com)
iPhone、知らぬ間に通信し上限料金 総務省が指導
http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY201105100490.html

2011.5.20(INTERNET Watch)
不正アクセスの手口で増えるフィッシング、対策の方向性、警察庁が報告書
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110520_447276.html

2011.5.26(MSN Sankei News)
新ネット捜査「全国協働捜査方式」7月から本格実施へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110526/crm11052610120003-n1.htm

2011.5.27(asahi.com)
サイバー攻撃の手口、情報共有の組織発足へ
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201105260639.html

2011.5.27(asahi.com)
情報流出問題、ソニーに再発防止を指導 経産省
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201105270405.html


▼調査結果・統計・データ

2011.5.10(INTERNET Watch)
フィッシングサイトが前年比86%増、手法の高度化や犯罪者の増加で
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110510_444389.html

2011.5.12(INTERNET Watch)
PCソフトの違法コピー率、日本が世界で最も低い国に~BSA調査
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110512_445056.html

2011.5.19(YOMIURI ONLINE)
70歳代4割がインターネット…80歳超も2割
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20110519-OYT8T00260.htm

2011.5.25(YOMIURI ONLINE)
スマホ利用者のネット閲覧時間、携帯電話の3倍
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20110525-OYT8T00700.htm


▼その他の最新ニュース
一覧
http://www.iajapan.org/hotline/inews/inews.html

2011.5.6(YOMIURI ONLINE)
Google・Yahoo画像検索でウイルス感染
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20110506-OYT8T00557.htm

2011.5.8(YOMIURI ONLINE)
出会い系サイト、カード決済代行でトラブル急増
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20110509-OYT8T00708.htm

2011.5.9(INTERNET Watch)
「災害情報に便乗した罠に注意」IPAが悪質メールの手口を解説
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110509_444247.html

2011.5.11(MSN Sankei News)
「嵐」のコンサート映像投稿容疑 福岡の男逮捕 埼玉県警
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110511/crm11051122010039-n1.htm

2011.5.13(MSN Sankei News)
「自分の評価気になった」…上司のメールを盗み見、元社員を逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110513/crm11051312500009-n1.htm

2011.5.18(MSN Sankei News)
「背が伸びる」とサプリ無許可販売 社長逮捕へ 神奈川県警
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110518/crm11051819030022-n1.htm

2011.5.24(asahi.com)
「ニコニコ動画」での映画無断配信を初摘発 容疑者逮捕
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201105240220.html

2011.5.25(asahi.com)
音楽配信サイトに1.7億円賠償請求 JASRAC
http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY201105250440.html

2011.5.30(MSN Sankei News)
ペニーオークションめぐるトラブル増加、弁護士会など実態把握へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110530/trl11053001410000-n1.htm

2011.5.31(MSN Sankei News)
ネット通販の薬局経営者書類送検へ 薬事法の改正後全国初
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110531/crm11053102000007-n1.htm


▼編集後記

素晴らしいホームページを作った人におくられる賞を受賞した、当時小6の
女の子と知り合いになって3年ぶりにメールが届きました。現在は高3です。
「ここ2年くらいバタバタしていて、暫くネットも出来ていませんでした(^^;
 今ちょっと落ち着いてきたのででメールしました。」

ホームページ更新がとまっていたので心配でしたが、
忙しくてネットができないくらい学生生活が充実していたことがわかりました。
「便りのないのは良い便り」と言いますし、ほっとひと安心です。
ホームページに「今とっても忙しくて更新できていません、ごめんなさい」
と書かれていました。購読者に向けたちょっとした気配りですね。