(1)やめようゾーン
ネットでの悪口
だれかが見てる!
メールや掲示板(けいじばん)の発信者はわかる
メールを集中して送る、掲示板(けいじばん)で中傷する、個人情報や画像を掲載(けいさい)。右のマンガのように、だれなのかばれないと思っても、実は送ったり書いた人は特定できる。悪意ある人を追跡(ついせき)できるんだ。
なぜ発信者がわかる?
パソコンには全てちがった「IPアドレス」がふられていて、携帯電話(けいたいでんわ)には全てちがった「個体識別番号」がふられている。これらの情報とアクセス時刻などの記録があれば、発信者までさかのぼることができる。
アドバイス
「自分がされてイヤなことはしない」、相手のことを思いやる気持ちを忘れないように。会話より文字はキツく感じるもの。言葉一つ一つを大事にすれば文章力アップにつながる。
■ネットの発言も罪になる
姿が見えないからと言いっぱなしは通用しない。面白半分の書きこみでも、多くの人が見れば立派な犯罪になる。子どもの検挙数も多く、未成年者でも逮捕(たいほ)されている。例えば、特定の個人への悪口や中傷は、「名誉毀損罪(めいよきそんざい)」や「侮辱罪(ぶじょくざい)」などの対象になる。
■男子中男子中学生重体:プロフの掲示板(けいじばん)に中傷書きこみ 2008年4月
男子中学生(14)が少年(17)に金属バットで殴られ重体。中学生がプロフに少年と同じ暴走族の格好をした自分の写真を載せたため、掲示板に「中3のガキに馬鹿にされた」などと約10人が20回以上、中傷をくりかえし書きこみ暴力行為(ぼうりょくこうい)に発展した。
簡単に信じないで…
怖くて転送してしまうメール
チェーンメール
解説
メール本文に「1週間以内に20人に転送すること」などと、転送させようとするのがチェーンメール。その他、「転送しないとこわい人が家に来ます」「転送しないと料金を請求(せいきゅう)します」といったこわがらせる内容もある。
アドバイス
自分がもらってなやむようなメールは、友だちも同じように困る。メールをとめてもだれにもわからない。おどしにきたり、パケット代金を請求)されたりしないので、チェーンメールはとめよう。自分でとめるのがイヤなら、チェーンメールの転送を受け付ける窓口を利用しよう。
⇒撃退(げきたい)! チェーンメール 携帯サイト(外部リンク)
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