報道資料 |
「インターネットにおけるルール&マナー検定(秋冬版)の開始」 =インターネットにおける安全で快適な利用のために= わが国初の夏版検定では約1万8千名が受検 |
財団法人インターネット協会(理事長:秋草直之)は、「インターネットにおけるルール&マナー検定」の秋冬版を、11月17日から約1ヵ月間、同協会のウェブ上で実施することを発表しました。同検定は、インターネット利用にまつわるトラブルを回避し、ネットを安全で快適に利用できるようになることを目的として、利用者のネット上でのルールやマナーなどの知識を客観的に測定するものです。 わが国で初めて行われた「インターネットにおけるルール&マナー検定(2003年夏版)」では、利用者の関心の高さを反映して、約1万8千名が受検し、大きな反響を呼びました。 1.ルール&マナーの重要性 財団法人インターネット協会は、インターネットを利用する際のルールやマナーの重要性を利用者にご理解いただき、安全で快適なインターネット社会が実現されることを目指しています。 このため、インターネットを利用する際に常識的と考えられるルールやマナーをできる限り集め、トラブルをできるだけ減らせるように啓発活動を行うことを目的として、一般利用者を対象にした「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集」を平成10年度に公表しました。その後、この「ルール&マナー集」(http://www.iajapan.org/rule/)は、「子供版」、「教師・保護者版」、「社内版」、[迷惑メール対策編」と追加され現在に至っています。 2.ルール&マナー検定(夏版)の実施結果 それらルール&マナーを発展させて、インターネットの利用者1人1人に自らのルールやマナーについての知識を客観的に測定して頂くため、「インターネットにおけるルール&マナー検定(2003年夏版)」を、わが国で初めて本年7月21日から8月31日までウェブ上で実施致しました。 短期間の告知にもかかわらず、合計で17,779名の受検(申し込み18,654名)がありました。その結果、利用者のルール&マナーへの関心が十分に高いことが明らかになりました。(詳細は、実施報告書http://www.iajapan.org/kentei/2003summer-report.pdfを参照下さい。)それを受けて、設問やシステムのバージョンアップを行い、ルール&マナー検定を秋から冬にかけて再度実施することとしました。 3.ルール&マナー検定(秋冬版)の実施概要 3.1 実施方法 本検定は、メールアドレスによる受検者認証と、ウェブ上での選択肢問題に対する回答による検定から構成されています。したがって、メールアドレスを持ち、ウェブが閲覧できる環境があれば、誰でもどこからでも受検できます。 なお、普及啓発の観点から受検は無料とし、何度でも受検可能であり、回答合わせも出来るようにしています。但し、設問はデータベースからランダムに出題されるので、必ずしも同じ設問であるとは限らないし、設問の選択肢の並び順もランダムに変更されます 3.2 実施期間 平成15年11月17日(月)正午から12月19日(金)午後6時までの期間で、サーバ保守などシステムの停止時を除いて、毎日24時間実施します。ルール&マナー検定のURLには、開始日にインターネット協会のウェブのトップページ(http://www.iajapan.org/)からリンクが張られます。次回は秋冬版の検定結果を踏まえて、さらに内容やシステムのバージョンアップを行い、来春に実施予定です。 3.3 合格レベル 本検定は選抜試験ではなく、より多くの人が合格することを目指しています。参考資料を見ながら受検してもよく、また再受検も可能であり、回答合わせも出来ることから、比較的高いハードルである100問中90問以上の正解を合格としています。合格者には希望によりインターネット協会から合格証(合格証発行手数料3,000円)を発行すると共に、合格証発行者には希望により、当協会のウェブページに合格者として名前の掲載を行います。 4.ルール&マナー検定(秋冬版)の出題内容 4.1 出題分野 設問は、次の8つの分野から出題されます。内容としては夏版とほぼ同様ですが、法律関連の設問を増強しています。 (1)基本事項 インターネットを利用するための基本知識や、インターネットの基本的サービスの利用方法について出題されます。 (2)セキュリティ 電子メールやウェブ閲覧などインターネットを利用する上で必要な(危険から身を守る)セキュリティについての知識が問われます。 (3)関連法規 情報化社会に対応するために多くの法律が施行されています。インターネットを利用する上で知っておきたいそれらの法律についての知識が問われます。 (4)電子メール 電子メールの基礎知識やノウハウ、電子メールにおけるルールとマナーなどの知識が問われます。また、迷惑メールに関連する設問も出題されます。 (5)コミュニケーション 電子掲示板、NetNews、リアルタイムの対話サービス(チャット)などのコミュニケーションに関するルールやマナーについて出題されます。 (6)ウェブページ 自分がウェブを使って情報を発信したり、サービスを提供する場合に知っておく必要があるルールやマナーについて出題されます。 (7)電子商取引 ウェブを利用して提供される通信販売、オークション、情報サービスの利用などに加えて、電子政府・電子自治体への手続きについても出題されます。 (8)基礎技術 インターネット利用におけるコンピュータ、ネットワーク、ソフトウェアについての基礎的な技術知識について出題されます。 4.2 検定対象者 夏版の一般受検者へのアンケートでは、受検目的が自己啓発であるとの回答が過半数を占めています。したがって、インターネットを利用されている多くの方々に、一度は受検して頂きたく思います。 また、学校や企業において、学生や職員にインターネット利用の「常識」について知ってもらい、メールの書き方のマナー研修から、ネットワークで起きるトラブルの防止について役立てられると考えられますので、研修などの際にこの検定を活用して頂きたく思います。 |
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