報道資料
2007年1月23日　
財団法人インターネット協会


インターネットにおけるルールとマナー検定
「ビジネス版」の開始

＝ビジネス現場におけるインターネットの安全利用のために＝


　財団法人インターネット協会（東京都港区）は、インターネットにおけるルールとマナー検定「ビジネス版」を、初めて同協会のウェブ（http://www.iajapan.org/）上で、2007年1月23日（火）から開始しました。これまでの「こども版」と、インターネット利用アドバイザー試験の一部を兼ねた「大人版」と同様に、受検は無料で、何度でも受検することができます。

　企業・組織が保有する機密情報や個人情報のファイル共有ソフトによる漏洩や、社員などによる不適切な情報の発信や有害情報の閲覧について、企業・組織が管理責任を問われるケースが多く見られるようになりました。企業・組織におけるリスク管理の視点から、インターネット利用におけるルールやマナーの教育、ウィルス対策などを含む情報セキュリティに関する意識向上は、極めて重要になっています。

　本検定は、このような状況を受けて、企業内でインターネットを利用している方々のみならず、就職活動を控えた学生の皆様にも、ビジネス現場における安全で安心なインターネット利用を学んで頂くことを、目的として実施します。本検定によって、ビジネスマンとしてまた社会の一員として、インターネットを利用する上でのルールやマナーの知識を身につけているかを、客観的に評価測定することができます。また、受検することによって、こうした知識を学習することができます。新入社員教育・研修や、就職活動を控えた学生の皆様の事前準備などにおいて、本検定を活用して頂ければ幸いです。

１．実施概要

実施期間：2007年1月23日（火）正午から、通年実施
受検料：無料
検定対象者：主に社会人、就職活動を控えた学生
実施方法：ウェブ上での選択肢問題に対する解答。メールアドレス不要
解答制限時間：開始から6時間
合格レベル：50問中45問以上の正解を合格とする
合格証：合格者には、希望により合格証を発行
（合格証発行手数料3,150円（内、消費税150円））
ビジネス版画面


２．問い合わせ・連絡先

　　　財団法人インターネット協会　大久保、岩井
　　　問合せフォーム：http://www.iajapan.org/contact/kentei.html
　　　Fax 03-3500-3354


【付録】

インターネットにおけるルールとマナー検定「ビジネス版」の詳細

１．実施方法
　本検定は、ウェブ上での選択肢問題に対して解答することによって実施されます。したがって、ウェブが閲覧できる環境があれば、誰でもどこからでも受検できます。受検は無料で、何度でも受検可能です。
２．実施期間
　2007年1月23日（火）から、サーバ保守などシステムの停止時を除いて、毎日24時間実施します。検定のURLには、開始時に当協会ウェブのトップページ（http://www.iajapan.org/）からリンクが張られます。
３．検定対象者
　インターネットを利用しているすべての方を対象としています。インターネットを少しでも利用している方であれば、一度は受検していただきたいと考えています。とくに、以下のような方々の助けになる内容です。
  • スキルアップを目指すビジネスユーザ（一般社員、IT技術者、セキュリティ専門家など）
  • 就職活動に役立てたいと考える学生
  • 自己啓発を目指す方
４．合格レベル
　50問中45問以上の正解を合格とします。正解と解説を何度でも見ることが出来るので、高いハードルとしています。
５．合格証の発行

合格証
　合格者には、希望により合格証（合格証発行手数料3,150円（内、消費税150円））を
発行します。
６．出題範囲
　主として、次のような資料に基づいています。
また、インターネットやセキュリティに関する書籍や記事などからも出題します。

モラル（道徳、規範）インターネットを利用するうえでの、道徳的な心、行動規範、基本的な考え方について出題する。
ルール（規則、法律）インターネットを利用するうえで守らなければならない決まりごと（規則、法律）について出題する。
マナー（作法、礼儀）インターネットを利用するうえで知っておくべきマナー（作法、礼儀）について出題する。
安全利用インターネットを利用するにあたり、自分の身を守る、また他人に迷惑をかけないための、安全な利用方法についての知識、対応策について出題する。
スキル（技能）ルールやマナーを守るために身に付けておいたほうがよい、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・サービスに関する技能について出題する。

設問は、以下の5つの部門に分かれています。

電子メールビジネスで電子メールを利用する際のルールやマナーについて出題する。
ウェブの利用ビジネスでウェブを利用する際に、身につけておくべきルールとマナーについて出題する。
コンプライアンスビジネスでインターネットを利用するうえで順守すべき法律や規則の知識について出題する。たとえば、以下のような法律や規則について出題する。
  • 不正競争防止法
  • 個人情報保護法
  • 知的財産権
  • 電子消費者契約法
  • 不正アクセス禁止法
セキュリティインターネット利用における脅威から企業などの組織の重要な情報資産を守るために、身につけておくべき基本的なセキュリティの知識について出題する。
スキルルールやマナーを守るために身に付けておいたほうがよい、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・サービスに関する技能について出題する。

７．出題形式
　毎日異なる問題セットに更新されます。設問は、多肢選択形式です。解答制限時間は、開始から6時間です。
８．正解と解説
　正解と解説は、制限時間内であれば、何度でも見ることが出来ます。学習後、再び受検することにより、知識のレベルアップを実現することができます。
以上
　
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