報道資料
平成20年8月5日


Black Hat
財団法人インターネット協会
世界トップレベルの国際セキュリティカンファレンス
「Black Hat Japan 2008」を2008年10月5日~10日に東京で開催
~日本人講師によるトレーニング追加、基調講演を低額で聴講可能に~



世界規模の企業や政府関連機関のセキュリティ専門家に高度な教育を提供し続けているセキュリティシンクタンク「Black Hat(ブラックハット)」(代表:Jeff Moss、本拠地:米国シアトル、Techweb社Black Hat部門)は、財団法人インターネット協会(IAjapan、理事長:矢野薫、所在地:東京都港区)と共同で、東京新宿において10月5日から10日までの6日間に渡り国際セキュリティカンファレンス「Black Hat Japan 2008」を開催いたします。

今回のカンファレンスでは、米国開催のBlack Hat USAで行われている約100種類のプログラムにBlack Hat Japanが募集した論文を加え、日本の実情に合わせた12種類を厳選。日本人講師によるトレーニングの追加や、Black Hat が目的とする「デジタルセルフディフェンス」をより広く理解してもらうために本国では参加者のみが聴講可能な基調講演を低額(2千円)で聴講できるようにするなど、日本ならではの試みを行うことも決定いたしました。基調講演聴講者は展示会ブースもご覧いただけますので、コンピュータセキュリティに関心のある企業、個人の方にとってはまたとないチャンスとなります。

ITが企業において非常に重要な位置を占めるようになった今、情報セキュリティの重要性が強く叫ばれています。一般に、セキュリティというとどうしてもツールとかプロダクト、コンプライアンスといったソリューション関係に目が行き勝ちですが、さまざまな事柄に対して最終的な判断を下すのは人であることを忘れてはいけません。間違った判断は企業の評価を落とし、より大きなダメージとなる可能性があります。 企業にとって大切なのは、セキュリティについて包括的・体系的に理解した担当者をいかに育てるかにあります。なぜなら、さまざまな状況や事情を考慮した上で、より良い判断を下すためには非常に高度で広範な知識を必要とするからです。こうしたことができる優秀な人材を育てることは、企業が抱えるリスクの軽減にとって必須事項と言っても過言ではありません。

「Black Hat Japan 2008」は、近い将来に起こるであろうセキュリティ問題を事前に紹介することで対処を容易にし、実践的な知識を得る、また、世界各地の優秀なセキュリティエンジニアと情報をやり取りする場として、良質の機会をご提供いたします。


■ 開催概要

日程:トレーニング     2008年10月5日(日)~10月8日(水)
ブリーフィングス 2008年10月9日(木)~10月10日(金)
場所:東京新宿 京王プラザホテル
参加費(税込):トレーニング   各コースにより異なるため、各コースページにて詳細をご確認下さい
ブリーフィング  早期76,650円/通常84,500円/当日89,950円
事前登録:公式サイトより受付中
早期割引締切は9月10日、最終締切は10月1日を予定
論文募集:発表申し込みの受付は9月1日まで
詳細は公式サイトメニューにある「論文募集」をご参照ください
総合URL: http://japan.blackhat.com/ (日本語/英語)


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■Black Hat Japanについて

「Black Hat Japan」は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど全世界で開催されている「Black Hat Briefings & Training」の日本版として2004年より開始されました。日本で5回目の開催となる今年も、財団法人インターネット協会との共同開催として、京王プラザホテルを会場に参加者約350名を予定しています。


■Black Hat Japan の特徴

・セキュリティ系の国際カンファレンスとして世界トップレベル
・「Black Hat Briefings」は、米国、ヨーロッパ、アジア(東京)の世界3か所で開催
・講師陣は世界トップレベルのセキュリティエキスパート
・実践に即した最新セキュリティ事情、攻撃、およびその対策情報の共有、発信
・厳選された充実のハンズオントレーニング
・講演終了後にスピーカーと通訳付で直接話せる「スピーカーテーブル」付


■ブリーフィングス(Briefings)について

2トラック同時進行で、12の講義と1つの基調講演を予定しています。日英同時通訳付き。

海外から世界トップレベルのセキュリティエキスパートが来日し、コンピュータセキュリティに関する最新の技術トレンドや、新たに発見された脅威とその対策方法が発表されます。スピーカーの確定は、9月初旬の予定となります。発表は公式サイトにて行いますので、そちらをご覧ください。


■トレーニング(Training)について

課題を明確にし、その詳細について深い知識を得るためのコースが用意されます。海外講師のコースについては、日英同時通訳付き。

従来、一定の条件を満たせば限定国にのみ発行されるNSAの認定証が習得できるNSA-INFOSECのコースはアセスメント方法論(レベル1)のみの開催でしたが、今回は、要望の多かったエバリューション方法論(レベル2)も開講いたします。日本人講師によるコースは、通訳を介さずに休憩時間にも講師とコミュニケーションできるハンズオンコースとなります。トレーニングコースは8月中旬に再度追加の可能性もありますので最新の情報は公式サイトをご覧ください。

<<トレーニングコースリスト>>

a) 米国国家安全保障局(NSA)INFOSECアセスメント方法論(IAM):レベル1
by Security Horizen
NSAIEMコースを受講するために必要なコース。情報セキュリティのアセスメントを包括的に学ぶコースで、必須要件を満たす受講生には米国国家安全保障局のNSAIAM認定証が発行されます。

b) 米国国家安全保障局(NSA)INFOSECエバリュエーション方法論(IEM):レベル2
by Security Horizen
レベル1のNSAIAMコースのアドバンスドクラスで、必須要件を満たす受講生にはNSAIAM認定証が発行されます。エバリュエーションの際の、総合的で効率の良いアプローチを実例とともに学びます。

c) アセンブリプログラミングとリバースエンジニアリング -Black Hat版-
byフォティーンフォティ技術研究所
リバースエンジニアリングの基礎を押さえ、最終的にマルウェア分析に至ります。実際に手を動かすことで、さまざまな応用や活用を可能とする力を付けるためのコースです。


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■ Black Hat とは

Black Hat(ブラックハット、Techweb社Black Hat部門)は、世界規模の企業や政府関連機関のセキュリティ専門家に高度な教育を提供し続けているセキュリティシンクタンクです。Black Hatの使命は、コンピュータアンダーグラウンドの優秀な頭脳とセキュリティ専門家の知識を合わせ、交流させることにありました。それが、世界トップレベルのセキュリティ技術者による最新のセキュリティ情報を提供し続けることで有名になったカンファレンス「Black Hat Briefings」となりました。 Black Hat は、特定企業に依存しない、ベンダー中立の立場から常に最新の脅威と対応策が議論される場所として機能しています。 1997年より米国にて毎年夏に開催される「Black Hat USA」では、2007年の参加者数は4000人をゆうに超えました。冬の「Black Hat DC(Washington D.C.)」、春の「Black Hat Europe」、秋の「Black Hat Japan」も定着し、全世界でのセキュリティ情報の発信源となっています。Black Hatは、カスタマイズトレーニングも提供しています。Amazon.com社、マイクロソフト社、NSA(米国国家安全保障局)他との仕事経験も有しています。
 詳細:http://www.blackhat.com/html/bh-japan-08/bh-jp-about.html


■ 財団法人インターネット協会とは

財団法人インターネット協会(IAjapan: Internet Association Japan)は、「日本インターネット協会」(1993年12月設立)と「電子ネットワーク協議会」(1992年10月発足)との統合により2001年7月に設立された公益法人で、インターネット関連組織と個人会員によって支えられています。インターネット関連技術の最新動向の情報提供や、セミナー開催や研究部会活動、IPv6普及促進活動、インターネット利用におけるルール&マナー集の作成、人材育成のための研修事業などを中心とする活動を行っています。
 詳細:http://www.iajapan.org/


■ Techweb社とは

Techweb(テックウェブ社 代表Tony L. Uphoff、本拠地 米国カリフォルニア州サンフランシスコ)は、ビジネステクノロジーメディア業界をけん引している企業であり、今日では1330万のビジネステクノロジー意思決定者がTechwebが提供するサービスを利用しています。Techwebが保有する180以上の国際イベントには大変多くの人々が訪れ、交流できる機会を提供しています。
 詳細:http://www.techweb.com/aboutus/index.jhtml



■ 本件に関するお問い合わせ先

   Black Hat Japan 2008 担当 篠田佳奈
   電話 050-5809-7401
   携帯 080-5081-3559
   e-mail:こちらから



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*この報道資料のPDFファイル  (92KB)

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