インターネットセミナー
セミナーの模様


  ・事例1 児童向け  ・事例2 児童・保護者向け  ・事例3 保護者向け  ・事例4 教員向け  ・番外編

事例1  児童向け
実施概要
日  時 : 2005年11月25日(金)
対象者 : 小学4年生 71名
セミナー申請者の希望内容 :
インターネットの危険性やトラブルを主に聞きたい(何か調べているとき、必ずしもよいサイトに繋がるとは限らない、インターネットをむやみに使うとこんなことがある、など)

講演内容
「インターネット」とは?「メール」とは?
インターネット、携帯電話利用におけるトラブル事例とその対策(ビデオ上映含む)
インターネット、携帯電話の利用診断チェック(Q&A形式)
困ったときの対応

受講者の感想
大変わかりやすく子どもの心に残るお話だった。
子どもたち身になって、疲れてきた頃に体を動かすクイズを入れ、興味関心をわかせるウェブサイトを見せながら話を進めていただいた。
宿題に「家の人に今日の講座の資料を見せて、勉強したことをお話しすること」と感想の作文を出した。

講師の感想
講演にあたっては、児童の「なぜ?」、「どうして?」に応えてあげるということを心がけた。嫌々覚えるのではなく、自然に児童に納得してもらうことができると考え、「これはしちゃだめ!」、「これも危険!」と教えるのではなく、「なぜしちゃいけないのか」、「なぜ危ないのか」を児童自身にも考えてもらうようにした。
講演後、担当の先生がこどもたちに「今日の講演資料を家に持って帰って、保護者の人に内容を説明して、保護者とどのような話になったか、そのやりとりを感想文として提出してください」という宿題を出したと聞いた。先生自身の対応の早さにも驚いたが、保護者の関心を高め対応をうながすという意味で、児童よりもむしろ保護者へのよい宿題になるだろう、このクラスの児童たちは、これからも先生や保護者に支えられて、きっとインターネットと上手に付き合って行けることだろう、と安心して帰ってくることができた。

事例2  児童・保護者向け
実施概要
日  時 : 2005年11月19日(土) 
            
対象者 : 小学5年生、6年生:120名、保護者:30名
セミナー申請者の希望内容 :
携帯電話
インターネット
インターネットの適正な使い方、ネットマナーなど

講演内容
インターネット、携帯電話のルールとマナーはなぜ必要か
インターネット、携帯電話の利用診断チェック(Q&A形式)
インターネット、携帯電話利用におけるトラブル事例とその対策(ビデオ上映含む)
インターネットを安全に利用するための対策(フィルタリングソフトの利用、家庭内でインターネット、携帯電話利用のルールを作るなど)

受講者の感想
希望通りの内容だった。
児童と保護者が対象だったが、保護者に対しての話のときは、事前に「保護者向け」と口ぞえしていただいたのがよかった。
チェーンメールやフィルタリングの話は、新しい知識を身に付けることができた。
パワーポイント資料は、児童向け、保護者向けと2つあったほうがよかった。

講師の感想
6年生の児童は以前にも今回の内容に近い講義を受けていた、また5年生の児童も授業などでインターネットを利用する機会が多いということで、インターネット、携帯電話の利用診断チェックではみな正解していた。
保護者の方はインターネットはよく利用されているようで、リテラシーの高さを感じた。
会場が大きかったため、手を上げてもらう形でコミュニケーションをとったが、対話形式ですすめられればよりよかった。

事例3  保護者向け
実施概要
日  時 : 2005年12月8日(木) 
対象者 : 保護者 20名
セミナー申請者の希望内容 :
保護者が子供に指導できるようにするため、インターネットや携帯利用時のトラブルを知りたい


講演内容
はじめに
- 自分の力で見抜けるような人間に育てること、親や先生に相談してもらえるような関係を目指すこと
インターネットの現状
- どれぐらい普及しているの?
- インターネットを使う目的とは?
- メールとは、チャットとは、掲示板とは
インターネット、携帯電話の利用診断チェック(Q&A形式)
インターネットにおける危険
出会い系サイトとは?
事例と対策
- ワンクリック詐欺
- 見たくないホームページ
- フィッシングサイト
親として
- 自宅以外でインターネットにアクセスできる環境
- 「やり方(方法)」を教えることと「使い方(目的)」を教えることは別
- インターネット・携帯電話の利用ルールをつくる

受講者の感想
とてもわかりやすく、希望どおりの内容だった。
短い時間の中で大切な話が聞けた。
講師の方に親しみが持て、楽しく話しができた。

講師の感想
保護者の方にいくつか質問をして答えていただく程度しか対話がもてなかったのが残念だった。
講演の最後に長崎の佐世保の事件についての私見をお話した。保護者の方の子どもと同年代で起きた事件だったためか、皆さん熱心に聞いていたように感じた。二度と同じような事件が起こらないように願っている。

事例4  教師向け
実施概要
日  時 : 2005年10月5日(水) 
対象者 : 教員
セミナー申請者の希望内容 :
インターネット、インターネット関連の事件
出会い系サイトなどで子供に生じがちな問題について
インターネットにおいて子どもに生じがちな問題(出会い系サイト等)の実態を知り、子どもにはどう指導すべきかのヒントが提示できればと考えている。また、携帯電話での出会い系サイトの情報があれば教えてほしい。

講演内容
インターネットのよい点・悪い点
インターネットのルールとマナーはなぜ必要?
インターネット診断チェック(Q&A形式)                
ビデオ上映および解説
インターネットトラブル事例
インターネットと子どもを保護する取り組み
フィルタリングのしくみ
- 方法(どんなもの?)
- 方式(どうやってやるの?)
対応のステップ
ルールとマナーを身につけよう

受講者の感想
大変勉強になった。

講師の感想
身近な実例を示し、興味を示してもらえるようにする必要性を強く感じた。
受講者は若い先生が多かったが、インターネットの犯罪についてはまったく知識がない状況ということを実感した。


セッティング苦労話編(番外編)
毎回、はじめての会場ではじめての担当の方とやりとりをします。
一般のセミナー会場と違って、一番苦労するのは会場のセッティングです。

設備や機材の準備状況を事前確認していても、意外なトラブルがありますので、 今後の参考になればと思いますので、いくつかの例を紹介します。

       
音が小さい
先生方は分刻みで動いています。メカに詳しい先生がいなかったので、施行錯誤でセット。
パソコンやプロジェクタから音が大きく出なかったので、体育館からスピーカーをもってきて外部マイクから流しました。10分前にギリギリセット完了。家庭科室でカーテンがなくて冷房もないので、窓をあけて明るく開放的な雰囲気でしたが、プロジェクタの画面が薄くなるので見づらかったと思います。

映像の確認
PCにスライドはコピーされていたのですが、ビデオ映像が入っていませんでした。それを確認せずに始めたため、いざビデオ上映しようとした瞬間、目が点。持参したPCから、講義中にコピー開始しました。
いざスピーカーから音を出してみると、かなり音が小さい。あとで確認してみたら、片方のスピーカーからしか音が出ていない。スピーカーを軽く叩いてみたところ、一瞬、音が出るのですが、すぐに無音状態。
どうやらスピーカー内で接触不良を起こしているようでした。
児童のみなさんには「静かに聞いてくださいね」と始まってすぐにお願いしました。
停電
教室は両面が大きな窓に挟まれた明るい部屋で、プロジェクター投影してみるとほとんど見えない状態でした。
他の教室から暗幕を4枚ほど調達し、教室の前半分の明るさを落とし、プロジェクターをスクリーンに近付け「光量」が上がるようにしました。映像再生においての音声がプロジェクターと接続したのですが再生不可能で、急遽教室内に有った、モニターTVのビデオチャンネルの音声部分に接続し、音声再生を。プロジェクターやPCのスピーカーに比較し良い音で再生できました。
機器や暗幕の準備が全て終了し、子供達の流れが教室に始まった時、講演開始5分前に突然、学校全体で「停電」バチンという音と共に、全ての電気機器が落ちてしまいました急遽、最初はプロジェクタに頼らず、対話から始めました。
停電復帰後は通常の講演をすすめました。
       
完璧すぎて
大きなスクリーンとプロジェクター、ノートブックとマイク&スピーカーが既に完璧に準備されていました。
ノートPCには既にセミナーPPT資料がインストールされていました。しかし、動作確認をしたところ、スライドショーの設定が「自動ページめくり設定」になっていました。開始直前でもあり少々あせりました。
やはり、お借りした機材、お借りしている環境でのマイナートラブルはありますね。
映像ファイルでのオーディオ再生では、音声は結線コード持参(ステレオ・ミニ・オス←→オーディオ右+左(赤・白)でプロジェクターにつなぎましたが、再生できませんでした。
因っていつもの方法?ノートブックの極小SPからマイクで拡声しました。
コンピュータ教室でも
コンピュータ教室にはスクリーンが常設してあり、プロジェクターも常設されているのですが、コンピュータにつながれている画面をスクリーンに映し出すために、先生方が四苦八苦すること約10分。
ようやく画面がスクリーン上に映し出されました。
マイクはありませんので、後ろの方にお座りになっているかたがたにも聞こえるようにと、心がけました。
ソフトがない
学校で用意してくれたPCに映像を映し出すためのソフト「MediaPlayer」が入っていませんでした。インターネットにつながっていたので、急遽、ソフトをダウンロード、ところが解凍ソフトが入っていません。次に解凍ソフトをダウンロード。これで映像は出ました。でも音が出ません。四苦八苦しても音が出ないので、持参PCを使うことに。音が小さいので、外部マイクを付けてスピーカに出しますが、音量があまり大きくなりません。よく見たら2本マイクのうちの1本の方の音量が大きくなっていてもう1つのマイクの音量が大きくなっていませんでした。
大雪で
プロジェクタが冷えきってしまい、電源が入りません。マニュアルのトラブルシューティングで30分以上四苦八苦してもダメ。
急遽、隣町の公民館から車で持ってきてもらうことに。ところが大雪で道路が徐行運転。結局20分遅れて講演がスタート。それまでの間は、VHSビデオをTVモニターで紹介していたので、ギリギリセーフでした。
体育館
授業参観日の体育館で行いました。
体育授業のドッチボールが実施されている隅の方で、PCとプロジェクタを接続。ところがプロジェクタに投影されません。何度やっても出来ないので、体育の授業を参観している男性数人に声をかけて方法を聞き、3人目の男性の手によりやっと映し出しに成功。5分間の休み時間中に、電源をつけたままPCとプロジェクタを体育館の中央に移動。ところがコンセントが抜けて、せっかく映し出した画面が消えてしまいました(大汗)。でもコンセントをさしたら何故かすぐ映し出されました(不思議)。
映し出されてからは、体育館が明るすぎることが判明。生徒が天井近くのカーテンを閉めてまわり、5分遅れで授業がスタートしました。準備で精魂疲れ果てましたが、無事に講演が出来ただけもほっとしています。


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