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PICS Rating Vocabularies in XML/RDF
W3C NOTE 27 March 2000
http://www.w3.org/TR/2000/NOTE-rdf-pics-20000327
の和訳です。
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PICS(Platform for Internet Content Selection;インターネットコンテンツ選択のためのプラットフォーム) [PICS96], [PICSSYS96] とは、メタデータ(PICSの”ラベル”)とインターネットのコンテンツを関連付けるためのシステムのことである。 PICSは、独立したグループがネーミングコンフリクト(名称の衝突)を起こすことなくメタデータボキャブラリを開発することのできるメカニズムを提供する。PICSラベルのシンタックスは非常に簡潔で、XMLやXSLなどのような後に生じたWeb技術を使用しない。RDF(Resource Description Framework;リソース記述フレームワーク) [RDF99] [RDFSCHEMA00]は、PICSよりも一般的なメタデータをより豊かな表現で表すためのモデルを提供し、XMLシンタックスを使用する。RDFの目標は、PICSメタデータをRDF形式に機械変換できるようにする、というものであった。本書ではPICSからXML/RDFへのマッピングについて述べる。
本書の資料は、まず、RDF スキーマ仕様書、 1999年3月3日の提案勧告の一環として発行され、独自にRDFスキーマの展開を容易にするため独立した文書として公開された。本書の作成時は、PICSのRDF/XMLマッピングを発展させるためにはワーキンググループを発足していなかった。そのため、本書の現行版にはW3Cプロセスにおける正式な位置付けがなく、PICSやRDF実装者の参考や検討用に用意されたものである。 本書の位置づけについては、本書の最新公開版 を参照のこと。
本書は、W3Cが討議用のみに作成したノート(覚書)である。本ノート(覚書)を発行しても、W3CやW3Cチーム、または、W3Cの会員によって承認されたわけではない。 現在公開しているW3Cワーキングドラフトのリストは http://www.w3.org/TRに掲載している。
本節では発行時における本書の位置付けを記述している。本書は他の文書で置き換えられる場合がある。本書のシリーズの 最新公開版は、W3Cで保存している。 W3Cの技術報告発行の政策については、「付録 A W3Cの文書について」を参照のこと。
これは、RDFスキーマ言語 [RDFSCHEMA00]を使用してPICSスキーマをどのように表現できるかということを説明する作業であり、進行中である。このマッピングを最終的なものだとみなすべきではない。つまり、他の表現が可能だということである。
これには以下の三つのパートがある。
PICS-1.1のラベルに表されるボキャブラリは、レイティングを提供するサービスの記述、レイティングを移送するメカニズムを処理する必要のあるデータ、レイティング自身の記述、そして、対象リソースの記述が混じりあったものである。トランスポートメカニズム(error, for)に関連するボキャブラリはここには含まれていない。genericキーワードはaboutURIPrefixメカニズムで処理される。賛成を得られていない二つのPICS-1.1のオプション(signature-RSA-MD5とMIC-MD5)は本ボキャブラリから省略されている。
RDF/XMLフラグメントにおいて表現されている以下のシンタックスでは、RDFモデルとシンタックスのネーム空間は接頭語 rdf:
を使用して利用可能であり、RDFスキーマのネーム空間は現在デフォルトのXMLネーム空間であることを前提としている。
PICSの”at”オプションは、格付けされる文書とレイティング・ステートメント間での高位の関係である。従って、(具体化された)レイティング・ステートメントのプロパティとして作成される。
<rdf:Property ID="at" comment="The last modification date of the subject resource at the time the rating was assigned"> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Statement"/> </rdf:Property>
レイティングサービスURIは、ラベルのソースを識別する。PICS-1.1では、レイティングシステム(レイティングボキャブラリ)は、サービスURIのサービス記述内で識別される。PICS/RDFでは、レイティングボキャブラリは独自のスキーマ(とネーム空間の名前)で識別される必要がある。そのため、ratingServiceプロパティはステートメントのソースを識別するためだけに使用される。これは、ratingServiceがステートメントの コンテンツに対してどのような責任があるのかに関するセマンティックの未解決問題である。
<rdf:Property ID="ratingService" comment="The service from whom this rating was received."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Statement"/> </rdf:Property>
残りのラベルオプションはレイティング・ステートメント自身の他のプロパティを識別する。
<rdf:Property ID="by" comment="An identifier for the person or entity within the rating service who was responsible for creating this particular rating."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Statement"/> </rdf:Property> <rdf:Property ID="on" comment="The date on which this rating was issued."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Statement"/> </rdf:Property>
また、PICSの'until' ラベルオプションは'exp'と書くことができる。この同義語を表現するのに subPropertyOf
が使用できた。しかし、PICSの以下表現ではそれをすべて削除する。
<rdf:Property ID="until" comment="The date on which this rating expires."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Statement"/> </rdf:Property>
ステートメントの集合には以下の二つのプロパティを含めることができる。
<rdf:Property ID="comment" comment="Information for humans who may see the label; no associated semantics."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Container"/> </rdf:Property>
'completeLabel'プロパティは、(まだ)完全なラベル・リソースのコンテンツで置き換えられていないコンテナ上でのみ表現される。完全なラベルが使用されると元の集合のステートメントはデータベースから取り消され、完全なラベルリソースのステートメントが付加される。
<rdf:Property ID="completeLabel" comment="A complete label that can be used in place of the current one."> <domain rdf:resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Container"/> </rdf:Property>
PICS レイティングサービス記述は、基本的にはスキーマである。PICS-1.1で使用されるボキャブラリの中にはRDFスキーマボキャブラリに直接、変換するものもある。以下のPICSのRDF表現では、レイティングシステムはレイティングサービスの一部としてではなく、(レイティングサービスとは)別々に指定される。
<rdf:Property ID="ratingService" comment="A document describing the rating service in human-readable terms."/> <rdf:Property ID="icon" comment="A graphic associated with the rating service or with a specific rating property."/>
以下のプロパティをレイティングシステムスキーマ内で使用してスキーマとプロパティをその中に記述する。
<rdf:Property ID="name" comment="The name of the rating system."/> <rdf:Property ID="description" comment="A human-readable description of the rating system."/> <rdf:Property ID="minimum" comment="The minimum numeric value permitted."/> <rdf:Property ID="maximum" comment="The maximum numeric value permitted."/> <Class rdf:ID="Integer" comment="Integer numbers."/> <Class rdf:ID="Encoding" comment="A value with a label"/> <Class rdf:ID="Multivalue"> <subClassOf resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Bag"/> <!-- used as the range of properties that can take either a singleton or a Bag as their value --> </Class> <Class rdf:ID="Multiordered"> <subClassOf resource="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Seq"/> <!-- used as the range of properties that can take either a singleton or a Seq as their value --> </Class>
'Categories'とtransmit-asプロパティは単なるプロパティ名である。カテゴリ名はRDF labelプロパティである。
"Good Clean Fun" レイティングシステムの例はRDF/XMLで以下の様に書くことができる。
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信頼と安定性を強化するため、W3Cは以下の発行政策を設けた。