IAjapan 迷惑メール対策カンファレンス

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プログラム(予定) : (プログラムは予定ですので、変更となる可能性がございます。)

     2005.06.16 映像を公開しているSOIのページへのリンクを貼りました。
             ※SOI (WIDE University, School of Internet)

     2005.12.31 基調講演資料を公開終了いたしました。
     2005.05.11 講演資料を公開いたしました。
     2005.04.26 基調講演内容、講師略歴を追記しました。
     2005.04.26 セッション1 講演内容一部修正しました。
     2005.04.15 パネルディスカッション講師略歴追記しました。


10:00- 受付開始
10:30-10:40 オープニング
10:40-11:40 ■基調講演■
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・オープニング

・基調講演:公開終了
 講演資料:なし

Email Has Two Futures メールの二つの未来像
EarthLink
Meng Weng Wong 氏

Abstract: Current efforts in authentication and reputation systems are succeeding: for the first time, spammers are playing the game by our rules. Meng will demonstrate a prototype of what a future email system based on these technologies might look like. At the same time, traditional SMTP email is converging with IM and RSS. Meng will talk about how email may evolve into a pull-based future, based on ideas that are the exact opposite of today's email system.

認証や評価(リピュテーション)システムの試みは成功をおさめようとしている。 これから、迷惑メール配送業者は我々の課したルールの中で、勝負することに なる。Meng は、雛形を用いて、これらの技術に基づいた将来のメールシステム がどのようなものかを示す。同時に、これまでの SMTP メールは IM や RSS に 向かおうとしている。Meng は、現在のメールシステムの対極に位置づけられる アイディアに基づいている "pull" 型(受信者から取りに行く方式) へ、メール がどう進化するかを説明する。
【講師略歴】
Biography: Meng Weng Wong founded pobox.com, a small email services company, in 1995, and has been working with mail ever since. He is one of the co-authors of the SPF/SenderID standard, and is presently helping Earthlink, a large US ISP, roll out these technologies. He lives in the United States, splitting his time between Atlanta and Silicon Valley.

Meng Weng Wong は、1995年に小規模なメールサービス会社 pobox.com を設立 し、それ以来ずっとメールに携わっている。彼は SPF/Sender ID の共著者の一 人であり、現在はアメリカの大手 ISP である Earthlink がこれらの技術を実 現する手助けをしている。彼はアメリカ在住であり、アトランタとシリコンバ レーを行き来する生活を送っている。
11:40-13:00 昼食休憩
13:00-14:15 ■セッション1(技術)■
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・セッション1(技術)


講演資料:
pdf
(230KB)
迷惑メールに対する世界的な取り組みについて
株式会社インターネットイニシアティブ プロダクト推進部 プロダクトマネージャ
近藤 学 氏

迷惑メールに対する世界的な動き,特に ISP やキャリアがどう対応しようとしているのか。 また、今何にフォーカスが当たっているのかといったあたりを紹介する。
【講師略歴】
1990 年 旭化成情報システム株式会社入社
1998 年 株式会社インターネットイニシアティブ入社
入社以来,主にメールシステムの企画開発に従事。
ここ 1-2 年は迷惑メールをキーワードとして活動中。
MAAWG メンバー。
講演資料:
pdf
(1,078KB)
ケータイメールにおける迷惑メールについて
KDDI株式会社 モバイルソリューション商品開発本部
商品開発部 開発3グループリーダ 課長
本間 輝彰 氏

なぜ、ケータイメールが迷惑メールのターゲットになるのか、また、各携帯キャリアがこれまでどのような観点で対策を行って来たか、さらに、最近の迷惑メールの現状を踏まえて、今後期待すべき対策や要望について説明をする。
【講師略歴】
1991年 第二電電株式会社(現KDDI株式会社)入社
現在、EZwebにおけるメールサービスのプラットフォーム開発に従事。
講演資料:
pdf
(41KB)
迷惑メールに対する包括的な技術対策
株式会社インターネットイニシアティブ 技術研究所
山本 和彦 氏

これまで ISP/ASP が迷惑メール対策として利用してきたフィルタリングは対 症療法であり、根本的な解決方法ではなかった。これに対し最近では、迷惑メー ルの送信を防止したり、メールアドレスの偽証を妨げるといった積極的な対策 を ISP/ASP は採用し始めている。この発表では期待されるスパム対策技術とし て、25番ポートブロッキング、投稿ポート、レート制御、ユーザ認証、ドメイ ン認証 (SPF、Sender ID、DomainKeys)、およびレピュテーションを取り上げ、 ISP/ASP がどのように包括的な対策を採ろうとしているのかについて説明す る。
【講師略歴】
メールリーダ Mew の作者。WIDE プロジェクト・ボードメンバー。監訳「PGP --- 暗号メールと電子署名 ---」。著書「リスト遊び」
14:15-14:30 休憩
14:30-15:40 ■セッション2(運用)■
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・セッション2(運用)


講演資料:
pdf
(120KB)
国内における迷惑メール対策活動
インターネット協会迷惑メール対策委員会委員長
サン・マイクロシステムズ株式会社
樋口 貴章 氏

現在、国内では様々な組織・団体が迷惑メール活動に取り組んでいる。本セッションでは、それを包括的に概観し、それぞれの注力している分野や共同活動などを紹介する。
【講師略歴】
1989年 サン・マイクロシステムズ株式会社入社
インターネット協会では企画運営会議副議長としての参画を始め、各種研究部会にて活動し、2004年10月から迷惑メール対策委員会の委員長として迷惑メール対策活動に携わっている。
講演資料:
pdf
(729KB)
Outbound Port25 Blocking 導入の背景
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー XePhionビジネス本部
次世代ネットワーク事業部 Internet Solutionカンパニー 担当課長
小野里 佳和 氏

大半の迷惑メールはゾンビPCなどを悪用し、ISPが提供するメールサーバを経由せずに動的なIPアドレスの環境から直接、大量に送信されており、迷惑メールのみならず様々な被害をもたらしている。このような被害を防止するための Outbound Port25 Blocking の導入事例について紹介する。

【講師略歴】
1988年 日本電信電話株式会社入社
1999年より株式会社エヌ・ティ・ティ エムイーにて、ネットワーク サービスであるXePhion/WAKWAKの運営に従事。
講演資料:
pdf
(63KB)
送信ドメイン認証
パナソニック ネットワークサービシズ株式会社
池田 武 氏

メールの送信元の正当性やメールアドレスの正当性を検証する仕組みにドメ イン認証がある。この発表では、ドメイン認証として、SPF、Sender ID、 DomainKeys を取り上げ、導入事例や導入の効果、あるいは普及の度合いな どについて報告する。
【講師略歴】
1987年 松下電器産業株式会社入社。パソコン通信サービスの構築、社内電子メールシステム構築の後、2000年より現在までインターネットサービスhi-ho の構築運用に従事。
講演資料:
pdf
(269KB)
リピュテーション
IronPort Systems, Inc. 極東オペレーション部長
脇山 弘敏 氏

迷惑メール(スパム)対策として各種ドメイン認証が脚光をあびている。ただしこれらのドメイン認証はスパム対策に対して、ある程度の効果は期待されるものの、最終的な決定打とはなりえない。そこで、こうしたドメイン認証方式を補完、補強するものとして、送信者のレピュテーション(送信者評価)をいかに定義、提供するかという問題を提起し、より現実的なスパム対策を提唱する。
【講師略歴】
米NetManage社の日本代表として、日本におけるインターネット黎明期において、Windows用TCP/IPアプリケーションの普及に従事。その後、米Navio Communications社(後のLiberate Technologies社)において、インターネットと放送の融合をめざして、デジタルテレビ放送規格にHTMLプロトコル方式を推進(これは実現できなかった)。現在は、IronPort社において、特にメールセキュリティの再構築を目指すべく、ドメイン認証、レピュテーションの普及を推進している。
15:40-15:50 休憩
15:50-16:50 ■セッション3(パネルディスカッション)■
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・パネルディスカッション
・クロージング
迷惑メール対策と法律

コーディネータ : 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
WIDE プロジェクト代表
村井 純 氏

パネリスト : 総務省 総合通信基盤局電気通信事業部
消費者行政課 課長補佐
渋谷 闘志彦 氏
 経済産業省 商務情報政策局消費経済政策課 課長補佐
十時 憲司 氏
 ニフティ株式会社経営戦略室 担当部長
木村 孝 氏
  NTTコミュニケーションズ株式会社 BBIP事業部
サービスクリエーション部 担当部長
甲田 博正 氏

2002年に迷惑メールを規制する2つの法律が成立し、3年が経過したが十分な効果が あがっていない。総務省では現在法律の改正案を国会に提出している。ここでは (1) 法律で迷惑メールを規制するにはどういう問題点があるのか、(2)事業者が迷惑メー ルに対応するにあたり事業者が留意するべき点 の2つについて行政側と事業者側の それぞれの代表が議論したい。
【講師略歴】

村井 純 氏
慶應義塾大学 環境情報学部 教授

1997 年より現職。慶應義塾大学SFC研究所所長
1984 年 JUNET を設立。1988 年 WIDE プロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。
(社)日本ネットワークインフォメーションセンター理事長 渋谷 闘志彦 氏
総務省 総合通信基盤局電気通信事業部 消費者行政課 課長補佐

1994年 郵政省入省
英国ロンドン大学大学院留学、大臣官房国際部、富山県情報政策課、総合通信基盤局総務課を経て、2003年8月から現職。迷惑メール、フィッシング対策を中心に、課の総括を担当。

講演資料:
pdf
(199KB) 十時 憲司 氏
経済産業省 商務情報政策局消費経済政策課 課長補佐

1989年 通商産業省(現経済産業省)入省
2003年から現職において、商取引の適正化(電子メール広告の適正化及び消費者保護)の観点から、特定商取引法に基づく規制を通じて迷惑メール対策に取り組んでいる。

講演資料:
pdf
(27KB) 木村 孝 氏
ニフティ株式会社経営戦略室 担当部長

1986年 ニフティ株式会社入社
パソコン通信サービスNIFTY-Serveのシステム構築や海外ライセンス担当。
企画部、事業計画部、コンテンツ部、法務・海外部などの課長を経て2002年より業界団体や政府の情報通信政策や制度への対応を担当。

講演資料:
pdf
(13KB) 甲田 博正 氏
NTTコミュニケーションズ株式会社 BBIP事業部サービスクリエーション部 担当部長

1988年日本電信電話株式会社入社
OCNのサービス開始以来インターネットサービスの制度関連業務に従事。迷惑メール対策・フィッシング対策等においても、各研究会 へ参画し、活動中。

講演資料:
pdf
(61KB)
16:50-17:00 クロージング


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