「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

①使いこなし部門

silver優秀 「作品作りはリアルでなくても」  千葉県 カルボキシル


僕は絵を描くのが好きだ。

ネットのイラストサイトにも自分で描いた絵を載せたりもしている。毎日毎日一人で絵という作品を作り続けていた。

そんな中、某動画サイトでボーカルアンドロイド(以下ボーカロイド)の歌わせた、何人かで作った動画を見た。僕はその動画に触発され、音楽から映像まで全てオリジナルのミュージックビデオを作るという事に興味をもった。音楽に合わせて滑らかに動く映像、あんなにも素晴らしい作品を作れてしまうとは…僕もそんな作品作りをしたい!と思ったのだ。

だがこの願いを叶えるには問題が有った。それは、僕は絵を描く事しか出来なかったのだ!僕の作りたいと思っていた動画を作るには、絵を描く人以外に音楽を作る人・ボーカロイドを歌わせる人・音楽と歌を合わせる人・動画を組み立てる人が必要なのである。だがしかし、僕の友達等、周りにはこれらを1つでも出来る人は居なかった。勉強して一人で作っても良かったが、出来るなら誰かと一緒に一つの作品を作りたいと思った。「諦めるしかないのか…」と断念しようと思ったその時、気づいたのだ。"僕みたいに誰かと一緒に一つの動画を作りたいと思っている人がネットを使えばさがしだせるのではないか"と。すぐさま僕はネットをでそういった人たちが集まるようなサイトを探した。そのサイトを見つけるのは難しくなかった。

僕はサイトで僕の求める人材を募り、すぐに動画作りの仲間は揃った。けれどここでもまた問題が有った。仲間には学生や社会人がいた。それぞれの空いている時間もバラバラだし、住んでいる場所もバラバラ。そう簡単には実際に会って話し合おうなんて出来なかった。

そんな時にネットが役だったのだ。

話し合いは、某IP電話やチャットを使用した。

個々の担当した物のデータのやり取りもネットを使って受け渡しをした。

そうして、僕らは実際に会わずとも、作品作りを完成させる事が出来たのだ。

ネットさえ使える環境にあれば、自分のやりたい事に賛同してくれる人達と繋がるのも簡単に出来る。彼らに実際会う為の時間を作る必要も無く、データのやりとりも瞬時に出来る。

僕はネットをこのように使いこなす事で誰でも簡単に作品作りが出来る事に感動した。

**************************************************************

と、こんな風に色々な人が色んな作品作りをして欲しいなという著者の思いからのお話です。


結果発表ページに戻る


ホームページに戻る
Copyright (C) Internet Association Japan