「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

①使いこなし部門

silver優秀 「インターネットで世界がつながる」  千葉県 抹茶大好き


パソコンの電源を入れるとインターネットが繋がり、「Skype」が起動する。今日は、母がサインインしているようだ。私は地方で一人暮らしをする大学生だ。家に帰ると課題やネットサーフィンをするため、パソコンを開くため、よくインターネットを利用している。中学生の頃からネットゲームをしたりしていたため、Skypeという全世界共通で無料通話ができるSNSを利用し、通話をしながら楽しんでいた。

私の母は、外国人でよく実家の話をしてくれた。私は、母の国に少し興味をもっていた。しかし、簡単にいけるほどの距離ではないためよく実家の話をするたびに母は、おばあちゃんの事を思い出し、すこし寂しそうな顔をしていたのを私は気づいていた。そこで中学生だった私は、父とどうにか声だけでも簡単に聞かせることはできないかと考えた。そこで思いついた、母の国へ父の以前使っていたパソコンを送り、インターネットをつなげ、Skypeで通話ができるようになればいいのだと。

そして、私と父の作戦は始まった。パソコンを送ってしまえば簡単だった。インターネットが繋がり、外国に住むおばあちゃんの声が聞こえた。感動した、私はインターネットはこんなにも発展してるのかと涙がでそうになった。仕事が終わった母が帰ってきて何もいわずにパソコンの前に座らせた。母は、おばあちゃんの声が聞こえたと思うと、涙を流し、私と父に「ありがとう」と何度も言った。その言葉を聞いた私と父は、とてもうれしかった。インターネットというとても便利なものの凄さを改めて実感した。

それから、母はよくおばあちゃんと通話をしている、私も一緒に話すことも多くなり、ビデオ通話で向うの国がどんな場所かも見ることができた。テレビでしかみたことのない物をおばあちゃんの声で説明してくれるのが凄く新鮮に感じた。

大学に入ってから一人暮らしになった。今まで毎日聞いていた母と父の兄弟の声を聞くことが少なくなった。だから、たまにとても寂しくなる。そんな時にインターネットをつなげるといつもSkypeにサインインしている母のアカウントがあった。通話をかけると待っていたかのように出てくれてそこから長い長いビデオ通話が始まる。一人暮らしでもインターネットをつなげれば声が聴けることができるようになった事にとても感謝している。私は中学から大学生になるにかけてインターネットの有難さをとても実感した。本当に感謝の言葉に尽きない。もしかしたら、母のように今も会いたい人となかなか会えない人達がいるかもしれない。そう考えるともっと進化していてほしいと私は思う。

世界各国の沢山の人々と出会えるかもしれないという希望を持って、私はこれからもインターネットを沢山利用していくだろう。


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