「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

③親子ルール作り部門

silver優秀 弟とアイパッド券ルール  東京都 タンタン

私には小学校2年生の弟がいます。いつも就寝前、母に「今日もルールを守れたから」と言われ、明日のアイパッド券をもらいます。ルールを破ってしまうとアイパッド券がもらえず、次の日のアイパッドの利用ができません。どうしてこのような券を作ったかというと、弟はYouTubeやゲームが大好きだからです。ルールを守らないとけじめがつかず、やり過ぎてしまうからです。

 弟は元々コミュニケーションがとても苦手ですが、自分の好きなマンガやゲームの話は一生懸命話をしてくれます。そこで放っておくとやり過ぎてしまう弟に家族のルールを作りました。最初「やるべき事をしてから好きな事をする」というどの家庭でもあるルールでした。ですが弟は気持ちがゲームに向いてしまうと宿題をおろそかにしてしまいます。なぜきちんと宿題が出来ないのか悩んだ結果、「時間を決めて先にやりたい事をしてから、ゆっくり宿題をする」というルールに変更しました。すると弟は丁寧に宿題をする事が出来るようになりました。私達は先にやるべき事を済ませる事ばかりにこだわっていることに気がついたのです。

私の場合は先に宿題を済ませ、ゆっくりやりたいことをします。それは先にやる事をしないと落ち着かなかったり、ハラハラしてしまうからです。もしやる事をせずに遊んでいたら、せっかく楽しい時間が落ち着かず、ハラハラしてしまい頭の中が宿題でいっぱいになってしまうからです。また、「すぐ帰るから」と少し外へ出かけたつもりが、何らかの理由で帰りが遅くなってしまい、寝そうになりながら頑張ってする宿題が辛く、面倒臭くて「きちんと宿題しておけばよかった…。」などと後悔してしまうからです。この方法が私のルールであり母との約束です。

同じ兄弟でも一人一人の性格や個性でルールを決めていくほうが良いと実感しました。また、その場の状況や環境によってルールが変わるものだと気付きました。同じ兄弟だから、家族だからといって同じルールにしなければならないというわけではないと思いました。弟は変更後のルールのおかげで毎日母からアイパッド券をもらえています。

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