「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

④青少年のインターネット利用部門

silver優秀 インターネットは便利で役に立つが、気づかない危険がいっぱい。ルール決めなきゃ!
       東京都 クローバー

小学校5年生の私は、リビングで使える自分専用のノートコンピュータがあります。リビングではインターネットにもつながっているので、何かわからない言葉を調べたり、メロディのわからない曲をyoutubeで聞いてみたり、お菓子作りをするときにレシピを探したり、うっかり名前を忘れた映画の題名まで確認できるなど、本当に便利だなと感じています。私はチェロを習っていて毎日練習するのですが、レッスン時の先生のアドバイスを母がスマートフォンで撮影し、それが同期されたものを確認しながら練習するので、インターネットは私の生活には欠かせないものになっています。また、我が家では、家族でシェアしているクラウドストレージもあります。旅行に行った時の写真、お小遣い帳や日々の日記を保存するのにも使っています。北海道のおばあちゃん、イギリスにいるNatalieに連絡をとれるのもインターネットのおかげです。また、家族で共有カレンダーも使っているので、私も家族や自分の予定をネットで確認することもあります。こうして改めて挙げてみると、どれだけインターネットが私達の生活を豊かに便利にしてくれているかがよく分かります。

しかし、最近、母に「今はコンピュータを開かないで」と注意されることが多くなったことに気がつきました。自分でも不思議なくらい、リビングに入るとすぐにコンピュータを開いてしまうくせがついてしまっています。勉強中でも、おやつを食べていても、すぐにコンピュータを開いてしまうようになっていました。開く時にはそれなりに「○○について調べてみよう」「△△を確認しなくちゃ」等、まともな理由があったはずですが、その目的を忘れて別の事を始めたり、調べたりしてしまっていて、気づいたらずっとインターネットをやめられなっていたのです。しかも母に注意されるとイライラして怒ってしまいます。そうなると気持ちを静めるためにもっとインターネットを見続けてしまいます。

我が家にはルールがあって、私はキッズ携帯を友達との連絡には使わないし、コンピュータはリビングでしか使わないことになっているので、自分では安心安全なネット利用をしている方だと思っていました。でも、自分でも気づかないうちに、悪気もないまま、もしかしたらインターネットをやめられない病気になりかかっていたのかもしれない、と思うと、とても恐ろしい気持ちになりました。確かに、インターネットで調べ学習をしているつもりでしたが、結局、調べるだけで時間が過ぎてしまって「学習」はできていない事が増えています。母は「大人でもなかなか制御することは難しいから、本当に気をつけなくてはいけない」と言います。私はまだ友達との連絡には使っていないのに、すでにこの状態なのはとても危険なのかもしれません。

私は母と話し合って、コンピュータ・インターネットの使用時間を区切ることにしました。調べたい、確認したい、と思った時も、その事を「ふせん」に書いて、所定の位置に貼っておく。インターネットを使う時間、午後8時になったら、それらをまとめて確認する。エンドレスでだらだら続けないようにやめる時間8時半にタイマーをつけておく。こうすることで効率的にコンピュータ・インターネットを使えるスキルも向上すると思います。まだ始めたばかりですが、これを続けていこうと思います。

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