「インターネットの安心安全な利用に役立つ手記コンクール」
受賞作品

④青少年のインターネット利用部門

silver優秀 スマホが欲しい!  新潟県 Marumaru9

「スマホが欲しい!」と両親に何度も言ったことがあります。みんなが持ち始めたので中学入学した直後にその気持ちは強くなりました。でも、その話になるとお母さんと口論になります。私の母はインターネットに関係する仕事をしていて、ネットのことをよく知っているからか、私の意見になかなか納得してくれません。その度に私は強く不満を感じたり、疑問を抱いたりしていました。

お母さんは「パソコンやタブレットでインターネットは使える環境だよね、スマートフォンで何がしたいのか説明して」と必ず言います。そんなやりとりが何度もあり「無料通話アプリの利用」を勝ち取りました。でも友達が使っている状況とはかなり違います。まず、無料通話アプリをリビングにあるノートパソコンで使っています。お母さんからは、「パソコンも無料通話アプリもユーザーとパスワードを入力して使うもので、とても大切なことだよ」と言われています。最初はめんどくさかったけどIDとパスワードを入れることが習慣になりました。他にも両親のどちらかがいる時、まずは個人チャットだけ、時間は長くしないなどのルールがあります。無料通話アプリは、友達とやりとりができたり、スタンプ押したりとても楽しい!のですが、使い始めて感じたことがあります。それは無料通話アプリをしている時間はあっという間に過ぎているということです。同時にやり過ぎになるのは簡単だなと不安になりました。

また、使っていないことで感じたこともあります。部活動の無料通話アプリグループがあり、その中では連絡も回っているようです。私はグループに入っていないので、週末の練習の割り当て(午前か午後か)が分からず、学校に行ってみたら誰もいなかったことが何度かありました。部活の時間などは部員全てに伝わらないといけない情報であるのに、一部(部員17人中3人が使っていない)の人にしか伝わらない手段で連絡が回ることで、持っていない人が不都合になるのはおかしいです。

他にも学校や部活で友達が「昨日の無料通話アプリのあれってどういうこと?」となどの会話をしていることが度々あります。その時の自分は、会話に入れず嫌な気持ちになるので、自分が友達の立場になった時はこのようなことはしないようにしようと思います。無料通話アプリやスマホだけでなく、いる人みんながわかる会話をすると誰も嫌な気持ちにはならないということを感じました。

「スマホが欲しい!」という気持ちはありますが、持っていない今でも毎日が楽しいです。それはきっと時間を有効に使っているからだと思っています。お母さんの作戦にハマったのかもしれませんが、パソコンを立ち上げるのがめんどうなので、必要な時にアプリを使うということが身につきました。無料通話アプリを使ったことで気づいた「時間の大切さ」やスマホを持たないことで感じたことを忘れずに、有意義な中学校生活を送っていきたいです。

結果発表ページに戻る


ホームページに戻る
Copyright (C) Internet Association Japan