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開催趣旨 | プログラム | お申込み | 入場無料 |
ウクライナ侵攻、中東情勢などをきっかけとした経済安全保障やサプライチェーンの課題、そして急激に利用が進む生成AIとそのサービス活用などDXの進む社会においてインターネットのライフラインとしての基盤性が再認識されています。 国内では、動画配信やゲーム利用のみならず、リモートワークや遠隔授業といった多種多様な利用と、それに伴うインターネットトラフィックの増大に対応し、品質の高い、長時間安定的に利用出来る通信環境を実現するために、IPv6を利用したIPoE接続が急速に普及しました。また、携帯網においても5G化が進んでおり、IPv6対応も進展しています。 国内のネットワーク構成という観点から見ますと、旧来はIPv6/IPv4双方のプロトコルがインターネットのエッジからコアまで提供されていましたが、コアとなるサービス網をIPv6のみで構築し、IPv4インターネットへの接続性をその網上での"サービス"として提供するIPv4aaS(IPv4 as a Service)が広く利用されています。この方向性は、世界的なIPv6利用の動きとも合致しており、例えば米国の大手コンテンツ事業者において、ネットワークの運用コスト低減等を目的とし、コアネットワークをIPv6のみにする等の実装も報告されています。このように、IPv6は多くの環境で、IPv4を置き換えて利用されるようになってきました。 実際の利用状況を見ても、世界各国にサービスを展開している大手コンテンツ事業者の公開統計情報によると、IPv6を利用して接続してくるユーザの割合が45%を超え、50%に近づいています(2024年10月現在)。 技術開発方面でも、標準化団体のIETFにおいて、既にIPv4の改善は止められています。更に、IPv6のプロトコル仕様がIPv4と同レベルの「インターネット標準」となるといったインターネット標準化方面での動きや、国際的なインターネット関連組織であるInternet Society (ISOC)、Internet Engineering Task Force(IETF)、各地域インターネットレジストリや、国連配下の Internet Governance Forum(IGF)、各国政府、経済界、各国における業界団体等におけるIPv6対応の各種施策の進展等、IPv6を取り巻く環境に大きな変化が出てきています。 このような社会情勢において、IPv6への理解をすすめて頂くための機会として「IPv6 Summit in TOKYO 2024」を現地開催およびオンラインのハイブリッドで開催いたします。本Summitにおいては、IPv6技術の動向、IPv6に関するホットトピック等をお伝えします。また、パネル討論等を通じ、IPv6社会実装について、皆様とともに議論できればと考えております。 皆様のご参加をお待ちしております。 |
一般財団法人インターネット協会 IPv6ディプロイメント委員会 委員長 藤崎 智宏 |