インターネット技術シンポジウム 2002
-IT最新技術と標準化の動向-
開催の概要


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資料公開しました
趣旨
 インターネットは既に重要な社会インフラとなりつつあります。2001年度には、家庭の インターネットへの常時接続が急速に普及し、インターネットに基盤を置くさまざまなビ ジネスが活発な展開を始めています。
 このような状況の下で、より多くの人たちがインターネットの最新技術動向を共有し、 またその標準化の 議論へ参加してゆくことがますます重要となっています。本年7月に は、インターネットの技術標準化の中心的役割を果たしているIETF(Internet Engineering Task Force)の会合が横浜で開催され、日本から今までになく多くの人が参 加することになると予想されます。
 そこで、インターネット関連3団体の協力により、昨年に引き続き、インターネット技 術標準化の最新動向についての情報交換を行うシンポジウムの開催を企画しました。

背景
 インターネットの技術規格は、主にIETFにおいて議論され、決定されてきました。そのIETFの最新動向を多くの技術者の間で共有するため、また、より多くの技術者のIETF への参加を呼びかけるため、財団法人インターネット協会(IAjapan)の主導により、国内においてIETF報告会が行われてきました。
 IETF報告会の第一回は、1994年1月にIAjapanおよびインターネットソサエティ(ISOC) 日本支部との共催により行われ、以来、年3回行われるIETFの会議に対して、ほぼ一ヶ月後に実施されてきました。同報告会の趣旨は技術者向けの専門的なテーマを議論するもので、IETFの最新動向や参加の体験等について情報交換が行われてきました。
 1997年からは、インターネット技術研究委員会 [日本学術振興会産学協力委員会](ITRC)、さらに1999年からは、財団法人情報処理相互運用技術協会 (INTAP) も共催団体に加わっています。当初50名程度の参加者からスタートした報告会も、最近は100名から150 名の参加者を得るまでに成長してきました。インターネットの広範な普及に伴い、さらにはIT革命の実現に向け、従来のIETF報告会の内容を充実させるとともに、より幅広い参加者を対象に行うことが必要であるとのインターネット関係各団体の会員の声が強くなってきました。このため、インターネットフォーラム(JIF)の協力も得て、第一回拡大IETF報告会として「インターネット技術シンポジウム2001」を企画し、2001年2月に開催致しました。今回はその第二回に当るものです。
 特に本年7月14日(日)〜19日(金)に横浜において第54回IETF会議が、日本のみならずアジアで初めて開催されることから、今回は特に国内のIT関係者にIETFの重要性を認知して頂き、横浜会議への積極的な参加をお願いすると同時に、今後日本のIT関係者による IETFへの参加を通じて、早い段階からインターネットプロトコルの動向を把握し、積極的にその企画立案等を行って頂くことをお願いして本シンポジウムを開催するものであります。

シンポジウム概要
 会期は2日間とし、第一日目は、IETFにこれから新たに参加しようという人たちを含む、 広い範囲の参加者を対象として、インターネット技術の標準化を広い視野で概観できるよ うにする。
 第二日目は、インターネット関係の技術者向けとして、従来の報告会と同様のIETFにお ける最新技術の動向についての報告、それらの詳細討議に焦点を当てる。


日時:2002年4月23日(火)〜24日(水)

場所:笹川記念会館2階 国際会議場  http://www.sasakawahall.ne.jp/

   〒108-0073 東京都港区三田 3-12-12 Tel:03-3454-5062 Fax:03-3454-5544

主催:インターネット技術シンポジウム組織委員会
(構成団体)(財)インターネット協会 (IAjapan)
      (財)情報処理相互運用技術協会 (INTAP)
      技術標準化推進団体 インターネットフォーラム(JIF)

後援:総務省経済産業省

特別後援:富士通株式会社

協賛: インターネット技術研究委員会 [日本学術振興会産学協力研究委員会](ItrC)
    インターネット・ソサエティ日本支部(ISOC-JP)
    日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)

定員:約400名

プログラム(予定)

第一日(4月23日) 司会:東京大学 名誉教授 和田英一 氏
10:00- 受付開始
10:30-11:00 「主催者挨拶」
早稲田大学 理工学部情報学科教授 後藤滋樹氏
11:00-12:00 キーノート「インターネット技術の新しい使命」
慶應義塾大学 環境情報学部教授 村井純氏
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00
パネルディスカッション
テーマ:「IPv6」

モデレータ:産業技術総合研究所 主任研究員 田代秀一氏

パネリスト:慶應義塾大学 環境情報学部教授 村井純氏
      東京大学 情報理工学系研究科助教授 江崎浩氏
      経済産業研究所 池田信夫氏
      株式会社電通国際情報サービス 熊谷誠治氏
      株式会社インターネットイニシアティブ 技術研究所 山本和彦氏
15:00-15:15 休憩
15:15-16:15 「IETF横浜会議にむけて」
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス助教授 中村修氏
富士通株式会社 システムサポート本部ネットワークサポート統括部担当部長 那須野洋一氏
[資料 (PDF:748KB)]
16:15-17:15 「IETFへのNew Comersオリエンテーション」
富士通株式会社 ネットワーク事業本部 松平直樹氏
[資料 (PDF:4,373KB)]
終了後 懇親会 場所:笹川記念会館 5階 レストラン「菊」
第二日(4月24日) 司会: 東京工業大学 太田 昌孝氏
9:30- 受付開始
10:00-10:30 総括(トピック)
東京工業大学 太田 昌孝氏
[資料 (PDF:928KB)]
10:30-11:30 「Sub IP Areaの歩き方」
富士通株式会社 ネットワーク事業本部IPシステム事業部第一システム部 麻野 克仁氏
[資料 (PDF:72KB)]
11:30-12:30 「非PC系デジタル機器のIPv6最小仕様」
株式会社東芝 研究開発センター通信プラットホームラボラトリー 主任研究員 井上 淳氏
[資料 (PDF:424KB)]
横河電機株式会社 IT事業本部ビジネス開発センター課長 岡部 宣夫氏
[資料 (PDF:100KB)]
12:30-13:30 昼食
13:30-14:10 モビリティに関する動向
東京大学大学院 森川研究室 今井 尚樹 氏
14:10-14:50 経路制御
古河電気工業株式会社 ファイテルネットワーク研究所 IPチーム 武藤 大氏
[資料 (PDF:520KB)]
14:50-15:05 休憩
15:05-16:35 セキュリティ・スペシャル・セッション(IPAプロジェクトより)
- 横浜IETFへのBoF設立へ向けて -
NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) PKI相互運用実験WGメンバー


体制
  1. 組織委員会
    IAjapan(秋草理事長)、INTAP(若松専務理事)、JIF(村井会長)

  2. プログラム委員会(順不同)
    和田(富士通研究所/東京大学)、後藤(早稲田大学)、高橋(財団法人インターネット協会)、
    太田(東京工業大学)、米田(日本テレコム株式会社)、田代(独立行政法人産業技術総合研究所)、
    江崎(東京大学)、熊谷(電通国際情報サービス株式会社)、
    大野(独立行政法人通信総合研究所)、神原(財団法人情報処理相互運用技術協会)

  3. 運営委員会
    後藤(早稲田大学)、田代(独立行政法人産業技術総合研究所)、
    高橋、平岡、松田(財団法人インターネット協会)、真鍋(インターネットフォーラム)、
    神原、小島、今井(財団法人情報処理相互運用技術協会)


参加費

第一日目 講演 主催団体会員 無料
非会員 一般:5,000円 学生:2,000円
懇親会 有料 5,000円
第二日目 講演 全員無料


※受付の混雑が予想されますので、余裕を持ってご来場ください。
※領収書につきましては当日受付にてお渡しします。
 また、領収書の宛名は、お申込者氏名とさせていただきます。
 会社名等の宛名を希望される場合は、お申し込み後its-info@iajpan.orgまでご連絡ください。


参加申込

Web上での事前お申込は締め切らせていただきました。
お席に若干余裕がありますので、参加ご希望の方は会場に直接お越しください。

 *有料ご参加の場合は、当日会場受付まで現金にてお支払いください。領収書をお渡しします。


お問い合せ
インターネット技術シンポジウム運営委員会:its-info@iajapan.org

Copyright(C)2002 Internet Association Japan
インターネット協会事務局
sec@iajapan.org