セキュリティセミナー2007 (Vol.1) レポート
「Inside Share 〜 Shareの解析と可視化システム「Sharebot」の仕組み」


セキュリティセミナー2007 (Vol.1)案内ページ


2007.4.4 IAjapanセキュリティ部会
(株)日立情報システムズ 本川祐治


2007年度1回目のセキュリティセミナは、情報漏えい事件が発生すると、その存在がとりざたされる、「匿名P2Pファイル交換共有システム「Share」」についてeEye Digital Securityの鵜飼 裕司 氏に講演いただきました。
本セミナは、申し込み受付開始2日で満席となり、関係者を含めてIAjapan新橋会場が満席になる盛況ぶりに鵜飼 裕司 氏の著名さと「Share」に対する関心の高さを再認識させられました。
講演は、P2Pシステム概要についておさらいを兼ねて、P2Pファイル交換・共有システム概要を解説いただきました。その後、Shareの解析結果から、Shareのプロトコル概要、暗号アルゴリズムについて解説いただきました。一方、Shareネットワークの解析のために研究開発したSharebotクローラー開発の考え方、プロトコル・コマンドについての考え方と実装について具体的なフロー図やコードを示しながら解説いただきました。Sharebotは米eEye Digital Securityのサイトからダウンロードできます。実際にダウンロードしShareネットワーク解析を自らトライアルしたい利用者の為への実層方法についてご説明いただきました。
聴講者にはセキュリティの研究者も多く活発な質疑応答が行われました。

以上


講演資料: pdf (1.02MB)  photo01



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