実装の導入では、いくつかの代表的なMTA(Message Transfer Agent)で迷惑メール対策を行うことを想定して解説を行います。
Milterとは、「Mail Filter」の略称です。これはsendmail機能拡張のための実装で、APIとして提供されています。この機能を用いるとsendmailのソースコードに手を加えず、外部プログラムによって処理を追加することができます。あらゆることに対応できるわけではありませんが、このような分離された実装は保守性向上に役立ちます。【実装の導入 Sendmail編より抜粋】
実装の導入 Sendmail編 | sendmailで迷惑メール対策を行う場合の導入例です。 |
実装の導入 postfix編 | postfixで迷惑メール対策を行う場合の導入例です。 |
SPFとsid-milterの導入 ―― Solaris 10での実例 |
Solaris 10におけるSPFとsid-milterの導入を実例でご紹介します。 |
DKIMとdkim-milterの導入 ―― Solaris 10での実例 |
Solaris 10におけるDKIMとdkim-milterの導入を実例でご紹介します。 |
Submissionポートの適切な設定について | SMTP AUTHを用いて送信者の認証を行うための設定について解説します。 |
【qmail について】 qmailは、現在、作者によるサポートが途絶えており、公式なサポートと見なされるものが存在しません。非公式なパッチは存在しますが、その妥当性に関する議論も存在するようです。このような事情を鑑み、迷惑メール対策委員会としては、qmailを推奨はできかねると言うのが実情です。特にqmailの使用にこだわる必要のない方は、他のMTAへの移行をお考えください。
▼ 外部にある有用な資料
Solaris 10におけるSPFとDKIMの設定に関する資料へのリンク | 2007年3月に実施された「NSUG Solaris 10ナイトセミナー(vol.8) 〜迷惑メール対策と送信ドメイン認証の実現〜 SPFを設定するぞ!!」で使用された資料ページへのリンクです。 → NSUGの解散に伴い、本サイトにて再掲いたしました。(2008年3月) |