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表紙
まえがき
インターネットのトラブル事例
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インターネットに関する法律
用語解説
インターネットおさらいチェック
家族で少し努力してみましょう
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●アバター
 ネットにおいて、もう一人の自分として表現するためのキャラクタのこと。体型・髪型・服装などを選択して、自分の好みで作ることができる。


●架空請求メール詐欺
 身に覚えのない通信利用料やウェブサイトのコンテンツ利用料金を請求する内容のメールを送りつけ、お金をだまし取る行為。アダルトサイトの利用料やオンラインショップの商品代金など名目はさまざまで、債権回収者をかたって架空の債権の請求を行うなど、手口が巧妙なものもあり、被害が増大している。


●コンピュータウィルス
 コンピュータの正常な動作を妨害したり、ファイルを壊してしまったりする悪意のあるプログラムのこと。ウィルスによって、コンピュータが正しく動作しなくなった状態を「感染」という。ウィルスは、ネットワークやUSBメモリなどを通じて他のコンピュータにも感染を広げる。ウィルス駆除と感染予防のためには、ウィルス対策ソフトの利用が効果的。


●肖像権
 承諾なしに、みだりに容貌・姿態を撮影したり公開されたりしない権利。本人の許可なく、その顔や容姿などを撮影したり、その写真をウェブページなどで公開したりすることは、肖像権の侵害にあたるとされる。


●ねずみ講
 一人の加入者が二人以上を勧誘して加入させることを前提として、後順位者が先順位者に支払う加入金によって「必ずもうかる」と約束する組織のこと。「ねずみ講防止法」で禁止されている行為。
 実際にはもうからないもので、「楽してお金がもうかる」というような話は、何かおかしい、と考えるようにするとよい。



●ネット依存症
 メールのやり取りや掲示板、チャット、オンラインゲームなどに異常に執着し、ネットのコミュニケーションに多くの時間を費やし、日常生活に支障が出るような症状のことをいう。


●ファイル交換ソフト
 インターネットのユーザー同士で直接ファイルを交換するためのソフトウェア。音楽データや画像データを簡単にやりとりできるとして、急速に普及した。市販の楽曲データの交換も容易に行えるため、著作権の侵害が頻繁に行われるとして大きな問題となっている。代表的なものにWinny(ウイニー)があり、最近では、Share(シェア)も登場している。


●フィッシング
 魚釣り「fishing」と手法が洗練されている「sophisticated」から造られた「Phishing」のカタカナ表記。著名企業の公式メールを装ったメールをユーザに送りつけ、その企業の公式サイトに似せてURL表示まで偽装したニセのサイトにアクセスさせた上、クレジットカード番号や個人情報を入力させてだまし取るという手口の詐欺。こうしたメールが届いて不自然さを感じた場合は、安易に指示通り画面入力することなく、その本物のサイトの問い合わせ窓口に確認するとよい。


●フレーミング
 掲示板やチャットで、他の参加者をはげしく批判したり、相手を挑発するような発言したりすること。または、そのような書き込みから発展した、激しい言い争いのこと。掲示板やチャットでは、表情や口調がわからないため、ちょっとした言葉の行き違いや意見の食い違いなどから、フレーミングになってしまうことがある。


●ブログ
 「Web log」(ウェブページの履歴の意味)。日記形式のウェブページのこと。簡単に作成できるので便利だが、他の人がコメントを書き込んだりすることもできるため、誹謗中傷やアダルトサイトへのリンクが書き込まれたりすることもあり、初心者トラブルも多くなっている。


●SSL(エスエスエル)
 Secure Socket Layerの略。サーバとブラウザとの間の通信を暗号化するためのプロトコル(やりとりの約束事)。このプロトコルを利用することで、プライバシーにかかわる情報やクレジットカード番号などを安全にやりとりすることができる。SSLによって安全なデータ交換を可能にしたHTTPプロトコルはHTTPSと呼ばれ、対応したウェブページのURLの先頭には「https://」と表示され、ウェブ画面の下に「鍵がかかったマーク」が表示される。これを実現するために必要なサーバ証明書を発行する企業は、サイト運営者の存在を確認するので、ショッピングをする際の信頼の目安になる。


●2ちゃんねる(にちゃんねる)
 日本において最大規模を誇るインターネット掲示板の集合サイト名。様々なテーマの掲示板がある。ボランティア的に運用されているので、誹謗中傷的な書き込みが問題視されることが多い。



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