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−迷惑メール対策編−
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Outbound Port25 Blockingの意義と今後の迷惑メール対策
・導入の経緯
・導入前の準備
・お客様の反応
・実施した効果
・まとめと今後との取組み/おわりに
携帯電話における迷惑メールとの戦い
逆引きの経験談
■ 3. 導入前の準備       

Outbound Port25 Blockingの詳細な仕組みについては別に記載されていますので省略しますが、ここでは導入前に検討した事項などについて簡単に記載します。

Outbound Port25 BlockingはISPのメールサーバを経由せずに、動的IPアドレスから直接配送されるメールをブロックするため、迷惑メールの送信防止としての効果は高いですが、一方で、ISPを複数契約してインターネット接続とメール利用のISPを使い分けている場合や、ダイナミックDNSなどの技術を利用して自分でメールサーバを運用しているお客様が影響を受ける場合があります。

対策としては、Message Submission Port(ポート587)の普及と利用、WAKWAKのメールサーバを経由したメール送信があり、事前に以下の対策を実施しました。

  • WAKWAKの全てのサーバをポート587対応とし、かつ、SMTP認証を必須化。
  • 他社のメールを利用していたお客様がWAKWAK経由に変更されることを想定し、機能を拡張(1通のメールサイズを20Mまでに拡張、メールボックスを50Mに拡張、など)。
  • お客様の設定変更をガイダンスするためのFAQの充実、カスタマーサポート要員の研修などを実施。

また、設定変更が必要となるお客様に対して、迷惑メールの問題点や対策の必要性を認知していただき、かつ、設定変更に時間的余裕が持てるように、以下を実施しました。

  • 実施の約2ヶ月前からアナウンスを開始。
  • 電子メールによる案内を3回、ダイレクトメールによる案内を1回実施。
  • カスタマーサポート要員を増員し、専用のフリーダイヤルを開設(実施前後の一定期間のみ)。

また、その他にもASP事業者などの他社がポート587に対応していくための支援や、ポート587に対応している事業者を随時FAQで紹介するなど、お客様だけではなく、業界全体で効果を発揮できるように取り組んでいます。

 

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